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チェコ・アヴァンギャルドコミュの『夜のダイヤモンド』上映会のお知らせ

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以前もこの場をお借りしましたが、
また宣伝させてください。

かつてATGで上映された『夜のダイヤモンド』の
DVD上映会を開催いたします。

『夜のダイヤモンド』Demanty noci(1964年)
チェコ人ヤン・ニェメツJan Nemec監督

70分くらいの、ある意味「リアリスティック」な映画。
台詞はほとんどなく、映像そのものが語ってくれます。
例によって日本語字幕はないのでパンフを用意します。

場所は、ギャラリー「アーキペラゴ」
http://www.archi-pelago.net/gallery_archipelago.html

2006年11月11日
15時と17時の二回。

小さなギャラーということもあり、
予約制にするので、鑑賞ご希望の方は
ぼくの方まで人数と時間をお知らせください。

また、場所は非常に分かりづらいので、
HPで地図を確認してくださいませ。

コメント(3)

パンフレットの内容がおおよそ決まったので
お知らせします。

フィルモグラフィー
監督紹介
ちょっとしたあらすじ
監督インタビュー(翻訳)
作家論(翻訳)
映像論
原作者ルスティクと映画の関係

多少の変更はあると思いますが、
大枠はこんな感じです。
映画についての情報を少し紹介させてください。

<監督紹介>
ヤン・ニェメツ Jan Nemec。チェコ人映画監督。1936年、プラハ生まれ。1960年にプラハ映画学校卒業。
在学中は1940年代から1950年代にかけてチェコ映画界を牽引したヴァーツラフ・クルシュカ(Vaclav Krska)のもとで学んだ。
クルシュカは作家のスタイルと重視する教育者であった。ニェメツは初期の頃から、いわゆるリアリスティックな手法は用い
ず、アルノシュト・ルスティク(Arnost Lustig)の小説を映画化した『夜のダイヤモンド』Demanty noci(1964年)では、
ナチスの輸送列車から逃げるユダヤ人の青年達の、メンタリティーを描こうとした。その後、『愛の殉教者』(1966年)と
『宴会と客』1966年)を撮ったが、これらの脚本は両方ともエステル・クルンバホヴァーと共同で書いた。『宴会と客』は、
当局とのさまざまないさかいの末、結局1973年に「永遠に公開禁止」となり、ニェメツは1975年にチェコを出た。



<あらすじ>
二人のユダヤ人の少年が、収容所から収容所へと送られる貨車から、チェコの国境近くで脱走する。二人はプラハを目指して、
山の中を飲まず食わず逃げ続けるのだ。飢えと疲労でふらふらになった彼等は、途中ドイツ領の農家でどうにも我慢できずに
一片のパンを乞う。少年は密告を怖れてその農婦を撲殺使用と思うが結局は殺せない。だがそのために彼等はドイツの民間監
視隊に山狩りをされて捕まってしまう。もはや決してプラハに辿りつけなくなった彼等は、刻一刻命を刻まれる思いで最後の
断が下るのを待たされるのだ。(20頁)

<みどころ>
 第一点は、この映画が記憶(過去)や願望(未来)など少年の想像上の体験を、現実(現在)の体験と全く同等のリアリティ
を持って混織しているところである。(…)
 第二点は、その映像感覚、カメラ・ワーク、異様なイメージを創りだす演出力が抜群に優れていることである。(…)
 第三点は、ほとんど度を越しているために、それが緊迫した表現にまで転じている禁欲的な音プランである。(21−22頁)

松本俊夫――映画評論、1966年12月号、チュコ映画「夜のダイヤモンド」について――より引用

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