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企業分析のススメコミュの豆腐メーカーの実態

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「男前豆腐」で一気に注目が集まった豆腐屋さん。今夏には「篠崎屋」がマザーズへ豆腐屋さんとしては初の上場達成するなど、豆腐メーカーの今後の動向が気になるところです。
そこで、今回は豆腐製造業の業界動向を簡単にまとめました。
質問、意見お待ちしています。

豆腐メーカーのマーケット規模は約3,000億円、これに外食産業も合わせると約1兆円の巨大マーケットとなります。
業界の特徴は以下の通りです。
?9割が年商10億円以下で、業者のほとんどが中小零細。特に
 家族で営む零細の豆腐屋さんが多い。
?大手メーカー不在。篠崎屋、さとの雪食品など年商50億円を
 超えるメーカーを会わせてもシェアは10%もない。
?主に小売に特化した製造販売体系、また大手スーパーへの卸
 に特化した製造卸に業態は分かれる。
?利益率は総じて低い。これは大豆、原油などの高騰による
 影響、単価の下落によるもの。
?豆腐は日販物であること(賞味期限1週間から2週間)、
 水分が多く含まれており、物流コストがかかることから、
 全国展開することが難しく、地場でシェアを高める戦略しか
 描けない。

まだ特徴がたくさんありますが、主なものはこの5つです。
特に問題なのが、利益率の低さです。豆腐メーカーは以前より
発言力が強い業種ではなく、例えば大手スーパーへ卸売りを行っている業者は、卸値はもちろんスーパーの言いなり、出来るだけ日持ちできる商品を開発しないとすぐに違う業者へ移させる圧力、特売品による採算度外視の戦略など、大手スーパーの顔色を伺うやり方が行われています。

そのためにどうすればいいかですが、一つ言えるのは、価格を上げて豆腐に付加価値を付ける戦略です。これで成功したのが、「豆腐屋ジョニー」を作った「男前豆腐」です。1丁300円という破格の値段でバカ売れしています。

つま何が言えるかというと、豆腐屋も本気でマーケティングをやる必要があるということです。消費者が何を考えているが、職人気質のある豆腐メーカーにとっては苦手な分野ですが、科学的な分析を取り入れることで企業価値は高められます。

シェアを拡大して(資本提携など、M&A)価格交渉力を握るやり方もありますが、中小零細企業にとって、それは非現実的な戦略です。

豆腐の味は正直よく分からないし、ある程度の豆腐なら違いは見抜けないかもしれませんが、ならば「売り方」を変えることに最大限頭を使うことが、この業界では必要なのかなと思います。

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