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ワーグナーのコミュニティコミュのエルルのイースター・フェスティヴァル開幕

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本日2018年3月29日エルルのティロラー・フェストシュピール(Die Tiroler Festspiele Erl)のイースター・フェスティヴァルが開会した。私の知る限り今年が最初で、3月29日と31日に「パルジファル」、そして30日にバッハの「マタイ受難曲」が上演される。本日の「パルジファル」は指揮 グスタフ・クーン、総プロダクション アンジェロ・ディ・モンテグラール、美術 ペーター・ハンス・フェルツマン、衣装 カリン・ヴァルテンベルガー。主な配役はアムフォルタス 2015年に新国立劇場の「ラインの黄金」を歌ったトーマス・ガゼリ、グルネマンツ パーヴェル・クディノフ、パルジファル フェルディナンド・フォン・ボトマー、クリングゾル 2014年にNHK音楽祭でヨカナーンを歌ったらしいミヒャエル・クプファー=ラデツキー、クンドリー ニコラ・ベラー・カルボーネ。
パルジファルが多少弱いと感じたが、総じて素晴らしい演奏だった。特にパーヴェル・クディノフは声量もすごく、この公演の主役のような歌いぶりだった。昨年ここの「神々」でアルベリッヒを歌ったガゼリも自信に満ちた歌いっぷりで迫力十分。1991年にバイエルン州立劇場のオペラスタジオに入ったというのである程度の年齢に達しているニコラ・ベラー・カルボーネは舞台映えがし、近年観たクンドリーでは最もこの役に適した歌手だ。声量、技巧ともに素晴らしいし、色気も十分。演出は自制のきいたもので、奇をてらったものでない。一つ余計だと思ったのは、白い衣装のバレリーナ。まず白鳥として登場し、パルジファルに射殺され、その後も事あるたびに出てくる。演出の良さ、歌手の良さを総合して評価するとこの何年かで観たベルリン・ドイツ・オペラ、ベルリン州立劇場、METの中で最も充実していたのがこの日の公演だ。クーンに鍛錬されたオーケストラも素晴らしかった。
今回フェストシュピールハウスで初めてワーグナーを観て気が付いたのだが、この劇場はワーグナーの上演を考えて作られていたのだ。今までここではロッシーニ(「ギョーム・テル)と「セミラーミデ」のオペラしか観ていなかったので気づかなかったのだが、ワーグナーの演奏を行うときはオーケストラ・ボックスが客席から見えないように覆いがかけられるようになっていたのだ。従って客席が暗くなると拍手無しに演奏が始まる。また観客のマナーが良く、カーテンが閉まり、余韻が続いてから拍手が起こる。このフェスティヴァルのカーテン・コールではオーケストラも出てくる。今回はオーケストラ・ボックスの前に楽団員が出てきて盛んな喝采を受けた。現在の「リング」はパッション・フェストシュピールハウスで今年までの上演だ。こちらの劇場にはオーケストラ・ピットが無いので、オーケストラは舞台の後ろに陣取る。そのためグスタフ・クーンの歌手へに指示はテレビ・モニターを通してとなる。今年の「タンホイザー」もパッション・フェストシュピールハウスでの上演なので、同じ形式になると思われる。ちなみに来年は1613年に始まった受難劇の上演が5月26日から10月5日までの土日にある。次の「リング」はぜひフェストシュピールハウスで行ってもらいたいものだ。
なお本公演には第2グループの第2の花の乙女に渡邉美智子さんが出演している。彼女は「リング」にもヴェルグンデやオルトリンデとして出演している、グスタフ・クーンの信頼あついソプラノのようだ。今回もしっかりした歌いぶりであったし、プログラムにも経歴がきちっと載っていた。エルルは私の毎年行く音楽祭になってきた。「リング」の時(昨年はラインの乙女は全員日本人)は何人か日本人を見かけるが、今日は私一人。

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