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刀装具(鍔鐔,縁頭,小柄,笄,目貫)コミュの柄、鞘、鮫

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コメント(25)

まず自分から
梅花鮫(かいらぎざめ)研ぎ出し鞘

南洋に生息するエイの一種の皮を巻漆を塗って研ぎ出したもの。
その模様が、梅の華ににていると珍重される。
江戸時代は非常に高価な物だったようだ。
何よりも研ぎ出す手間が大きくいまだに制作すると非常に高価
画像は鞘と、鞘に巻く前の皮を正面からと、斜めから。


このトピは出来たら塗師、柄巻師の方々に、基本の塗りから、変わり塗り、柄巻の種類などをお願いしたいです。
鮫の続きということで。。。

これは普通の柄鮫ですが、亀甲型にカットした物を張り詰めてあります。
もしこんな仕事が来たらと思うとゾッとしますねげっそり

上の梅花皮鮫鞘は↓で工程を紹介しています。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=7605286&comm_id=923615
>Black glasses氏
亀甲とは・・・素晴らしいですね。いつか注文しますw
実戦用の拵えを求める人に参考に。

長目貫どころか、縁から頭まで漆を塗った鉄板が入れて有ります。
鉄板の下は牛皮のようです。
柄頭は肉厚の鍛鉄地に波紋をほり、抜き手穴を開けて有ります。
柄糸は堅く組んだ木綿紐を平巻にしてアリ、良く使い込んだ跡があります。

持つとずっしりと重い柄で、
識者いわく、講武所拵えの一種ではないかという事です。
少なくとも幕末動乱期の柄でしょう。
うおー、凄いexclamation

こういう柄もやっぱりあるですねわーい(嬉しい顔)

つい、最近、柄が折れたり割れない用に鉄板で巻いたら…とか考えた事がありましたあせあせ

良いなぁわーい(嬉しい顔)わーい(嬉しい顔)わーい(嬉しい顔)
実戦用といえば、これ
一般武士ようの薩摩拵えのつか
前から、シンプルな感じのは好きでしたが、最近、こういう感じの武骨な実戦的な物好きになりましたウインク
菊紋鮫研ぎ出し鞘

これは古いものでわれたりしていますが、菊紋鮫の参考に。
本によっては菊綴鮫と書かれた物も有りますが、菊綴はチョウザメの事ですから、間違いだと思います。
上の訂正
どうもチョウザメをキクトジとする方が間違っているようです。
これはまさに鮫鞘の宝石箱やぁ〜+*:.。.*:+☆

一本を4種類二塗り分け、大小逆になっています。

差表上から

?海子?パッパ?それともカイラギ?
?何かの骨???
?柳鮫
?縮緬

間違ってたらご指摘を!
ちなみにこの大小鞘は一分刻鞘の替鞘となっています。
おお、柳鮫の画像始めて見ました。

実物見て見たいですね。
蝶鮫・柳鮫研ぎ出し鞘

蝶鮫(キャビアがとれるやつ)の鱗の研ぎ出しはまれに見かけるが、この鞘のように触角を付けて有るものは始めて見た。
触覚は角のようです。
鮫鞘には透き漆を塗ると耳に致しましたが、やはり降雨には非常に弱いみたいですね。
透き漆を重ね塗りしていったとしても、表面が黒く変色してしまうそうで…。

薩摩拵は牛皮や馬皮に漆をかけ、内反りの長めの柄に仕上げるのが特徴のようですが、独特で興味深いですね!
蝶鮫の研究(キャビアの生産販売)をしている人に聞きました。

使用されるチョウザメの鱗は学名アシペンサー・メジロストリス・ミカドイと呼ばれる北日本からサハリンに分布していたチョウザメの鱗です。
現在日本では絶滅(世界でも稀少)しています。

との事で、非常に貴重なものである事が分かりました。
輸入ものだとばかり思っていたら、日本に生息していたのですね。
蝶鮫に似た鱗をもつシロチョウザメの皮を送って頂きました。
小さい個体なので黒い、大きくなると白くなる。

皮を剥いだままの黒い皮。

表面のヌルヌルをタワシでこすって落とした所。

で、鱗
金梨地蒔絵

固山宗次のこしらえ
画題が何か分かる人よろしくお願いします。

伊勢神宮の紋ですね。裏の人物は佩刀してないので、神官にも見えるけど
地の連続した図柄は、私の業界ではショッコウと呼ばれています。
字が分からなかったので蒔絵の師匠に聞いてみた所、


「蜀江 と書きます。三国時代の蜀の染め物の文様に由来する。裏は源氏物語でしょう。仏壇にもたまにあります。内容は詳しく知りません。ちなみに人物がらや、歌枕(和歌を題材とする)は知識と教養を背景としています。この図柄は適当に使い回された物であろうと思われます。」

とのことでした。。。
鞘塗りにも季節による向き不向きがあると聞きました。大気の湿度によって、乾燥にかかる時間に差が出るからだそうです。やはり湿度が低いほうが乾きが早くてきれいに仕上がるのでしょうか。この10月という季節はどうなのでしょう。
専門外ですが、
「湿度が低いほうが乾きが早く」は間違いだと思います。
漆は乾くと言うよりも、空気中の水分と結合して、硬化する物なので、
どちらかというと、湿度が低い方が乾きにくい」言えるのではないでしょうか。
なるほど、漆にはそういう性質があるのですか。また一つ勉強になりました。

居合刀の鞘などは、量産の効く季節に大量に作り置きをしておくという話を聞いたものですから。
でも量産品の居合刀の鞘などはウレタンなどの化学樹脂でしょうから、やはり湿度が低い方が乾きが早いのでしょうな。
鮫皮です。


刀剣の柄や研出鞘などに使われる鮫皮
実は鮫ではなく、エイの一種です。
アカエイ亜科オトメエイ属ヒマンチュラ・ブリーカーリ
Dasyatinae/Himantura bleekeri
というものだと思われます。調査中
ネット上ではDasyatis bleekeriとする所があるのですが、そのような学名の魚はいないのです。

鮫皮の説明に全体像が欲しいと思い、鮫皮を輸入している業者に全体の干物はできないかと
無理を言って作っていただきました。

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