![[dir] 天文学・天体/宇宙物理学](https://img.mixi.net/img/basic/common/noimage_comm76.gif)
管理人さん、トピ建て失礼します。
最近、朝日新聞出版から刊行されました。
全50号の予定みたいです。
http://
このコミュの趣意に合っていると思いトピを作ってみました。
話の切欠作りになればと思います ﾖﾛｼｸ (o・ω・)人(・ω・o) ネ！
最近、朝日新聞出版から刊行されました。
全50号の予定みたいです。
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このコミュの趣意に合っていると思いトピを作ってみました。
話の切欠作りになればと思います ﾖﾛｼｸ (o・ω・)人(・ω・o) ネ！
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コメント(46)
「週刊地球46億年の旅」2014-08-03号
第25号：大西洋の誕生
中生代（１億7000万〜6600万年前）
（1年に換算すると）12月18日〜12月26日
73章：大西洋の誕生
超大陸パンゲアが分裂し大西洋が生まれた
↳大西洋は他の大洋より0.2％塩分が濃い。蒸発した水分が貿易風によって太平洋に運ばれてしまうため。
74章：恐竜の多様化
個性的な恐竜たちが地上の隅々まで支配した
↳多様化は恐竜時代の初期から始まっていた。
75章：白亜紀の気候変動
史上最大級の温室地球が出現した
↳炭素循環システム：激しい火山活動によって大量の二酸化炭素が噴出。それは雨や地下水に溶けていく。ほとんどが海底に堆積する。地下に沈み、地中の熱によって再び二酸化炭素として大気に放出する。このシステムによって極端な寒冷化・温暖化を防ぎ、環境を一定に保つ。
（図解）炭素循環システムを狂わせた地球内部の“暴走”
↳白亜紀の超温暖化は、巨大なマントルの上昇流（スーパープルーム）が考えられる。
（写真）バイカル湖の氷
ロシアにあるバイカル湖は、世界最古で、世界一の透明度であり、世界一深い湖である。冬になるとエメラルドグリーンに凍る。透明度の高い水質は、凍ると青い光だけを通すようになり、光の加減で青さが変わる神秘的な美しさを見せる。
第25号：大西洋の誕生
中生代（１億7000万〜6600万年前）
（1年に換算すると）12月18日〜12月26日
73章：大西洋の誕生
超大陸パンゲアが分裂し大西洋が生まれた
↳大西洋は他の大洋より0.2％塩分が濃い。蒸発した水分が貿易風によって太平洋に運ばれてしまうため。
74章：恐竜の多様化
個性的な恐竜たちが地上の隅々まで支配した
↳多様化は恐竜時代の初期から始まっていた。
75章：白亜紀の気候変動
史上最大級の温室地球が出現した
↳炭素循環システム：激しい火山活動によって大量の二酸化炭素が噴出。それは雨や地下水に溶けていく。ほとんどが海底に堆積する。地下に沈み、地中の熱によって再び二酸化炭素として大気に放出する。このシステムによって極端な寒冷化・温暖化を防ぎ、環境を一定に保つ。
（図解）炭素循環システムを狂わせた地球内部の“暴走”
↳白亜紀の超温暖化は、巨大なマントルの上昇流（スーパープルーム）が考えられる。
（写真）バイカル湖の氷
ロシアにあるバイカル湖は、世界最古で、世界一の透明度であり、世界一深い湖である。冬になるとエメラルドグリーンに凍る。透明度の高い水質は、凍ると青い光だけを通すようになり、光の加減で青さが変わる神秘的な美しさを見せる。
「週刊地球46億年の旅」2014-8-10号
第26号：鳥類 大空を目指す！
中生代（１億5000万〜6600万年前）
（1年に換算すると）12月20日〜12月26日
76章：羽毛恐竜の誕生
羽毛を持ったとき、新たな進化が始まった
↳羽毛は繁殖行動のためのもの。カラフルな羽毛で異性にアピールして求愛するために用いられたと考えらえる。最初から飛ぶために発達したのではない。
魚類が陸上へ向かったときも同様である（15号）。ひれから肢（あし）への進化は上陸するためではなかった。浅い水深で枯葉や藻をかきわけるために発達した。
▼写真：羽毛恐竜「アンキオルニス」
77章：鳥類への道
始祖鳥や真鳥類が出現 羽毛恐竜が空を目指した
↳現在の鳥類の種類は１万種。哺乳類は約5500種。現在は哺乳類ではなく、鳥類の時代である。
▼写真：４本の肢（あし）に翼をもっていた「ミクロアプトル・グイ」
78章：爬虫類の生存戦略
スローライフを選択した爬虫類たち
↳(1)恐竜…巨大化することで他を圧倒。
(2)哺乳類…小型化し、絶えず食事をとってエネルギー補給し続け、体温を維持し、すばやく逃げる。
(3)カメ類…現代の人間並みに寿命が長い。一度の食事で１カ月の絶食に耐えれる。食虫性トカゲも同様に低代謝による省エネルギー戦略で生きた。そのため、隕石による大量絶滅で恐竜は滅びたが、その影響をほとんど受けなかった。
第26号：鳥類 大空を目指す！
中生代（１億5000万〜6600万年前）
（1年に換算すると）12月20日〜12月26日
76章：羽毛恐竜の誕生
羽毛を持ったとき、新たな進化が始まった
↳羽毛は繁殖行動のためのもの。カラフルな羽毛で異性にアピールして求愛するために用いられたと考えらえる。最初から飛ぶために発達したのではない。
魚類が陸上へ向かったときも同様である（15号）。ひれから肢（あし）への進化は上陸するためではなかった。浅い水深で枯葉や藻をかきわけるために発達した。
▼写真：羽毛恐竜「アンキオルニス」
77章：鳥類への道
始祖鳥や真鳥類が出現 羽毛恐竜が空を目指した
↳現在の鳥類の種類は１万種。哺乳類は約5500種。現在は哺乳類ではなく、鳥類の時代である。
▼写真：４本の肢（あし）に翼をもっていた「ミクロアプトル・グイ」
78章：爬虫類の生存戦略
スローライフを選択した爬虫類たち
↳(1)恐竜…巨大化することで他を圧倒。
(2)哺乳類…小型化し、絶えず食事をとってエネルギー補給し続け、体温を維持し、すばやく逃げる。
(3)カメ類…現代の人間並みに寿命が長い。一度の食事で１カ月の絶食に耐えれる。食虫性トカゲも同様に低代謝による省エネルギー戦略で生きた。そのため、隕石による大量絶滅で恐竜は滅びたが、その影響をほとんど受けなかった。
「週刊地球46億年の旅（全50冊）」朝日新聞社
2014年01月23日号〜2015年01月29日号
をヤフーオークションで手に入れました。
このところの相場は6,000〜7,000円ぐらい。
1冊は薄いですが50冊もなると９キロもあります。
これに消費税と送料がかかる。
できれば税込み、送料込みで5,000円ぐらいにならないかと思っていたら、１円スタートのオークション形式の出品があって、すれすれで落札できました。
これから、出品は途切れなく出てくると思いますので、高値をつけているものとか、オークションで深追いする必要はないと思います。
26号まで図書館で借りていましたが、やっぱり手元にあるとうれしいです٩(●ᴗ●)۶
2014年01月23日号〜2015年01月29日号
をヤフーオークションで手に入れました。
このところの相場は6,000〜7,000円ぐらい。
1冊は薄いですが50冊もなると９キロもあります。
これに消費税と送料がかかる。
できれば税込み、送料込みで5,000円ぐらいにならないかと思っていたら、１円スタートのオークション形式の出品があって、すれすれで落札できました。
これから、出品は途切れなく出てくると思いますので、高値をつけているものとか、オークションで深追いする必要はないと思います。
26号まで図書館で借りていましたが、やっぱり手元にあるとうれしいです٩(●ᴗ●)۶
「週刊地球46億年の旅」2014-8-17・24日号
第27号：大地に咲いた最初の花
中生代（１億4500万〜6600万年前）
（1年に換算すると）12月20日〜12月26日（もう残り４日）
79章：花の誕生
被子植物は昆虫に花粉や蜜を食べさせ、ついでに花粉を運ばせて、受粉させるように進化した。やがて、花粉のありかを昆虫に示すため、花びらを形成するようになっていく。雌しべの袋状部分の壁（子房）が果実として発達し、動物の食物として利用されるようになる。そうして種子が散布されることで、果実の形・大きさも食物になりやすいように改良されていった。
被子植物の分布の広がりと繁栄に関わったのが、動物との共進化である。花は人の心を満たすだけでなかった。
80章：昆虫の進化
植物と共生して昆虫は多様化した。鳥のような捕食者の出現で、昆虫は生き残りのために種々の能力を開発した。体内で有毒物質を作り出す。食物に含まれる毒を体内に蓄積させる。姿を隠すための擬態。アリ、ハチは分業によって集団の生産を高めた。昆虫は環境の変化に対応するために進化してきた。
（写真はフクロウに擬態した二羽の蛾）
81章：哺乳類の多様化
現在の哺乳類のルーツとなる種が現れる。卵ではなく、母体で胎児を育てる。
初期の哺乳類は、卵を産んで孵化していたと推測される。捕食者に卵が襲われただろう。やがて母体の中で胎児を育て、出産するよう進化した。このためには胎盤が必要になる。胎盤は受精卵が細胞分裂を繰り返して子宮内に形成される。胎児とはへその緒でつながる。栄養や酸素を供給し、二酸化炭素や老廃物を回収する。
また、噛み合わせも進化した。臼歯が発達し、咀嚼力が格段に向上する。こうして生存率が高まっていった。
（初期の有胎盤類のエオマイア）
◆へへ、へ。
ところで、前回から１カ月以上も投稿の間が空いた。前号までは図書館から借りたものだった。それが今、ヤフーオークションで落札した全５０冊が手元にある。いつでも好きなときに読めると、すっかり安心してしまい、逆に後回しになってしまった。無いときは欲しかったのに、手に入れたら冷める訳ではないが…、というよくあるパターンです(ᴗ˳ᴗ)
第27号：大地に咲いた最初の花
中生代（１億4500万〜6600万年前）
（1年に換算すると）12月20日〜12月26日（もう残り４日）
79章：花の誕生
被子植物は昆虫に花粉や蜜を食べさせ、ついでに花粉を運ばせて、受粉させるように進化した。やがて、花粉のありかを昆虫に示すため、花びらを形成するようになっていく。雌しべの袋状部分の壁（子房）が果実として発達し、動物の食物として利用されるようになる。そうして種子が散布されることで、果実の形・大きさも食物になりやすいように改良されていった。
被子植物の分布の広がりと繁栄に関わったのが、動物との共進化である。花は人の心を満たすだけでなかった。
80章：昆虫の進化
植物と共生して昆虫は多様化した。鳥のような捕食者の出現で、昆虫は生き残りのために種々の能力を開発した。体内で有毒物質を作り出す。食物に含まれる毒を体内に蓄積させる。姿を隠すための擬態。アリ、ハチは分業によって集団の生産を高めた。昆虫は環境の変化に対応するために進化してきた。
（写真はフクロウに擬態した二羽の蛾）
81章：哺乳類の多様化
現在の哺乳類のルーツとなる種が現れる。卵ではなく、母体で胎児を育てる。
初期の哺乳類は、卵を産んで孵化していたと推測される。捕食者に卵が襲われただろう。やがて母体の中で胎児を育て、出産するよう進化した。このためには胎盤が必要になる。胎盤は受精卵が細胞分裂を繰り返して子宮内に形成される。胎児とはへその緒でつながる。栄養や酸素を供給し、二酸化炭素や老廃物を回収する。
また、噛み合わせも進化した。臼歯が発達し、咀嚼力が格段に向上する。こうして生存率が高まっていった。
（初期の有胎盤類のエオマイア）
◆へへ、へ。
ところで、前回から１カ月以上も投稿の間が空いた。前号までは図書館から借りたものだった。それが今、ヤフーオークションで落札した全５０冊が手元にある。いつでも好きなときに読めると、すっかり安心してしまい、逆に後回しになってしまった。無いときは欲しかったのに、手に入れたら冷める訳ではないが…、というよくあるパターンです(ᴗ˳ᴗ)
「週刊地球46億年の旅」2014-8-31号
第28号：白亜紀の海の生存競争
中生代（1億4500〜6600万年前）
（1年に換算すると）12月20日〜12月26日
１章：真骨魚類
現代魚類はサメ、エイなどの軟骨の骨格を持つ軟骨魚類と真骨魚類を含む硬骨魚類である。真骨類は全魚種の90％以上を占める。数億年かけて全身を硬骨化し、うきぶくろを獲得した。硬骨化は強い筋肉を発達させ遊泳能力を高めた。うきぶくろで浮力を調節できれば、さらに自由に泳げる。
▼写真：獰猛な真骨類「シファクティヌス」
２章：白亜紀の海で最強のモササウルス類
白亜紀の中頃、海底の火山活動によって海洋生物が激減した。それを食べる魚竜が絶滅する。
その隙間をぬって海生爬虫類モササウルス類が繁栄する。
▼写真：全長15ｍの「ティロサウルス」
爬虫類であったモササウルス類は水中生活に適応するうちに、魚類のカジキやマグロ、哺乳類のイルカの体形に近づいて行く。分類上は離れた動物が、共通の生育環境に適応するうちに形が似通っていく。鳥類と哺乳類のコウモリなど、これを収斂とよぶ。
３章：異常巻きアンモナイト
白亜紀後期には殻の巻き方が変わったものが出現する。異常巻きは、活発に動けないアンモナイトが海底の餌をとりやすいように適応した形だった。
▼写真：異常巻きアンモナイト「ニッポニテス」ラテン語で日本の石という意味。
◆感想
今号の特集は海の世界で、なじみがちょっと薄いのと、ドラマチックなことがないので、地味だったな。
★月と星よりさん、いつも読んでいただきありがとうございます(^o^)/
第28号：白亜紀の海の生存競争
中生代（1億4500〜6600万年前）
（1年に換算すると）12月20日〜12月26日
１章：真骨魚類
現代魚類はサメ、エイなどの軟骨の骨格を持つ軟骨魚類と真骨魚類を含む硬骨魚類である。真骨類は全魚種の90％以上を占める。数億年かけて全身を硬骨化し、うきぶくろを獲得した。硬骨化は強い筋肉を発達させ遊泳能力を高めた。うきぶくろで浮力を調節できれば、さらに自由に泳げる。
▼写真：獰猛な真骨類「シファクティヌス」
２章：白亜紀の海で最強のモササウルス類
白亜紀の中頃、海底の火山活動によって海洋生物が激減した。それを食べる魚竜が絶滅する。
その隙間をぬって海生爬虫類モササウルス類が繁栄する。
▼写真：全長15ｍの「ティロサウルス」
爬虫類であったモササウルス類は水中生活に適応するうちに、魚類のカジキやマグロ、哺乳類のイルカの体形に近づいて行く。分類上は離れた動物が、共通の生育環境に適応するうちに形が似通っていく。鳥類と哺乳類のコウモリなど、これを収斂とよぶ。
３章：異常巻きアンモナイト
白亜紀後期には殻の巻き方が変わったものが出現する。異常巻きは、活発に動けないアンモナイトが海底の餌をとりやすいように適応した形だった。
▼写真：異常巻きアンモナイト「ニッポニテス」ラテン語で日本の石という意味。
◆感想
今号の特集は海の世界で、なじみがちょっと薄いのと、ドラマチックなことがないので、地味だったな。
★月と星よりさん、いつも読んでいただきありがとうございます(^o^)/
「週刊地球46億年の旅」2014-9-7号
第29号：海底火山の爆発と海の異変
中生代（1億2000〜8000万年前）
（1年に換算すると）12月22日〜12月25日
85章：オントンジャワ海台
史上最大級の火山活動によって、海底に巨大な台地が誕生した。日本の13倍近い大きさで、厚さも35-40キロメートルもある。
▼写真：「豊かな白亜紀の海」
86章：白亜紀の海洋無酸素事変
白亜紀の地球は温暖な気候だった。平均気温は現在より６〜14度も高く、極地も20度以上あった。そのため極地と赤道間の温度差が小さくなった。冷たい海水が無くなり、海洋循環が停滞する。
海面は現在より200メートルも高くなった。そのため浅海の範囲が広がる。海洋の生物生産性が高まる。海洋表面の酸素の多くは、大量発生した生物の分解に使われて絶対量が減少した。こうして酸素の届かない海の中・深層は酸欠状態となる。
海洋無酸素事変は、白亜紀の中頃を中心に10回ほど起こった。何度も繰り返されたことで、海底に沈殿した有機物は多数蓄積され、「石油の母岩」となった。現在の地球は無酸素事変の恩恵を受けているともいえる。世界の石油の６割が中生代に形成された。
▼写真：「油田」
87章：ダイヤモンド噴出事件
約５万気圧、温度1300度になる地下150キロメートルより深い所が、ダイヤモンドができる領域である。
炭素は地上ではありふれた元素だが、地中にはほとんど存在しない。46億年前、原始地球に数々の原始惑星が衝突することを繰り返していた。炭素質の微惑星が地球に衝突し、そのまま地球内部に炭素が残ったと考えられる。
▼写真：「ダイヤの原石」
◆感想
本号の特集は地味だなと思っていたが、読んでみてこの時代が大変重要であることがわかった。「石油」だ。この時代が元になってできたんだ。石油は地球温暖化の原因だと嫌われている面もあるが、自分は好きである。原発事故に比べたら、温暖化のほうがましだと思う。耕作面積が増えるというメリットがあるそうな。食糧危機は近い将来の大問題と言われているから。
★４カ月もさぼってまして、申し訳ない(ᴗ˳ᴗ)
これからも地道にやっていこうと思います。
第29号：海底火山の爆発と海の異変
中生代（1億2000〜8000万年前）
（1年に換算すると）12月22日〜12月25日
85章：オントンジャワ海台
史上最大級の火山活動によって、海底に巨大な台地が誕生した。日本の13倍近い大きさで、厚さも35-40キロメートルもある。
▼写真：「豊かな白亜紀の海」
86章：白亜紀の海洋無酸素事変
白亜紀の地球は温暖な気候だった。平均気温は現在より６〜14度も高く、極地も20度以上あった。そのため極地と赤道間の温度差が小さくなった。冷たい海水が無くなり、海洋循環が停滞する。
海面は現在より200メートルも高くなった。そのため浅海の範囲が広がる。海洋の生物生産性が高まる。海洋表面の酸素の多くは、大量発生した生物の分解に使われて絶対量が減少した。こうして酸素の届かない海の中・深層は酸欠状態となる。
海洋無酸素事変は、白亜紀の中頃を中心に10回ほど起こった。何度も繰り返されたことで、海底に沈殿した有機物は多数蓄積され、「石油の母岩」となった。現在の地球は無酸素事変の恩恵を受けているともいえる。世界の石油の６割が中生代に形成された。
▼写真：「油田」
87章：ダイヤモンド噴出事件
約５万気圧、温度1300度になる地下150キロメートルより深い所が、ダイヤモンドができる領域である。
炭素は地上ではありふれた元素だが、地中にはほとんど存在しない。46億年前、原始地球に数々の原始惑星が衝突することを繰り返していた。炭素質の微惑星が地球に衝突し、そのまま地球内部に炭素が残ったと考えられる。
▼写真：「ダイヤの原石」
◆感想
本号の特集は地味だなと思っていたが、読んでみてこの時代が大変重要であることがわかった。「石油」だ。この時代が元になってできたんだ。石油は地球温暖化の原因だと嫌われている面もあるが、自分は好きである。原発事故に比べたら、温暖化のほうがましだと思う。耕作面積が増えるというメリットがあるそうな。食糧危機は近い将来の大問題と言われているから。
★４カ月もさぼってまして、申し訳ない(ᴗ˳ᴗ)
これからも地道にやっていこうと思います。
「週刊地球46億年の旅」2014-9-14号
第30号：ティラノサウルス
中生代（1億6400〜6600万年前）
（1年に換算すると）12月18日〜12月26日
88章：最強恐竜の系譜
最強の肉食恐竜といわれるティラノサウルス・レックスは全長12ｍ、体重６トンにおよぶ史上最大級の陸上肉食動物だ。
恐竜時代は１億6000万年以上続いた。人類はホモ・サピエンスとなってからまだ20万年の歴史しかない。800倍もの差がある。世界中で、日本でも恐竜の化石がでるのは、それだけ恐竜時代が長かったからだろう。
ティラノサウルスは恐竜時代の最末期の400万年間、北米大陸の生態系の頂点に君臨した。その化石は白亜紀の大陸ララミディアだった北アメリカ大陸西部からのみ発見されている。日本はもとよりそれ以外の地域からの産出はない。
▼写真：「ティラノサウルス」怖いですね
▼写真：「ララミディア大陸」
89章：王者の暮らし
肉食恐竜としては破格の12ｍもの全長、力強い走行を可能にしたがっしりとした後肢、強い噛む力を持つ顎。最大の特徴は、巨大な頭骨。恐竜界随一である。
嗅覚が発達している。暗闇でも獲物を探すことができた。獲物とされる動物たちは夜も襲われる恐怖の世界だった。
平均寿命は30年たらず。怪我や病気で寿命をまっとうできるのが少なかった。
90章：ティラノサウルスの武器
６トンもの巨体ゆえに早く走れなかったという説がある。最近の説では、当時の恐竜のなかで最も速く走れる可能性が出てきた。走る際に尾を振ることで、後肢の運びを助けていたのではないかと推測されている。
6600万年前、巨大隕石の衝突によって恐竜時代は終わった。
◆「地球ミステリー」という科学記事より、
グリーンフラッシュ（緑の光線）と呼ばれる現象について。
太陽が水平線、地平線に沈みきった瞬間（または昇る瞬間）に起こる。夕暮れ時、太陽は地球にさえぎられて見えなくなっていく。人の目に屈折して見えていた紫・藍・青・黃・橙・赤の色は届かなくなる。「緑色」だけが屈折角度の大きさゆえに、人の目に届く。
それは、一瞬の輝きであり長くても一秒、神々しく光る。
グリーンフラッシュが表れる条件は厳しい。日本では富士山頂付近、北海道の知床、小笠原諸島、沖縄などで見られる。運が良ければ。
▼写真：「小笠原諸島でのグリーンフラッシュ」
◆感想
今号はティラノサウルスづくし。ティラノ祭り。文章で書くと、たいしておもしろくもないが、本誌は基本全ページに写真、精密なイラストが載っているので、恐竜好きには楽しいだろう。ただ自分は姿が怖くて好きにはなれない。なんか悪夢を見そうである。あと２号、恐竜特集が続く。
どうして男の子は恐竜が好きなんだろう？
★またまたさぼっておりました(ᴗ˳ᴗ) 次号もがんばります。
第30号：ティラノサウルス
中生代（1億6400〜6600万年前）
（1年に換算すると）12月18日〜12月26日
88章：最強恐竜の系譜
最強の肉食恐竜といわれるティラノサウルス・レックスは全長12ｍ、体重６トンにおよぶ史上最大級の陸上肉食動物だ。
恐竜時代は１億6000万年以上続いた。人類はホモ・サピエンスとなってからまだ20万年の歴史しかない。800倍もの差がある。世界中で、日本でも恐竜の化石がでるのは、それだけ恐竜時代が長かったからだろう。
ティラノサウルスは恐竜時代の最末期の400万年間、北米大陸の生態系の頂点に君臨した。その化石は白亜紀の大陸ララミディアだった北アメリカ大陸西部からのみ発見されている。日本はもとよりそれ以外の地域からの産出はない。
▼写真：「ティラノサウルス」怖いですね
▼写真：「ララミディア大陸」
89章：王者の暮らし
肉食恐竜としては破格の12ｍもの全長、力強い走行を可能にしたがっしりとした後肢、強い噛む力を持つ顎。最大の特徴は、巨大な頭骨。恐竜界随一である。
嗅覚が発達している。暗闇でも獲物を探すことができた。獲物とされる動物たちは夜も襲われる恐怖の世界だった。
平均寿命は30年たらず。怪我や病気で寿命をまっとうできるのが少なかった。
90章：ティラノサウルスの武器
６トンもの巨体ゆえに早く走れなかったという説がある。最近の説では、当時の恐竜のなかで最も速く走れる可能性が出てきた。走る際に尾を振ることで、後肢の運びを助けていたのではないかと推測されている。
6600万年前、巨大隕石の衝突によって恐竜時代は終わった。
◆「地球ミステリー」という科学記事より、
グリーンフラッシュ（緑の光線）と呼ばれる現象について。
太陽が水平線、地平線に沈みきった瞬間（または昇る瞬間）に起こる。夕暮れ時、太陽は地球にさえぎられて見えなくなっていく。人の目に屈折して見えていた紫・藍・青・黃・橙・赤の色は届かなくなる。「緑色」だけが屈折角度の大きさゆえに、人の目に届く。
それは、一瞬の輝きであり長くても一秒、神々しく光る。
グリーンフラッシュが表れる条件は厳しい。日本では富士山頂付近、北海道の知床、小笠原諸島、沖縄などで見られる。運が良ければ。
▼写真：「小笠原諸島でのグリーンフラッシュ」
◆感想
今号はティラノサウルスづくし。ティラノ祭り。文章で書くと、たいしておもしろくもないが、本誌は基本全ページに写真、精密なイラストが載っているので、恐竜好きには楽しいだろう。ただ自分は姿が怖くて好きにはなれない。なんか悪夢を見そうである。あと２号、恐竜特集が続く。
どうして男の子は恐竜が好きなんだろう？
★またまたさぼっておりました(ᴗ˳ᴗ) 次号もがんばります。
まいど、ごぶさたしております。
今年の夏は暑いな。と毎年言っておりますが。
「週刊地球46億年の旅」2014-9-21号
第31号：絶頂期を迎えた恐竜時代
中生代（1億50万〜6600万年前）
（1年に換算すると）12月24日〜12月26日
白亜紀は現在と比べ、とても温暖な気候だった。恐竜は、哺乳類ができなかった巨大化や凶暴化といった多様化を極限まで追求し進化した。
91章：恐竜最盛期
約２億2700万年前のアルゼンチンに初期の恐竜が出現した。大型犬ほどの大きさだった。それから１億年以上経過した。
１億50万年前から6600万年前までに相当する白亜紀後期に、恐竜の多様性はピークを迎える。多様化の要因は、ジュラ紀以降の大陸の分裂による、地理的な隔離と生息環境の多様化が挙げられる。
▼写真・左：「アルゼンチノサウルス」
全長36メートル、体重70トンに達する地球上最大級の陸上動物。アルゼンチンから化石で発見。
92章：巨大肉食恐竜の繁栄
▼写真・中：「ピノサウルス」
陸上肉食動物としては全長18ｍの地球史上最大の存在である。背骨からは無数の突起があり骨と骨の間に膜が張られ、帆のようになっていた。おもに魚を捕食していた。ティラノサウルスのような凶暴さはなかったらしい。
93章：植物食恐竜の進化
▼写真・右：「トリケラトプス」
武装恐竜と言われる。額には長さ１ｍの角、首筋を保護する分厚いえり飾り（フリル）は鎧のようである。凶暴な肉食恐竜から自らを守った、もっとも進化した恐竜とも言える。
◆感想
今号も前号に続いて恐竜特集。今号は全盛時代の恐竜カタログです。こんなごっつい連中が、大地を動き回っていたと思うと、すごい時代だな。恐竜時代は１億6000万年も続いた。現代の人類、ホモ・サピエンスが登場して20万年だから、恐竜時代は桁違いにすごい。地球の歴史において、恐竜がその代表的生物かもしれないな。
次回も恐竜、ついにその歴史が終わる！？
今年の夏は暑いな。と毎年言っておりますが。
「週刊地球46億年の旅」2014-9-21号
第31号：絶頂期を迎えた恐竜時代
中生代（1億50万〜6600万年前）
（1年に換算すると）12月24日〜12月26日
白亜紀は現在と比べ、とても温暖な気候だった。恐竜は、哺乳類ができなかった巨大化や凶暴化といった多様化を極限まで追求し進化した。
91章：恐竜最盛期
約２億2700万年前のアルゼンチンに初期の恐竜が出現した。大型犬ほどの大きさだった。それから１億年以上経過した。
１億50万年前から6600万年前までに相当する白亜紀後期に、恐竜の多様性はピークを迎える。多様化の要因は、ジュラ紀以降の大陸の分裂による、地理的な隔離と生息環境の多様化が挙げられる。
▼写真・左：「アルゼンチノサウルス」
全長36メートル、体重70トンに達する地球上最大級の陸上動物。アルゼンチンから化石で発見。
92章：巨大肉食恐竜の繁栄
▼写真・中：「ピノサウルス」
陸上肉食動物としては全長18ｍの地球史上最大の存在である。背骨からは無数の突起があり骨と骨の間に膜が張られ、帆のようになっていた。おもに魚を捕食していた。ティラノサウルスのような凶暴さはなかったらしい。
93章：植物食恐竜の進化
▼写真・右：「トリケラトプス」
武装恐竜と言われる。額には長さ１ｍの角、首筋を保護する分厚いえり飾り（フリル）は鎧のようである。凶暴な肉食恐竜から自らを守った、もっとも進化した恐竜とも言える。
◆感想
今号も前号に続いて恐竜特集。今号は全盛時代の恐竜カタログです。こんなごっつい連中が、大地を動き回っていたと思うと、すごい時代だな。恐竜時代は１億6000万年も続いた。現代の人類、ホモ・サピエンスが登場して20万年だから、恐竜時代は桁違いにすごい。地球の歴史において、恐竜がその代表的生物かもしれないな。
次回も恐竜、ついにその歴史が終わる！？
ちゃちゃを入れるようで申し訳ないのですが、この地球ができて４０うん億年というのは、たったひとつの実験に基づいて組み立てられたストーリーです。18世紀末に行われたキャベンディッシュの実験により、地球の密度が求められました。しかしこの実験は間違っていたようです。質量が重力を生むという根拠にもなっている実験が間違っているとなると、その後は全部まちがいです。
地球内部には重力が働いていません。コアもありません。
http://zao.jp/index.php?blog=12&p=340&more=1&c=1&tb=1&pb=1
恐竜やアンモナイトなどの化石は、地球のものではない可能性があります。
地球内部には重力が働いていません。コアもありません。
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恐竜やアンモナイトなどの化石は、地球のものではない可能性があります。
「週刊地球46億年の旅」2014-9-28号
第32号：巨大隕石が招いた恐竜の絶滅
中生代（6600万年前）
（1年に換算すると）12月26日。もう残り数日。
地球の歴史において、最も繁栄したのは恐竜時代である。１億６千万年も続いた。人間の歴史、ホモ・サピエンスはまだ20万年である。しかし一個の隕石によって、地球の歴史は大きく変わってしまった。
94章：巨大隕石の衝突
悲劇は突然に訪れる。直径約10ｋｍほどの隕石が、メキシコ・ユカタン半島の海に衝突。直径180ｋｍのクレーターができた。広島型原爆の10億倍にあたる。マグニチュード11以上の地震が起こり、最大300ｍの津波が起こった。地表は灼熱地獄になった。地球は５回目の大量絶滅となった。
▼写真・左：「隕石が落下したユカタン半島」
95章：衝突による環境変化
[灼熱地獄]
粉々になった隕石の破片、巻き上げられた土砂や岩石は高熱で気化し、粉塵や煤（すす）となって、宇宙にまで舞い上がった。やがて大気圏に再突入し降り注いだ。再突入にともなう空気との摩擦熱によって、大気や地表面は最高260℃になる。陸上動物は２分もたなかった。
[衝突の冬]
衝突直後の大災害を運良く生き残った生物も、衝突の冬と言われる寒冷化を迎え、命を奪われていった。衝突によって飛び散った微細な粒子と煤（すす）は空中を浮遊し続け、空を覆った。太陽光が遮られ、暗く寒い世界になった。
[酸性雨]
隕石の衝突地点の周辺に堆積していた硫酸塩岩が蒸発し、大量の硫黄（いおう）が放出された。硫黄が酸化されて硫黄酸化物となり、大気中の水と反応して酸性雨となる。酸性雨によって陸上の動植物だけでなく、水深100ｍくらいまで海水が酸性になった。これらの環境変化とその後に起きた温暖化やオゾン層破壊などが数万〜数十万年続いた。
[隕石の落下場所が違ったら…]
衝突地点に炭酸塩岩や硫酸塩岩が厚く堆積していた。この隕石のクレーターよりも大きいものが他にあるが、酸性雨は生じなかった。大量絶滅は起こらなかった。運が悪いな。
▼写真・中：「現代の酸性雨」
96章：恐竜絶滅
隕石衝突後、数カ月〜数年間にわたって植物の光合成が停止した。大気の浮遊物が太陽光を遮り寒冷化したからである。植物は食物連鎖における捕食・被食関係の基底をなす。植物が絶滅し、植物食恐竜が絶滅し、さらに肉食恐竜も連鎖的に絶滅した。食物連鎖の崩壊が恐竜を絶滅させた。
▼写真・右：「恐竜絶滅」
◆感想
恐竜は見かけが怖いので、好きではなかったが、一個の隕石で絶滅してしまったのを知ると、かわいそうな生き物、不運な生き物だと、同情する。地球の歴史は厳しいな。防げない、逃げられない運命がこの世界にはある。
もし、この一個の隕石が地球に当たらなかったら、生物の有り様は大きく変わったはずだ。恐竜はどこまで進化しただろうか、人類は生まれたのだろうか？
これからも地球に巨大隕石が落ちるかもしれない。と想像すると、怖い。人類の繁栄もまるで砂上の楼閣みたいに思えた。だったら、そんな悲劇が起こる前に、全世界は仲良くすればいいのに。この繁栄もいつまで続くかわからない、永遠なものはないのだから、争いごと、不公平（貧富の差や人種差別など）を最優先で終わらせて、楽しい地球生活にしよう。
第32号：巨大隕石が招いた恐竜の絶滅
中生代（6600万年前）
（1年に換算すると）12月26日。もう残り数日。
地球の歴史において、最も繁栄したのは恐竜時代である。１億６千万年も続いた。人間の歴史、ホモ・サピエンスはまだ20万年である。しかし一個の隕石によって、地球の歴史は大きく変わってしまった。
94章：巨大隕石の衝突
悲劇は突然に訪れる。直径約10ｋｍほどの隕石が、メキシコ・ユカタン半島の海に衝突。直径180ｋｍのクレーターができた。広島型原爆の10億倍にあたる。マグニチュード11以上の地震が起こり、最大300ｍの津波が起こった。地表は灼熱地獄になった。地球は５回目の大量絶滅となった。
▼写真・左：「隕石が落下したユカタン半島」
95章：衝突による環境変化
[灼熱地獄]
粉々になった隕石の破片、巻き上げられた土砂や岩石は高熱で気化し、粉塵や煤（すす）となって、宇宙にまで舞い上がった。やがて大気圏に再突入し降り注いだ。再突入にともなう空気との摩擦熱によって、大気や地表面は最高260℃になる。陸上動物は２分もたなかった。
[衝突の冬]
衝突直後の大災害を運良く生き残った生物も、衝突の冬と言われる寒冷化を迎え、命を奪われていった。衝突によって飛び散った微細な粒子と煤（すす）は空中を浮遊し続け、空を覆った。太陽光が遮られ、暗く寒い世界になった。
[酸性雨]
隕石の衝突地点の周辺に堆積していた硫酸塩岩が蒸発し、大量の硫黄（いおう）が放出された。硫黄が酸化されて硫黄酸化物となり、大気中の水と反応して酸性雨となる。酸性雨によって陸上の動植物だけでなく、水深100ｍくらいまで海水が酸性になった。これらの環境変化とその後に起きた温暖化やオゾン層破壊などが数万〜数十万年続いた。
[隕石の落下場所が違ったら…]
衝突地点に炭酸塩岩や硫酸塩岩が厚く堆積していた。この隕石のクレーターよりも大きいものが他にあるが、酸性雨は生じなかった。大量絶滅は起こらなかった。運が悪いな。
▼写真・中：「現代の酸性雨」
96章：恐竜絶滅
隕石衝突後、数カ月〜数年間にわたって植物の光合成が停止した。大気の浮遊物が太陽光を遮り寒冷化したからである。植物は食物連鎖における捕食・被食関係の基底をなす。植物が絶滅し、植物食恐竜が絶滅し、さらに肉食恐竜も連鎖的に絶滅した。食物連鎖の崩壊が恐竜を絶滅させた。
▼写真・右：「恐竜絶滅」
◆感想
恐竜は見かけが怖いので、好きではなかったが、一個の隕石で絶滅してしまったのを知ると、かわいそうな生き物、不運な生き物だと、同情する。地球の歴史は厳しいな。防げない、逃げられない運命がこの世界にはある。
もし、この一個の隕石が地球に当たらなかったら、生物の有り様は大きく変わったはずだ。恐竜はどこまで進化しただろうか、人類は生まれたのだろうか？
これからも地球に巨大隕石が落ちるかもしれない。と想像すると、怖い。人類の繁栄もまるで砂上の楼閣みたいに思えた。だったら、そんな悲劇が起こる前に、全世界は仲良くすればいいのに。この繁栄もいつまで続くかわからない、永遠なものはないのだから、争いごと、不公平（貧富の差や人種差別など）を最優先で終わらせて、楽しい地球生活にしよう。
「週刊地球46億年の旅」2014-10-5号
第33号：哺乳類の時代
新生代（6,600万〜5,600万年前）
（1年に換算すると）12月26〜27日。
恐竜に隠れるように生きていた哺乳類。突然、恐竜が絶滅し、一気に昼間の世界へ進出した。しかしこの時期に出現した多くは、その後に出現し現在も繁栄している種族との競争に負け、滅んでいった。生物進化の歴史は一本道ではない。
97章：生き延びた哺乳類
6,600万年前に地球を襲った巨大隕石の衝突は、生き物たちの環境を激変させた。森林火災、酸性雨、塵や煤が太陽光を遮った為の気温低下などによって、食物連鎖が崩壊し、全生物の７割が絶滅した。１億年以上も繁栄した恐竜も絶滅したが、哺乳類は生き延びた。恐竜のような大型の動物は環境の変化を受けやすい。当時の哺乳類の大半は、ネズミのような小さいサイズだった。
当時の哺乳類は食性で３種類に分けられる。
「虫食性」昆虫、ミミズなどを食べるもの。
「植物食性」木の葉、根などを食べるもの。
「肉食性」他の哺乳類や鳥類を捕食するもの。虫食性や植物食性よりも遅れて5900万年前に登場。
暁新世（ぎょうしんせい：約6,600万〜5,600万年前まで）に広く適応放散した哺乳類は、次の始新世（ししんせい：約5,600万〜3,390万年前 まで）に大半が絶滅してしまう。そこで新たに登場してくる哺乳類が現在まで生存するものの祖先となる。
▼写真・左：「テトラクラエノドン」
原始的な哺乳類としてはもっとも基本的な形態を持っていた。
98章：恐鳥類の出現
暁新世後期ごろ地上に現れた飛べない巨大な鳥、恐鳥類。恐竜なき後に、哺乳類に襲いかかった。その祖先は大量絶滅を生き延びた小型の鳥だった。その彼らも、進化してきた肉食性哺乳類の出現によって滅ぼされた。
▼写真・中：「ディアトリマ」
ディアトリマは高さ約２ｍ、体重200kg。25ｃｍの分厚いくちばしで小動物はひとのみされたことだろう。
99章：最古の霊長類
樹上で暮らす哺乳類から霊長類が生まれた。われわれヒトへと続く進化の道は、枝先の虫を捕まえようとする動作から始まった。
＜初期の霊長類がほかの哺乳類と違っているところ＞
[指] 霊長類は手足の指を進化させた。それまで平行に並んでいた５本の指のうち親指だけが、ほかの指と離れて向かい合うような位置に移動した。物がつかみやすくなった。枝を刺す・引っ掛けるかぎ爪から、枝をつかむことができる平爪になった。
[眼] 霊長類に進化する前の哺乳類の左右の眼は顔の側面についていた。左右の眼が前を向き立体視ができるようになった。遠近感、距離感がつかみやすくなった。
[脳] 虫の位置を把握する視界からの情報を処理する能力、虫が集まってくる場所や花の周期を覚える必要から、脳が徐々に大きくなってきた。
▼写真・右：「カルポレステス」
初期の霊長類
◆感想
強者・恐竜が滅んだために、弱者・哺乳類が繁栄するようになった。地上の強者は永遠ではない。自ら滅びることでもなく、他の種族から襲われたことでもなく、隕石落下のような偶然で、あっさりといなくなってしまう。人間もここ数千年、地上で最強である。これがいつまでも続くことはなさそうだ。
新しい種族が現れても、そのまた後から出現したものに滅ぼされる。これが地球の掟らしい。
ユダヤ・キリスト教の神、イスラムの神、ヒンドゥーの神々、仏教の菩薩様もしょせんは人間のためのものなので救済力には限界がある。地球に優る神などない。地球は生命を育み繁栄をもたらしてくれるけれども、えこひいきはしてくれない。人類はおごり高ぶらず、環境を守り、すべての生命を大切にしよう。なんて殊勝なことを言いたくなった。
第33号：哺乳類の時代
新生代（6,600万〜5,600万年前）
（1年に換算すると）12月26〜27日。
恐竜に隠れるように生きていた哺乳類。突然、恐竜が絶滅し、一気に昼間の世界へ進出した。しかしこの時期に出現した多くは、その後に出現し現在も繁栄している種族との競争に負け、滅んでいった。生物進化の歴史は一本道ではない。
97章：生き延びた哺乳類
6,600万年前に地球を襲った巨大隕石の衝突は、生き物たちの環境を激変させた。森林火災、酸性雨、塵や煤が太陽光を遮った為の気温低下などによって、食物連鎖が崩壊し、全生物の７割が絶滅した。１億年以上も繁栄した恐竜も絶滅したが、哺乳類は生き延びた。恐竜のような大型の動物は環境の変化を受けやすい。当時の哺乳類の大半は、ネズミのような小さいサイズだった。
当時の哺乳類は食性で３種類に分けられる。
「虫食性」昆虫、ミミズなどを食べるもの。
「植物食性」木の葉、根などを食べるもの。
「肉食性」他の哺乳類や鳥類を捕食するもの。虫食性や植物食性よりも遅れて5900万年前に登場。
暁新世（ぎょうしんせい：約6,600万〜5,600万年前まで）に広く適応放散した哺乳類は、次の始新世（ししんせい：約5,600万〜3,390万年前 まで）に大半が絶滅してしまう。そこで新たに登場してくる哺乳類が現在まで生存するものの祖先となる。
▼写真・左：「テトラクラエノドン」
原始的な哺乳類としてはもっとも基本的な形態を持っていた。
98章：恐鳥類の出現
暁新世後期ごろ地上に現れた飛べない巨大な鳥、恐鳥類。恐竜なき後に、哺乳類に襲いかかった。その祖先は大量絶滅を生き延びた小型の鳥だった。その彼らも、進化してきた肉食性哺乳類の出現によって滅ぼされた。
▼写真・中：「ディアトリマ」
ディアトリマは高さ約２ｍ、体重200kg。25ｃｍの分厚いくちばしで小動物はひとのみされたことだろう。
99章：最古の霊長類
樹上で暮らす哺乳類から霊長類が生まれた。われわれヒトへと続く進化の道は、枝先の虫を捕まえようとする動作から始まった。
＜初期の霊長類がほかの哺乳類と違っているところ＞
[指] 霊長類は手足の指を進化させた。それまで平行に並んでいた５本の指のうち親指だけが、ほかの指と離れて向かい合うような位置に移動した。物がつかみやすくなった。枝を刺す・引っ掛けるかぎ爪から、枝をつかむことができる平爪になった。
[眼] 霊長類に進化する前の哺乳類の左右の眼は顔の側面についていた。左右の眼が前を向き立体視ができるようになった。遠近感、距離感がつかみやすくなった。
[脳] 虫の位置を把握する視界からの情報を処理する能力、虫が集まってくる場所や花の周期を覚える必要から、脳が徐々に大きくなってきた。
▼写真・右：「カルポレステス」
初期の霊長類
◆感想
強者・恐竜が滅んだために、弱者・哺乳類が繁栄するようになった。地上の強者は永遠ではない。自ら滅びることでもなく、他の種族から襲われたことでもなく、隕石落下のような偶然で、あっさりといなくなってしまう。人間もここ数千年、地上で最強である。これがいつまでも続くことはなさそうだ。
新しい種族が現れても、そのまた後から出現したものに滅ぼされる。これが地球の掟らしい。
ユダヤ・キリスト教の神、イスラムの神、ヒンドゥーの神々、仏教の菩薩様もしょせんは人間のためのものなので救済力には限界がある。地球に優る神などない。地球は生命を育み繁栄をもたらしてくれるけれども、えこひいきはしてくれない。人類はおごり高ぶらず、環境を守り、すべての生命を大切にしよう。なんて殊勝なことを言いたくなった。
「週刊地球46億年の旅」2014-10-12号
第34号：地殻大変動と動植物の大躍進
新生代（5,600万〜3,390万年前）
（1年に換算すると）12月27〜29日。もうあと１日だよ。
6600万年前に始まった新生代、5600万年前からの始新世は約１千万年の間、現在より10度以上も温暖であった。多様性にあふれた現在の植物、動物の基礎がこの時代に作られた。
100章：超温暖化の地球
約5600万年前、平均気温が北半球で５〜８度以上も上昇した。
温暖化は森林を発達させた。極地も温帯になり、大森林が出現した。当時の南極は温暖で、森林があり恐竜もいた。
大陸移動で活発になった火山から二酸化炭素などが大量に放出されたり、海洋底のメタンハイドレートがプレート活動に誘発されて融解し、メタンガスが噴出したりして、温室効果が起こったとの仮説が提唱されている。
▼写真・左：「始新世の温暖化世界」
101章：哺乳類の第２次適応放散
現代につながる新たな哺乳類が登場した。新しい哺乳類は空や海など、地上以外の生活空間にも進出した。哺乳類の第２次適応放散と呼ばれる現象である。地上での生存競争が激化してきたからである。
102章：始新世プレート大再編
プレート運動の向きが変わり大再編が起こった。地球の地殻変動にはプレート運動がかかわっていることが多い。
「地殻」とは、地球上の表層部のこと。海洋のところの地殻の厚さは5kmくらい。大陸のところの厚さは50kmくらい。 地殻はプレート物質に比べ密度が小さく軽いため、マントルに戻れず浮力で浮く感じ。下のプレート部と合わせ大陸を形成している。
「プレート」とは、地球の表面を覆う厚さ100kmほどの岩盤であり、14〜15枚ある。地殻とプレートの違いは含まれる物質成分の組み合わせの違いでもある。
(1)プレートは海嶺（海底山脈）で生まれ、地球史的な年月をかけて移動する。
(2)やがて海溝（海底の谷）へと沈む。海溝へ沈み込んだプレート（スラブ）が地下約660km付近で横たわるようにたまっている。このプレートの残滓はスタグナントスラブやメガリスと呼ばれている。
(3)たまりにたまったスラブは最終的には重力によって下部マントルへと崩落する。このときスラブがちぎれるなどしてプレートのバランスが崩れ、運動方向や移動の速度が変わり、海溝が新たに生じたりする。
「マントル」とは、地殻の下限から深さ約2900kmまでの部分。かんらん岩を主成分とする固体と推定されるが、長い時間でみれば流動している。
(4)その後、長い時間をかけて、マントル湧出地帯へ移動する。
(5)熱膨張で浮力を得て巨大な上昇流（スーパーブルーム）となって、再びマントル上部に現れる。
▼写真・右：「地球内部の名前」
地殻、プレート、マントルなど文章ではわかりにくいものは、図ではっきりする。
◆感想
今回の特集は地味だった。おもしろみがなかったよ。
特にプレートがどうこうというのは、地球内部のことであり実際に見れる訳でないので、具体的なイメージがわかない、親しみにくい。地震だけでなく、地球の大きな変化に関係することらしいので、大事なことだけど。専門家以外には、わかりにくい。
地球史の地学部門は地味だ。見えない世界（物質の成分とか、途方もない深さの地下など）を扱う事が多いので、忍耐がいるなあ。科学というのはそういう世界だから、がんばってついていこう。
第34号：地殻大変動と動植物の大躍進
新生代（5,600万〜3,390万年前）
（1年に換算すると）12月27〜29日。もうあと１日だよ。
6600万年前に始まった新生代、5600万年前からの始新世は約１千万年の間、現在より10度以上も温暖であった。多様性にあふれた現在の植物、動物の基礎がこの時代に作られた。
100章：超温暖化の地球
約5600万年前、平均気温が北半球で５〜８度以上も上昇した。
温暖化は森林を発達させた。極地も温帯になり、大森林が出現した。当時の南極は温暖で、森林があり恐竜もいた。
大陸移動で活発になった火山から二酸化炭素などが大量に放出されたり、海洋底のメタンハイドレートがプレート活動に誘発されて融解し、メタンガスが噴出したりして、温室効果が起こったとの仮説が提唱されている。
▼写真・左：「始新世の温暖化世界」
101章：哺乳類の第２次適応放散
現代につながる新たな哺乳類が登場した。新しい哺乳類は空や海など、地上以外の生活空間にも進出した。哺乳類の第２次適応放散と呼ばれる現象である。地上での生存競争が激化してきたからである。
102章：始新世プレート大再編
プレート運動の向きが変わり大再編が起こった。地球の地殻変動にはプレート運動がかかわっていることが多い。
「地殻」とは、地球上の表層部のこと。海洋のところの地殻の厚さは5kmくらい。大陸のところの厚さは50kmくらい。 地殻はプレート物質に比べ密度が小さく軽いため、マントルに戻れず浮力で浮く感じ。下のプレート部と合わせ大陸を形成している。
「プレート」とは、地球の表面を覆う厚さ100kmほどの岩盤であり、14〜15枚ある。地殻とプレートの違いは含まれる物質成分の組み合わせの違いでもある。
(1)プレートは海嶺（海底山脈）で生まれ、地球史的な年月をかけて移動する。
(2)やがて海溝（海底の谷）へと沈む。海溝へ沈み込んだプレート（スラブ）が地下約660km付近で横たわるようにたまっている。このプレートの残滓はスタグナントスラブやメガリスと呼ばれている。
(3)たまりにたまったスラブは最終的には重力によって下部マントルへと崩落する。このときスラブがちぎれるなどしてプレートのバランスが崩れ、運動方向や移動の速度が変わり、海溝が新たに生じたりする。
「マントル」とは、地殻の下限から深さ約2900kmまでの部分。かんらん岩を主成分とする固体と推定されるが、長い時間でみれば流動している。
(4)その後、長い時間をかけて、マントル湧出地帯へ移動する。
(5)熱膨張で浮力を得て巨大な上昇流（スーパーブルーム）となって、再びマントル上部に現れる。
▼写真・右：「地球内部の名前」
地殻、プレート、マントルなど文章ではわかりにくいものは、図ではっきりする。
◆感想
今回の特集は地味だった。おもしろみがなかったよ。
特にプレートがどうこうというのは、地球内部のことであり実際に見れる訳でないので、具体的なイメージがわかない、親しみにくい。地震だけでなく、地球の大きな変化に関係することらしいので、大事なことだけど。専門家以外には、わかりにくい。
地球史の地学部門は地味だ。見えない世界（物質の成分とか、途方もない深さの地下など）を扱う事が多いので、忍耐がいるなあ。科学というのはそういう世界だから、がんばってついていこう。
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