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The Shamen (シェイメン)コミュのSPACETIME再スタートその背景をきく

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SPACETIME再スタートその背景をきく

今週は5年ぶりにブランドを再開し新商品がコネクテッドに入荷したSPACETIMEのデザイナーRICHARD SHARPEさんにお話をうかがいました。

― Richardさんはそもそもいつ頃から服作りをされてるんですか。

「1988年かな、僕はシェイメンのメンバーでもありロンドンでパーティをやっていたんだ。アシッドハウスの頃。ミックスマスター・モリス、スペースタイム・コンティニウム、KLF、アダムスキーとシェイメンなどが主なメンバーでよく一緒にやっていた。音楽はアンビエントでフリーパーティさ。そして僕はホログラムにもとっても入れ込んでいた。ホログラムもアンビエントもその当時は全く新しいものだった。アトリエの壁は全部ホログラムにしていたよ (笑)。僕はホログラムをTシャツに熱転写するテクニックを開発していたので、それを発展させてウエア全体に使えるようにしたかったんだ。」

「 そしてじきにすべてがもっとポピュラーになっていった。アシッドハウスハウス然り、テクノ然り、、、
僕はロンドンで2つのショップをやっていた。ひとつはゼログラヴィティーという名前でもうひとつがスペースタイムだった。ゼログラヴィティーはソーホーにあったけど、スペースタイムは歌舞伎町みたいなところにあって、セックスシネマの映画館なんかと並んでいて売春婦もよく歩いている通りだった。
僕の最初のアトリエはカムデンにあってヴィヴィアンウエストウッドのアトリエの隣だった。ヴィヴィアンのスタジオには4人のスタッフがいたんだけど、ある日彼らは友人をスタジオに招いてサンプルを着たおしたりするパーティをやってしまい、ヴィヴィアンはかんかんになって彼らを首にした。おかげで僕は、ヴィヴィアンが厳しい目で選んだ4人の優秀なスタッフを雇い入れることができて本当にいいスタートをきることができたよ(爆笑)。
そのうち僕らの服はロンドンのみならずヨーロッパの色々なセレクトショップに置いてもらえるようになり、ニューヨークにも進出できていた。」

「しかし1990年になるとシェイメンがヒットして忙しくなってきて、スペースタイムに十分な時間を割くことができなくなってきた。ツアーを重ねるうちにナンバーワンヒットがうまれ、超忙しくなった。そしてアメリカにツアーにでることになってはじめてサンフランシスコに行ったんだ。
そしたらワオーッ! (パチンと指を鳴らして)コレだって感じたんだ。
それでシェイメンのツアーの途中シカゴの空港で僕はもうロンドンに帰らないと決心して、メンバーにお別れをいい一人サンフランシスコに向かう列車にのりこんだ。ステージ衣装のままスーツケースを持って、ロンドンのすべてを放棄して、、」

― すごい決心をしたんですね。

「うん。アメリカですべてもう一度やり直そうと思った。スペースタイムは商標がすでに押さえられていたので ディープスペースタイムと名のった。
でもアメリカはちょうどその頃レイブシーンが始まりだした時期で、スペースタイムやアナーキック・アジャストメントがポピュラーになるのにそんなに時間はかからなかった。」

― ロンドン時代とスタイルは変ったのですか。

「ロンドンのファッションはテイラードがベースだったり、パンクだったり、ボンデージだったり、、、でもアメリカではもっとフリーキーでスペイシーでカジュアルでウエストコーストな感じだったね。」

― そして今度は日本に移ったんですよね。

「そう、トレードショーなどに出展するうちに君にも出会えたし、ショップ33のアラタケさんにもであったし、なにやら日本人と知り合うことが増えてきてだんだん日本に興味がわいてきた(笑)。
そして96年の足利でのネオテリックショーを境にスペースタイムは再び動いた。ロンドン、サンフランシスコ、東京と3つの大都市を移り住んだことはほんとに貴重な体験だったよ。」

― 今のSPACETIMEはそうした経験をすべて含んで上での再スタートなわけですね。

「そうそう。アートスクールに通っていた頃の感覚をもう一度とりもどして実験しているような感じだ。音楽が今アナログにどんどん戻って行ってるようにファッションもアナログな感覚でやりたいね。僕は常に何かに触りながら作ることが好きなタイプ。雑誌をめくりながら、次はこのトレンドをとりいれよう! なんてふうにはできないんだ。いかにスピリットをこめてアーティスティックにやれるかが大事なんだ。そしてメイド・イン・ジャパンにはこだわりたいね。足利に小さな職人のチームを作っている。数も多く作れないし、値段も少し高くなるけれどクオリティはベストだよ。」

― 春物はカットソー中心で行きますね。いろいろおもしろいグラフィックものを準備されているので楽しみなんですけど。

「そうだね。春物で予定しているグラフィックは人によってはポップサイケデリックといわれる。ニューヨークのポップアートみたいなフィーリングとサイケデリックな色使いのミクスチャーみたいだ。(グラフィックでは)僕はスクエアにカットされているラインとかがあまり好きじゃないので、ハンドカットで描いたちょっとゆがんだ線とか、センター合わせになってない配置とかには気を遣ってる(笑)。あと秋ものではジャケットやパンツなど布帛もやりたいね。札幌にいい工場を見つけたしね。」

― スペースタイムでは音楽も一緒に続けるのかな。

「そう、音楽はKEN MACHINEという名前でライブをやっている。あと15年間行動をともにしているMESHEENの新しいアルバムも持ってきたよ。服作りではいろんなことをバランスよくコンとロールすることが必要だけど、音楽ではもっと自由に自分を開放することにしているよ。」

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