資産運用の寺子屋コミュの投資とギャンブル３

前回は期待値の話をしました。
期待値がテラ銭を上回れば確率的には常に勝つことが可能だといいましたが、これはあくまで確率的な話です。つまり、数回やったくらいでは負け越すこともあります。ところが、人間って弱い物で、みんなすぐに結果を出したがります。

コントロールっていうのは、テクニカルな問題ではなくて精神的な問題です。ギャンブルで考えた場合、コントロールができてない人は負け越してくると一気に大きな勝負に出たりします。これ、大変危険です。一回負けたら終わりだから。せっかく期待値を上げても、コントロールが出来てないと無駄になります。

株式投資は怖いという人がいます。そういう人は単純にコントロールを知らないからだと思います。例えば、1000万円の国債買う方が、10万円の個別株買うよりもリスクあると思います。
いくら株式が危険だからって、小額で投資してれば何も怖いことはありませんから。危ないのは、のめりこんで分不相応なポジション取ることです。極端な言い方をすると、コントロールが出来ない人は何をやっても危険です。

以上まとめると、期待値とコントロールを考えながら投資というギャンブルに望んでいくのが正しい姿勢かな？とか思います。ただ、万事の体制をしいても確率的に失敗することはあります。これは、悲しいことですけれとも受け入れなければいけないことです。生きるって、そういうことなんだと思います。

ただ、気休めかにしかならないかもしれないですが、結果はわからないからおもしろいんだと思います。すべての結果がわかっている、いいかえると、何十年後に経済はこうなって世の中はこう変わるとかわかってたら、たぶん勉強なんてしなくなると思います。それって、退屈じゃないですかね？先がわからないで、勝ったり負けたりする所におもしろさがあるんだと思います。人生と同じですね。