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嘘 研究室コミュの嘘談義

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 嘘をつくだけではなく、嘘について語り
嘘そのものへの理解をより深めましょう。

 そも、嘘とは何なのか。
よくできた嘘とはどんなものか。
嘘の効能とは。

コメント(11)

嘘。
人が人であるために作り出したもの。

「人は真実のみに生きるにあらず」
この言葉は真実なのか嘘なのか。

…どっちでもいいですか?(笑
 リアルな嘘をエンターテイメントの手段として用いるのは
昔からよく使われる手ですよね。
たとえば清水義則のパスティーシュなんかは嘘の
延長にあるスタイルではないかと思うわけです。

 漫画の男塾にも民名書房という実在しない出版社を
でっち上げて、エンターテイメントとして成功しています。
鼻行類や秘密の動物誌という本を見ても、嘘が見事に
エンターテイメントに昇華されています。

 そう考えると、本当に嘘に大事なのは、嘘の内容よりも
嘘を飾る演出と文法ではないかと。
先の民名書房も、格闘技の専門書を模したスタイルで書かれ
鼻行類も大真面目な生物学の本として書かれています。
秘密の動物誌にいたっては、写真を使ってどこまで嘘を
真実に見せることができるかに挑戦しています。

 嘘って、深いですねえ。
 つまり、メタ虚構たる存在こそが私の求める嘘でしょうか。
虚構とはつまり作品として生み出された嘘である。
ではメタ虚構とは、作品の枠を飛び出たものであろうか?否。
メタ虚構もまた作品の一部。第1回ファンタジーノベル大賞受賞の
「後宮小説」を読むとそれはわかる。虚構の史実を書くときは
一般的に虚構内人物や歴史にクローズアップし、小説の体裁をとる。
後宮小説はさらに一歩俯瞰で見て、虚構の史実を眺め
歴史的文献を参照し書かれたものだというスタイルをとっている。

 ゲーム「シーマン」の企画者は、シーマンを実在として扱う
奇妙な広告展開を徹底した。このときの理念が見事だ。
「ゲームデザイナーの仕事は、ユーザーがゲームの存在を知り
そしてゲームを手に取りゲームを始めるまで、すべてをデザインすること」
 ゲームの世界をデザインするのではなく、ゲームと世界の関係をデザイン。
ここに、ある種の完成された嘘の世界が存在する。メタ虚構だ。

 どういう嘘をつくか、それも重要だけど
どういう世界に向けて嘘をつくか、それも考えるべきか。
嘘だけを見ていては良い嘘はつけない。
 そこで立ち返って、ZAP氏の言葉を振り返ってみよう。
嘘とは人が人であるために作り出したものと。
となると動物の行う擬態などは嘘に入らないことになる。
身を守るための嘘。保身のための嘘。確かにそれは
人間に当てはめると、醜い嘘の部類に入る。

 美しい嘘、よくできた嘘のみを求める者としては
保身のための嘘などは嘘に入れたくない。
知的遊戯たる嘘の評判が悪くなるわ!と言ったところだ。

 うむ。嘘は人のみの物だ。
他者をひきつけるための「擬態」は「嘘」になるかどうかが次の議題です。(マテ
 確かに、商品としての展開を見据えたシーマンの嘘は
他者をひきつけるための擬態ともいえますね。
チョウチンアンコウの光のごとく、客は引き寄せられていきました。
あ、そういえばシーマンってチョウチンアンコウに似てるなあ。
とか言ってみたり。

 うーむ、普段何気なく使っている嘘ですが
こういうコミュニティによって真面目に研究するとなると
なかなか深いですねえ。私ごときでは研究できている気もしません。
私はよりいっそうの精進をしないといけませんね。
…それはより一層ドギツイ嘘をついていくということでよろしい?(笑

とりあえずミクシィ界を揺るがすような大嘘期待してます。(マテ
 いや、過ぎたるは猶及ばざるが如しと言います。
嘘をエンターテイメントとしてみても、やりすぎはよくないですよ。
面白くしようとしすぎたお笑い芸人も面白くないじゃないですか。

 色気の出しすぎは、エンターテイメントの敵ですよ。

 特に研究と言うことになると、大嘘もひとつの研究対象ですが
ただでたらめを言えば大嘘になると言うわけではありませんから。
よりリアルに、しかしより愉快に、だまされる側の立場に立った
そんな嘘こそが、求められる嘘ではないでしょうか。
端的に

詐欺師はせいぜいTVの実録物の題材が関の山
愛されるのはペテン師。
われわれが目指すべき方向は、こちらでありましょう。

狡猾に、しかし洒脱に、痛快ですらあるペテン師になりたいですな。
なるほど…。
ペテンと言えば確かに判りやすい。

…んじゃとりあえずマーズインヴェイド並みの大ペテンを目指して。(笑
 大槻ケンヂが歌の中で書いたペテン師も
人生はペテンと言い放ち、楽しくやろうと謳い
最後は滝つぼに笑いながら落ちていきました。

 あれ。あのペテン師は嫌われていたなあ。

 それでも彼は、人の心にいつまでも生き続ける。
うむ、結果愛されているんじゃないか。

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