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平出隆コミュの10月11日に世田谷美術館で講演会

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世田谷美術館で開催される ダニ・カラヴァン展関連企画として、平出隆さんの講演会「丘・パサージュ・階段―《ベンヤミンへのオマージュ》をめぐって」が開催されます。

日時: 2008年10月11日(土)14:00〜
会場: 世田谷美術館 講堂
定員: 150名(当日先着順)
参加費: 無料


    http://www.setagayaartmuseum.or.jp/

コメント(2)

世田谷美術館のダニ・カラヴァン展の関連企画イベントの最後を締めるのは、世田谷美術館の酒井忠康館長と旧知の間柄の平出隆氏による講演会です。

ベルリンの裕福なユダヤ人家庭に生まれた思想家、ヴァルター・ベンヤミン(1892-1940)は、ナチスから逃れてアメリカに亡命しようとしてピレネーの山越えを図り、スペインとフランスの国境の街ポル・ボウで捕らえられ自殺しました。そして、そこの共同墓地の563番に埋葬されました。
そのポル・ボウの地中海に面した共同墓地に隣接し海へと続く断崖に、イスラエルの環境彫刻家、ダニ・カラヴァンによってベンヤミン追悼のモニュメント《パサージュ ヴァルター・ベンヤミンへのオマージュ》(1990-94)が造られ、それは彼独特の錆色の鋼鉄製のトンネル状通路が崖を切り開いて、87段の階段となって海まで続いていくものです。そして18段を残したところでガラスの壁に遮断されますが、そのガラスにはベンヤミンの以下の言葉が書かれています。

《有名な人びとよりも、名もない人びとの記憶に敬意を払うほうが難しい。 歴史の構築は、名もない人びとの記憶に捧げられる。》(ヴァルター・ベンヤミン)

ただし、平出隆がベンヤミンのこの<ありきたりとも思える>言葉をわざわざダニ・カラヴァンが選んだことの意味について、「この『有名な人びと』にはベンヤミン自身をも含む、二重の言葉になっている」ことであると、近年理解を深化させたといいます。

関連書籍
平出隆著『ベルリンの瞬間』
平出隆著『遊歩のグラフィスム』


この《パサージュ》を含むダニ・カラヴァンのモニュメントの多くには、<よい>階段が作られているといます。
階段研究者・平出隆による<よい>階段とは、
60<D+0.135×Hの二乗<70 という式が当てはまるそうです(参照:ウィキペディア「階段」H:蹴上,D:踏みづら)。
出張で地方へ来ていなかったら行きたかったです。
とても残念です…。

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