Disc2は歌手として、女として美しく通り過ぎた岐路を描くと良い。1曲目はいま目覚めた子供のように。まさに、生まれ変わる事を提示した歌詞に、ソウルフルで爽快なリフが進行するオープニングに相応しい1曲である。前半にゴキゲンなロックを集め、DANCIN’ IN THE RAINで緊張感をはり、ラストソングで緩和させ後半をバラードやブルースで流す。最後に夜へ…を持ってくると、百恵らしく神秘的に幕が閉じる。これがディープなファン層にウケる最適な策ではないかと考える。ブックレットに完全記録山口百恵の写真を幾つか載せると最高である。