【邵氏兄弟】ショウ・ブラザースコミュの香港カルトシネマ・フェスティバル上映

東京のシアターN渋谷で、10月18日（土）～24日（金）で、香港カルトシネマ・フェスティバルが開催されます。

上映作品
1.「魔デビルズ・オーメン」原題：魔 1983 年
監督：カイ・チーホン出演：フィリップ・コー、ワン・ロンウェイ
香港カルト・ホラーの中でも世界的に評価が高い、香港の“石井輝男”ことカイ・チーホン監督の代表作。キックボクサー VS 黒魔術師という、あっと驚くストーリー展開とグロデスクな怪物等、まさにカルト・ホラーの真髄である。
キックボクサーのチャン・ホン（フィリップ・コー）は、殺されそうになったところを謎の仏僧に助けられる。その日を境に身の回りに不思議なことが起こり、導かれるままにある寺に向かったチャン・ホンは、生き仏の僧を見つけ、その僧から実は前世で二人は兄弟であり、僧が生前戦った黒魔術師の呪いがお前にも襲いかかっているという。かくしてチャン・ホンは呪いを解くために黒魔術師と戦うことになった・・・

2.「邪ゴースト・オーメン」原題：邪 1980 年
監督：カイ・チーホン出演：タニー・ティエン、チェン・ズーチャ
香港の“石井輝男 ”ことカイ・チーホン監督が描く、幽霊話的サスペンス。日本の怪談噺のような恐怖に、クライマックスの除霊シーンで踊りまくるエロティックな裸女の踊りに圧倒されながらも、あっと驚くエンディングが用意されている不思議な作品。
資産家の娘で病弱のサウイン（タニー・ティエン）は、夫のヤンが使用人たちを辞めさせ、自分にもひどい仕打ちをすることに心痛めていた。ある日、リャン（チャン・ズーチャ）という娘が、昔世話になったと言って、サウインを手助けする。ヤンの仕打ちを見かねたリャンは彼を殺害するが、サウインは罪の意識に苛まれて死んでしまう。だが、それはヤンが資産目当てに仕組んだ芝居だった。喜ぶ二人の前に、今度はサウインの霊が現れた…

3.「如来神拳　カンフーウォーズ」原題：如来神掌 1982 年
監督：テイラー・ウォン出演：イー・トンシン、アレックス・マン
香港のコミック原作として有名な「如来神掌」を映画化したファンタジー・カンフー・アクション。チャウ・シンチー監督・主演『カンフーハッスル』の元ネタのひとつであり、武侠にカンフーとファンタジーを織り交ぜた内容になっている。
龍剣飛（イー・トンシン）は愛する明鶯を政略結婚のために奪われ、彼女の婚約者に戦いを挑むが負けてしまう。剣飛は謎の怪鳥に助けられ、 20 年前に江湖から姿を消した如来神掌の使い手、漢魂（アレックス・マン）の前に連れて行かれる。漢魂は剣飛を無理やり弟子にして如来神掌を教える。上達した剣飛は目の見えない漢魂のために、大きな力を持つ金龍子を探しに行く。そこで玉華と玉娟の女侠と出会うが、彼女たちの師は漢魂と因縁があった・・・

4.「少林拳対五遁忍術」原題：五遁忍術 1982 年
監督：チャン・チェ出演：チェン・ティエンティー、チャーリー・チャン
『レッドクリフ』を監督したジョン・ウーの師匠であるチャン・チェが、中国の武術家と “火”“水”“木”“金”“土”と５つの忍術を使う日本の忍者軍団との戦いを描いたカンフー・アクション。香港映画お得意のアクロバティックなアクションは驚きの連続。
袁と康の武術二大流派が覇権を争っていたが、康は助っ人に日本の武士、桑田を試合に出すが桑田は負ける。だが、その負けを知った桑田の師で忍者の王、剣淵（チャーリー・チャン）は、袁に果たし状を送り、袁一派は、剣淵が率いる忍者部隊に殺されてしまい、ついには蕭天豪（チェン・ティエンティー）一人だけとなってしまう。剣淵は康一派も殺害し、中国武術の盟王になろうとしていた。天豪は、忍者の術を知る楊に弟子入りし、特訓を開始する。

5.「新死亡遊戯　七人のカンフー」原題：新死亡遊戯 1975 年
監督：リン・ピン出演：ブルース・リィ（ホー・チョンドー）、ムン・ピン
ブルース・リー亡き後、多くのそっくりさんスターが登場したが、その中でもいちばん有名だったブルース・リィことホー・チョンドー主演『死亡遊戯』のパクリ映画。本家の公開前に作られ、日本でも 1977 年に劇場公開されて以来、 30 年ぶりにそのベールが開く。
ブルース・リーが死に、映画界は第二のブルース・リーを探していた。その白羽の矢が立ったのは、大学生のリィ（ホー・チョンドー）だった。恋人からもチャレンジを促されたリィは、映画会社と契約し、第二のブルース・リーとして映画出演する。その映画とは、暴漢に襲われた男からあるものを預かった青年が、トラブルに巻き込まれた揚句、恋人を誘拐され、助けるために五重塔に登って階ごとに登場する武術家と戦うストーリーであった。

http://www.theater-n.com/movie_cult.html

チケットぴあで前売り1200円で発売中。
10月18日（土）13：15の回に映画評論家の宇田川幸洋さんのトークショーあり。