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恋しい小説コミュのワタユメ…番外

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その後のハルちゃん***


私、西藤ハル。
かぁぁぁ。
ぅ〜。未だに慣れません。
でも。
毎日ウキウキ。
慣れない家事も、安史さんは大目に見てくれる。
すごくシアワセ。
すごくすっごく。
今日は、リビングにお花を飾った。
だって、春だもん。
勝手知らない土地でも…結婚を機に東京にお引越ししたから。
お花屋さんは、即キャッチ!
久しぶりだから、可愛い花にしよう。
木々の先には、ふっくらピンクの蕾。
そろそろ桜が彩りはじまる。
春、大スキ!

「ただいま」
「おかえりなさいっ」
「ハル…ハクッション、クション。…ハル、もしかして、お花買った?」
「はい。買いました」
「…クションクションハックション!ハル〜〜〜」
「…あっ!」
「思いだ…クション!…した?」
忘れてたぁぁぁ。
安史さん。
結婚式後に、「花粉症デビュー」しちゃったんだった。
お部屋、お花でいっぱい…。
「ハル。ひとまず、ティッシュくださ…クション」
「はい〜〜〜」
箱ごと渡して、お花たちは私のお部屋に一時避難。
窓を開けて、空気の入れ替え。

「…ごめんなさい」
「いいよ」
撫で撫で。
ティッシュ箱とは反対の手は、私の頭の上。
これからは、気をつけなきゃ!
「ハックション!」
「きゃーーー」
どうやら、花粉まみれの様子な私。
当分そばには、いれないみたいです。

「ハル」
「はい…」
お鼻を真っ赤にした安史さんが、叫んでます。
「……よ」
かぁぁぁ。
久しぶりに真っ赤になりました。

花粉症の安史さん。
『春のお花はハルだけでいいよ』って。
キャッ!
新婚ひとつき、順調です。

               Fin.

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