ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

原始仏教コミュの原始仏教の宇宙観

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
原始仏教の宇宙観は大乗仏教の宇宙観と若干異なります。ここで紹介するのは「完全に原始仏典からの記述のみ」によって構成しています。完全に網羅しているわけではないですが、しばらく調べそうにないので不完全ですが載せておきます。



[世界]

 一世界  ← 太陽と月が照らす範囲(太陽系)
 小千世界 ← 一世界 × 1,000 (銀河系)
 中千世界 ← 小千世界 × 1,000(超銀河団)
 大千世界 ← 中千世界 × 1,000(グレイトウォール)




[宇宙観]

・滅界        ニローダ・ダートゥ(滅の領域、涅槃界との関連は不明) 

・三界        欲界・色界・無色界


 無色界[勝界]   アルーパ・ダートゥ(物質のない領域) 
  非想非非想処天  想があるのでもなく想がないのでもない境地に達した神々
  無所有処天    「何も無い」という想の境地に達した神々
  識無辺処天    「無限の識」という想の境地に達した神々
  空無辺処天    「無限の空」という想の境地に達した神々

 色界[中界]    ルーパ・ダートゥ(物質のある領域) 
  最古天      アカニッタ天(最も古き神々)不還者の転生先の第五
  善解天      スダッシン天(善く解す神々)不還者の転生先の第四
  善見天      スダッサ天(善く見る神々) 不還者の転生先の第三
  無熱天      アタッパ天(熱悩のない神々)不還者の転生先の第二
  無害天      アヴィハ天(害さない神々) 不還者の転生先の第一
  広果天      ヴェーハッパラ天(広い果の神々)
  浄天       スバ天(清浄な神々)
   遍浄天     スバキンナ天(遍く清浄な神々)
   無量浄天    アッパマーナスバ天(無量に清浄な神々)
   少浄天     パリッタスバ天(少量に清浄な神々)
  光天       アーバ天(輝く神々)
   極光天     アーバッサラ天(極めて輝く神々)
   無量光天    アッパマーナアーバ天(無量に輝く神々)
   少光天     パリッターバ天(少量に輝く神々)
  梵        ブラフマー
   十万梵     サタサハッサ・ブラフマー  (十万世界を支配する梵)
   一万梵     ダササハッサ・ブラフマー  (一万世界を支配する梵)
   五千梵     パンチャサハッサ・ブラフマー(五千世界を支配する梵)
   四千梵     チャトゥサハッサ・ブラフマー(四千世界を支配する梵)
   三千梵     ティサハッサ・ブラフマー  (三千世界を支配する梵)
   二千梵     ドゥヴィサハッサ・ブラフマー(二千世界を支配する梵)
   千梵      サハッサ・ブラフマー    (千世界を支配する梵)
           
 欲界[劣界]    カーマ・ダートゥ(欲のある領域)
  他化自在天    パラニンミタ・ヴァサヴァッティ天(他者に自在に化作する神々)
  化楽天      ニンマーナラティ天(楽しみを化作する神々)
  トゥシタ天    トゥシタ天(喜ぶ神々) 
  ヤーマ天     ヤーマ天(禁戒ある神々)
  三十三天     ターヴァティンサ天(三十三の神々)
  四大王天     チャートゥ・マハーラージカ天(四の大王の神々)   
  人間       時代によって八万歳から十歳まで幅広い寿命がある
  餓鬼境      餓鬼界の食物も食べ、人間界の食物も食べる(供養有効)
  畜生胎      寿命も大きさも非常に多様
  地獄       無数の地獄がある




(「天」はデーヴァdevaの複数形で「デーヴァー」です。ブラフマーにはデーヴァーがついていません)


「大多数の者が堕落する」というのが基本になりますが、智慧が増大すれば向上します。これを基本にして、悪趣と天界の人口数や、劫の成住壊それぞれにおける悪趣天界の大きさなどを考慮すると面白いと思います。






・一世界   
一つの太陽と一つの月が照らせるだけの範囲との記述があります。一つの太陽系だと思います。一世界に一つの他化自在天、一つの化楽天・・・一つの人間界があります。従って千の世界には千の他化自在天、千の化楽天・・・千の人間界があります。

 一世界(いちせかい)    太陽と月が照らす範囲=一太陽系。
 小千世界(しょうせんせかい)千の一世界。
 中千世界(ちゅうせんせかい)千の小千世界。ゆえに百万世界。
 三千世界(さんぜんせかい) 千の中千世界。ゆえに十億世界。

 ・一世界の定義「大中小の千世界の記述」
  http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=53165521&comm_id=951429


・無想有情  
色はあるが想がない神々のことですが、従来は広果天のあたりに入りましたが、原始仏典では確認できません。アビブー(勝者)が無想有情を意味するとされていますが、まだ確認していません。

・阿修羅
アスラ。サッカを王とするデーヴァたちの宿敵。三十三天と敵対するところから、それぐらいの神々のレベルにアスラがいると考えられますが確かな記述は原始仏典では確認できません。アスラは主に海に住んでいます。もちろん海にはガンダッバなど善い神々も住んでいます。サッカがアスラ王に対して「汝らは古き神々なり」と呼ぶところから、他の世界神話とも一致します。アスラ王の哲学は「自らの欲求との結合を最上とする」。「汝の欲することを為せ」に等しいです。サッカの哲学は「自らの欲求との結合を善しとするも、忍耐こそ最上」。ゆえにアスラに勝ちます。

・四大王
東:持国天、ダタラッタ。ガンダッバ(香りを食べる)たちの大王。
南:増長天、ヴィルーラ。クンバンダ(睾丸の大きい者)たちの大王。
西:広目天、ヴィルーパカ。ナーガ(龍)たちの大王。
北:多聞天、クヴェーラ。ヤッカ(神霊)たちの大王。
「地蔵、買(こ)うた」と覚えるのが有名です。「持・増・広・多」。

・五浄居天
無害天から最古天の領域のことですが、まだこの「五浄居天」という単語は確認していません。

・最古天
アカニッタ天のことですがこの「最古天」という単語は僕の造語です。カニッタ[若いの最上級]がア[否定]ですので僕はそう考えています。「有頂天」とか「色究竟」という意味はアカニッタからは見いだせません。神々と他の四浄居天はゴータマに会いにきていますが、アカニッタ天はゴータマに会いに来ていません。

・無害天
「無煩天」とされますが、僕はアヴィハを「ヴィヒンサー(害する)」の否定形と見ます。アヴィハには煩いという意味は見いだせません。むしろ無熱天の方が無煩天の名前に相応しいです。

・広果天
この神々に五浄居天も含める考え方がありますが、まだ確認できていません。

・魔羅
マーラ。「殺す者」の意。しばしば他化自在天の王であるとされますが、確認できません。マーラカ(māraka)は「①悪魔の.②殺者・殺害者」、マーラナ(māraṇa)は「殺すこと、殺戮」。他化自在天の王には「ヴァサヴァッティ」という称号があり、「マーラ」ではありません。梵天を思い通りにするマーラが原始仏典に登場することから謎は深まるばかりです。

・大梵天
マハー・ブラフマー、大梵天王と尊称されますが、多数います。千世界を支配すると大梵レベルになるようです。全宇宙を支配する大梵の記述はありません。この世界は最高支配者を持たないという記述が原始仏典にあります。

・帝釈天
サッカ・デーヴァーナム・インダ。三十三天に君臨する神々の王。一世界に一帝釈天です。ブラフマーとマーラと如来同様、男性としてのみ存在。女性が梵魔仏サッカに転生したい場合は、性転換して転生する必要があります。親孝行や怒らないなどの「七禁足」の戒律を守ってサッカに転生する方法が原始仏典に記述されています。

・如来
タターガタ。三界中の最高者。一世界に一如来です。如来は滅多に出現しませんが、宇宙は広いので、現在どこか別の太陽系に如来がいる可能性は高いです。大人二十戒を成就して三十二相を獲得して出家すれば誰でも如来になれます。如来よりも宇宙法則のほうがレベルが上です。

・法
宇宙の法則。生ける者では如来が最高ですが、法はあらゆるものの中で最高位を占めています。法によって階級が生じ、苦も苦滅も凡夫も如来も法によって生じるからです。

       





【転生の原則】

  三悪行を為す心が汚い悪人 → 悪趣(地獄・畜生・餓鬼)に行く。
  三善行を為す心が清い善人 → 善趣(人間・神々・梵天)に行く。 

  悪・悪業=自己・他者・両者を害する → 自己に苦の報いがある業
  善・善業=自己・他者・両者を利する → 自己に楽の報いがある業



【特殊クラスへの転生法】


1.如来への転生方法
 大人二十戒を成就することにより三十二相を獲得し、出家すると如来になれる。

2.単独仏陀への転生方法
 パッチェーカ[単独]・ブッダ。無記述。
 正法がない時代に生まれて悟るまで修行する?詳細不明。

3.マハーブラフマーへの転生方法
 手堅いのは七年間、慈心を修する。
 この場合、光天に生まれてからそこから没して大梵に七回も転生可能。
 単純計算だと一年間慈心を修すれば一度は大梵になれるかも知れません。

4.神々の王サッカへの転生方法
 七禁足を守るのが一つの方法。
 七年間、慈心を修すれば三十六回もサッカに転生できる。

5.マーラへの転生方法
 無記述。大抵、地獄に堕ちていますからおすすめできません。
 モッガーラナの前世がドゥーシンという名の悪魔で地獄で苦しみました。

6.転輪王への転生方法
 大人二十戒を成就して三十二相獲得の上、出家しないで在家にとどまる。
 しかし「聖なる輪を転じる務め」を果たせば転輪王になれると考えられます。
 その「転輪方法」は長部26経「転輪経」に記載。

  階級    聖職者階級・貴族階級・一般市民・奴隷以下[生まれより行為]
  財産    富豪・貧乏  [寄付の有無多少]
  容姿    美麗・醜悪  [不快を露わにした有無多少]
  権力    有力者・無力者[嫉妬の有無多少]
  智慧    聡明・愚者  [聖職者への質問の有無多少]
  健康    健康・病弱  [他者に暴力を振るった有無多少]
  寿命    長寿・短命  [他者を殺害した有無多少]
  子宝    多産・無産  [人の家族仲を引き合わせたか引き裂いたか]





[世界の始めと終わり]

原始仏典の話をまとめるとこうなります。

長い時間が経つと、次々と太陽が増加し(多分他の惑星が燃え始める)、八つ目の太陽が出現したときは、地獄から梵天界までが燃え上がり、バターを焼くと跡形も無く消滅するように、見える太陽系を含めて見えない領域まで全てが燃え上がり全てが消滅する。これが一世界の終わり。

そのとき、生ける者たちの大部分は色界第二禅天である光天に転生する。そこでは心により形成された身体で、喜びを食物として、自ら光り、空を飛んで長い間、生活する。それから長い時間が経って再び世界が生じ始めたとき、空っぽの梵天の宮殿が最初に出現するがまだ誰も住んでいない。この梵天の宮殿が空家のままの期間が長く続く。

それから長い時間が経って、彼らのうちの一人が寿命が尽きたか福徳が尽きたかして、光天から没して空家の梵天の宮殿に生まれる。彼は心によって形成された身体で、喜びを食べ、輝き、空を飛んで、一人で孤独に長い間生活する。

それから長い時間が経つ。あまりにも長く一人だったので彼は楽しみがなく、「誰か来ないかな」という希望を起こす。それからしばらくして、光天のうちの次に寿命が尽きたか福徳が尽きた者がそこに生まれる。そこで同様に心によって形成された身体で、喜びを食べ、輝き、空を飛んで、彼と一緒に生活する。

前世の記憶を忘れているので最初に生まれた彼はこう思う。
「私はブラフマーだ。マハーブラフマーだ。全能者である。勝つ者であり、勝たれることがない者である。全てを見る者、全ての支配者、自在なる者、創造主、生じたものと生じていないものの父である。ここに住する生ける者たちは全て私が作り出した。なぜか。以前私は誰か来ないかという念を起こした。そして彼らが生まれてきたから」。

後で来た者たちはこう思う。
「この方こそ、ブラフマーだ。マハーブラフマーだ。全能者であり、勝つ者であり、勝たれることがない者だ。また全てを見る者、全ての支配者、自在なる者、創造主、生じたものと生じていないものの父だ。私たちはは全て彼によって作り出された。なぜか。私たちは彼が最初に生まれたのを見て、私たちは後で生まれたから」と。

そして実際、最初に生まれた彼は寿命も輝きも力も他の者たちよりも優れていて、後から生まれた者たちは劣っていた。こうして「唯一神信仰」は梵天界とそれ以下の天界から地上界にいたるまでを席巻し、この教えは神々の誤解によって天界と人間界に布教された。



別の経典の時間系列の話ではこうなっています。

当時太陽も月もなく昼も夜もなく、全ては闇でただ「万物は水」となっていた。男女の別もなくただ万物は万物たるのみ。長い時間が経った後、その水となった万物に甘い膜が生じた。牛乳を沸騰させたときにできるあの表面の膜のような。それは色も香も味もよく、蜂蜜のような味だった。生ける者のうち貪欲な者はそれを貪った。・・・・・・以下のリンクを参照。

 ・第27経 『起源経』 人類の起源   (原仏3 P115–140)
  1 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=30601040&comm_id=951429
  2 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=30603351&comm_id=951429 完



さらに別の経典。
今現在の人類の寿命はやがて10歳まで縮む。
互いを殺し合う剣の七日間の後、生き残った者たちが十悪業道を一つずつ捨て、十善業道を一つずつ修めれば修めるほど寿命が伸びていく。
寿命が八万歳にまで伸びたとき、インドに転輪王が現れ、続いてメッテーヤ・ブッダが現れ、転輪王もそのもとで出家する。


(不十分なところが多いのでまた編集すると思います)

コメント(9)

巷では2012年問題や神々や天使や堕天使や悪魔が実在するということが陰謀や政治経済に絡めて色々な書籍で言われています。そういうことは僕もありうるとは思います。数人の家族ですら隠し事をなくそうと思ってもなくせないのですから、国家規模や神々が絡めばより一層、秘密会議多数という結果になってもおかしくありません。大学のサークルでも会社でもよくあることです。隠れて三悪行をする「覆」の悪徳を滅するための修行を積まない人々や神々、覆の悪徳の過患と滅する道を知らない人々や神々においては必然的に覆なる三悪行が生起します。よってもって秘密会議が招集されます。これもまた因果連鎖です。人によっては「ゴータマが説かなかった教えの分は覆ではないのか」と言う人もいるかも知れませんが、それは説けば他者の不利益となると判断された分で説かなくても他者を害さないので無罪の領域で黙秘権がゴータマにあります。確実に言えることはゴータマには「他者を害する三悪行を隠す『覆』は絶対に存在しない」ということです。原始仏典における如来の設定を信じるのであればそうなります。

覆はあるものであり、人々や神々がそういった計画を大多数に知らせずに企てているならば、確かに2012年の12月21日に事は起こり、画策する人々や神々や堕天使や悪魔達のそれぞれの計画は実行されるでしょう。しかし計画が実行されないならそれらは実行されないでしょう。全ては存在者がそれぞれ作為することに応じて発生します。それぞれの因果連鎖体の優劣間においてやろうとしていることを止める力が対抗勢力にないならば、やろうとしていることは執り行われます。いずれにしても力がある存在者や勢力の結果が優先して出て来るものです。

四諦知から始まる八正道と四念処から始まる七覚支を信じる人においては、政府の計画関係なくただ三学を学ぶのみであり、神々の計画も関係なくただ聖八支道を実践するのみであり、太陽系や銀河系の計画も関係なくただ漏尽を目指すのみであり、人類の起源が神であろうと堕天使であろうと悪魔であろうとエイリアンだろうとその複合的な要因であろうと無限に遡る輪廻であろうと関係なく、全ての苦を滅するまではこの精進をやめるつもりはないという心掛けでさえいれば、それは業の報いの観点から言っても手堅いと言えると思います。

この件、つまりハルマゲドンとかラグナロクとか天使と悪魔の最終戦争(第一次大戦などからハルマゲドンは始まっておりずっと続いているのだと言う人もいます)とか色々と言われること、それに対する態度は原始仏典に書いてあります。原始仏典に書かれる光音天から地上に至るまでの堕落の過程、十善業道を一つひとつ失うことにより容姿が悪くなり、寿命が短縮する堕落の過程、また人類の寿命が十歳になって陥る剣の七日間、そこから再び十善業道を一つひとつ取り戻して寿命を伸ばし、最後に寿命が八万歳まで回復して転輪王サンカのもとでメッテーヤ・ブッダが現れるところまで。

さらにサーリプッタやモッガーラナでさえも去り、ゴータマも去ること。それゆえに諸行は不定であり、諸行は堅固でなく、諸行は無常であり、諸行に頼るべきではないということ。それゆえに人は自らに頼り、自らに帰依し、法に頼り、法に帰依しなければならないということ。そのための四念処であり、四念処から始まる七覚支であり、七覚支により円満となる明解脱であり、明である慧解脱により不退転となること。これを腹に収めておけば、これからの時代の激動と地球と太陽系の激変と言えども「この苦は永遠ではない。またこの楽も苦のない状態もまた無常で苦で無我だ。ゆえに執着すべきではない。一切行は無常であるがゆえに執着すれば執着対象の変化とともに違逆が生じ、心の苦受が生じるから」という想を生じさせることができるならば、いまだ自恃から離れずと言えると思います。自帰依・法帰依は阿羅漢でなくとも念身すれば、そのときはすぐさま自帰依となるのですから。念を失えば他帰依となりますが。
一部の人はある神、ある神々、ある霊団、ある神群、ある宇宙存在からの啓示や神示に感銘を受けて、原始仏教を捨て去ります。それはその霊的存在、神的存在が四諦知から始まる八正道を軽視していることを原因とし、感銘を受けた人も四諦知から始まる八正道を原因として何が結果されるかを自ら考察していないことを原因とします。その原因は信が劣り、努力が劣り、注意力も劣り、集中力も劣り、知恵も劣るがゆえに取り上げた事柄の因果連鎖の流れを見切ることができないからです。大多数の神々は四諦知から始まる八正道の義をまったく理解していません。マハーブラフマーが全知全能・唯一絶対・最高存在であると信じ切っている霊や神々が大半です。一部はマハーブラフマーに反旗を翻しており、一部は罪を犯したことを後悔してマハーブラフマーのもとに帰ろうとしており、それとはまた別の一部は純粋に悪趣味の魔族であったりするとは思いますが。

しかしそれらいずれも四諦知を軽視していると見ていいです。神々が無常性において真の理解が及ばないのは「苦痛が生じるところの無常に直面すること、人間よりも少ないこと」これを原因とします。人間は文明が崩壊すれば「無常だな」と思います。しかし神々にしてみれば人類の文明崩壊など当たり前です。神々にとっては神々の仲間や神々の世界自体が完全崩壊するまではなかなか無常性を痛感しないと思います。それが四諦知を軽んじる原因となっています。神々は無常を知っていると主張すると思いますが、それは地上界の無常の知であり、神界の無常の知ではないと言えます。マハーブラフマーの無常性にいたっては疑ってもいないのですから、そこに我と我がものという執着があり、その奥には世界観への邪見があります。いわく大梵天王への盲信と思考停止です。「自らが行なう実験と観察による検証」、これを行なう存在は向こう側の世界の存在者であっても極めて稀です。

見解の相違は各個々人・各存在者の心の土壌の性質により限界点が決まっています。心は過去の行による因果連鎖の集積です。六触処から入ってきた要素もあれば、三行として外に出してきた要素もあります。複雑な要素が絡んで形成された現在の心は「土壌」にたとえられます。見解とは種であり遺伝子であり、種を蒔くというのは外からの声を聞く聞法に相当します。土壌に対応した種だけが根付き、対応しないものは根付きません。

種から芽が出て花が咲いて実が出来ます。植物全体が彼の体型ならば、花とは彼の表情に譬えられるかも知れません。果実は彼の三行です。植物は花が多少悪くとも果実が人に利益を与えるものであれば、大切に育てて増やすものです。同様に人は容姿が多少悪くとも三善行を行ない人に利益を与えるものであれば、その人との付き合いは大切にされるものです。しかし有害な植物はいずれ取り除かれます。

植物は主に種により、またその他の部位によっても増えますが、同様に人もまた言葉によっても行ないによっても空間を同じくするだけでも、周りの人を感化して自分と似たものにしていきます。悪徳への抵抗力がない人は悪人の影響を受け、悪人と性格が似て来ます。「絶対に悪徳を受け入れないぞ」という修行を積んだ抵抗力がある人は影響を最小限にとどめることができると思います。類は友を呼ぶというだけでなく、類は友を同化せしむとも言えると思います。

人の言葉は花粉であり、聞く人は受粉対象の雌しべのごとくです。考え方や生き方や価値観の判断を含む言葉はまさに種であり、聞く人は蒔かれる土のようです。それゆえにサキャ族の沙門にして阿羅漢である人々は「私たちは先生の口から生まれた」と自ら宣言します。肉体の血統が尊いから尊いのではなく、漏尽の聖者の言葉によって心を完全に清浄にするからこそ真の意味で「口から生まれた」「聖なる教えによって身を正した」と言われるのだと思います。四諦知という不死の種、不死の遺伝子をゴータマの口から耳という表土を通過して心の土壌の深くに受け入れ、その種を発芽させたがゆえに流れに入ったのであり、実が成ったからこそ阿羅漢となったと言えるのだと思います。
ある因果連鎖体が四諦知の価値も真義も理解しないというのは、腐った土壌では良い種も腐り芽も出さないということと同じぐらい必然的なことです。その上で「さてこの土壌を改良しようか捨てようか」というのは改良に利益を見るか捨て去ることに利益を見るか、それは栽培者の事情によるものです。

この教え、四諦知から始まる八正道、この義を幾分でも了解した者にとっては百年、千年、万年、億年、兆年、京年、垓年かけてでも無限に善を求めて修行をすることになります。漏尽はその途中で達成するものであり、聖者達にとって漏尽は当たり前のことなのだと思います。それからさらに修行を続けて好きに生きるのだと思います。

求道と修行の義、四諦知と八正道の義、これらをいくらか理解し、信じる者にとってはその知の再形成によりある程度の時間の経過でこの善なる価値観が悪なる価値観にすり替わるということは道理としてあり得ません。ただし、あまりにも長時間不放逸に住し過ぎて完全に善法と善法の義を忘却するに至る無戒の者は除きますが、その場合は始めから流れになど入っていなかったと断じてよいです。なぜなら知ある者はその知の分に応じた戒を必然的に獲得するものだからです。

この道は神によって選ばれた者が歩む道ではありません。そもそも神により選ばれた者は神により見捨てられることもあり得るのですから全然盤石ではないのですが、しかし諸行無常で見捨てられたそのときはまた拾う神もいるかも知れません。しかし拾われたとしても、これもまた諸行無常で人の縁も神の縁も仏の縁もいずれは切れるものです。全宇宙は変化してやまないものですから。

この道は神によって選ばれた者が歩む道ではなく、自らによって自らを選んだ者だけが歩める道です。自分の利益を考え自分の利益のために従事し続ける者は自分しかいないのだという道理をよく得心した者だけが、「自他を傷付けるような社会の仕事は請け負わないようにしよう。自他を傷付けるような神の使命は受けないようにしよう。社会と自己を同一視せず、国家と自己を同一視せず、地球と自己を同一視せず、太陽系と自己を同一視せず、神界と自己を同一視しないようにしよう。これらと自己を同一視する者はそれらから仕事が来たり使命が下ったりすれば、自他を傷付けてでもそれらの仕事や使命を行なうようになる。しかし同一視せず分離したものと見れば、自他を傷付ける義務を請け負うことはない。異なったものは異なったものとして見て、さらに業の報いの流れをも見て、悪業の報いを怖れるがゆえに一切の悪を他者に為さない。これは自己に善し。他者は好きに生きるに任せよう。しかし私は絶対に悪を為さない」という態度を取れます。

もしも四諦知の意義をいくらか考察して理解し、完全なる無執着への道を信じて流れに入っている人がいるとすれば、実にこの日本において最高の人材であり、賢者達にとって極めて高く評価されるべき者と言ってよいのではないかと思います。「自分の心も身体も全部無常で永遠な部分はどこにもない。また苦は因あって生じる。この因にも因がある。この因も無常で断ち滅することはできる。この苦とこの苦因とこの苦因の因を断つ原因蓄積としてはそれらを断つための八支が有効となる。苦因が滅して苦は滅する。無常であるから可能となる。苦因は内から生じているものだから内の努力によって苦因が断たれて苦が断たれることには道理がある」と見ることによって三結を断って、流れに入ったならば最低限のラインを越えたのですから、自ら利益を欲するままに修行のカリキュラムを自分で組めばよいと思います。慈心により生計の安定させつつ。
時代と世界は今後の十年で大きく変わっていくと言う人がいます。確かに今までも十分時代は激変してきましたし、今後さらにその傾向は加速していくだろうと僕も思います。あるいは未曾有のことが起きるかも知れません。しかしそれらとは関係なく漏尽のための修行があります。はじめからこの戦いは「自分の苦しみに対して自分一人で行なう孤独な戦い」であるのだと思います。神々さえ信じていなかった求道の初心者の人々にとってはこの道、「神々をも越えて高みを目指し、漏尽のための四諦知から始まる八正道を単独で行く」というこの道は、いささか敷居が高過ぎるのかも知れません。しかしだからこそ、この激動の時代は「自分に最高の可能性を与える最高の種子を自分に宿すのに好機である」とも言えると思います。

日本と世界の今後がどうなるかはわかりませんが、確実に言えることは「三悪業を為さないほうが善い。業の報いがあったときに困るから」ということです。後は現実的に変態的犯罪や業務上の犯罪、突発的犯罪を犯さないように注意することが肝要だと思います。もちろん家族・親族・友人に贈り物や優しい言葉などで友好度を高めつつ、自己の先祖霊・関係霊と土地の神々や自然霊などに固体・液体・気体・念などを捧げて、自らの足場を固めていけばより盤石だと思います。しかし慈心にしくはないと思っています。

今回、これを書いたのは僕のリアルの知り合いが「今後十数年で起きること」に捕われ近視眼的になって、原始仏教を捨てたのが縁となっています。時代情勢を見ることに傾注するのはいまだ凡夫的です。賢者は法を見ることに傾注します。時代情勢は外界の一端に過ぎません。法を見れば外結も内結も断たれ、前後左右上下の全空間、過去未来現在の全時間を包括して無常の知見と無我の知見を自らの内に蓄積して、その分に対応して執着を断ち解脱するからです。

僕の「言わなくてもわかるはず」という基準が一般の方の基準と比べて以前よりも乖離してきていますので、今回はあえてこの件を書きました。分量が多いので分割も考えましたが、文章に勢いがなくなりますので一気に載せました。読むのは義務でないので今後も暇なときに苦にならない程度で読んでくださればと思います。

一応僕も毎日3、4分は日本と地球に慈心を修しています。少しでもみなさんに良い未来が来るように微力ですが頑張りたいと思っています。
ありがとうございます。
「四諦知から始まる八正道と四念処から始まる七覚支を信じる人においては、政府の計画関係なくただ三学を学ぶのみであり、神々の計画も関係なくただ聖八支道を実践するのみであり、太陽系や銀河系の計画も関係なくただ漏尽を目指すのみであり、人類の起源が神であろうと堕天使であろうと悪魔であろうとエイリアンだろうとその複合的な要因であろうと無限に遡る輪廻であろうと関係なく、全ての苦を滅するまではこの精進をやめるつもりはないという心掛けでさえいれば、それは業の報いの観点から言っても手堅いと言えると思います。 」という文章には、本当に助けられています。いろんなことがあって、何も出来ない気がして、混乱していましたので。
根本とか、広い視野、宇宙観…真実だから、最強なんですね。
ペコちゃんさん
詳細な翻訳とマトメをシェアーしてくださり、ありがとうございます。

全体構造に関して、感じたことを若干、述べさせていただければと思います。
(原始仏典に記述されていないかもしれませんが、今時点のお釈迦様に確認できるようでしたら、またお釈迦様に正確に確認できる能力の方がいらっしゃったら、確認してくださるとうれしく思います)

(※の部分は、わたしの補足解説部分です)


■滅界        ニローダ・ダートゥ(滅の領域、涅槃界との関連は不明) 

(※『実相世界』・・・・絶対の世界。根本創造主が創造なさったままの世界。
 涅槃には、悟り・解脱のレベルや理解し得た範囲に相違があるので、どこまで根本創造主(非人格神)や多次元宇宙の構造と仕組みを理解し得たのかに違いがあるようです。なぜなら、根本創造主〜創造主〜創造神という非人格神の系譜があり、多次元宇宙はそれぞれの非人格神の内部に存在しているので、その魂がどこまで根本創造主の広がりを理解し得たのかに違いがあるからです)


■三界        欲界・色界・無色界

(※『多次元宇宙』・・・・相対の世界。無常の世界。
 多次元宇宙の情報源は各宇宙心素(アーカシックレコード)に存在していますが、
 各魂たちはその情報を各魂内部に取り込んで多次元宇宙を体験しています)


●無色界[勝界]   アルーパ・ダートゥ(※物質もイメージ粒子もない領域)

(※4段階のコーザル次元(原因光粒子の次元)だけの世界)
 
  非想非非想処天  想があるのでもなく想がないのでもない境地に達した神々
  無所有処天    「何も無い」という想の境地に達した神々
  識無辺処天    「無限の識」という想の境地に達した神々
  空無辺処天    「無限の空」という想の境地に達した神々


●色界[中界]    ルーパ・ダートゥ(※イメージ粒子の形状のある領域)

(※高位アストラル(高位イメージ粒子)とその原因となるコーザル次元だけの世界)
 
  最古天      アカニッタ天(最も古き神々)不還者の転生先の第五
  善解天      スダッシン天(善く解す神々)不還者の転生先の第四
  善見天      スダッサ天(善く見る神々) 不還者の転生先の第三
  無熱天      アタッパ天(熱悩のない神々)不還者の転生先の第二
  無害天      アヴィハ天(害さない神々) 不還者の転生先の第一
  広果天      ヴェーハッパラ天(広い果の神々)
  浄天       スバ天(清浄な神々)
   遍浄天     スバキンナ天(遍く清浄な神々)
   無量浄天    アッパマーナスバ天(無量に清浄な神々)
   少浄天     パリッタスバ天(少量に清浄な神々)
  光天       アーバ天(輝く神々)
   極光天     アーバッサラ天(極めて輝く神々)
   無量光天    アッパマーナアーバ天(無量に輝く神々)
   少光天     パリッターバ天(少量に輝く神々)

 ↑(※虚空期(現象界宇宙消滅期間)にも存在している世界)
── ── ── ── ── ── ── ── ── ──
 ↓(※現象界宇宙創造期〜発展期〜還元期に創造される宇宙)

  梵        ブラフマー
   十万梵     サタサハッサ・ブラフマー  (十万世界を支配する梵)
   一万梵     ダササハッサ・ブラフマー  (一万世界を支配する梵)
   五千梵     パンチャサハッサ・ブラフマー(五千世界を支配する梵)
   四千梵     チャトゥサハッサ・ブラフマー(四千世界を支配する梵)
   三千梵     ティサハッサ・ブラフマー  (三千世界を支配する梵)
   二千梵     ドゥヴィサハッサ・ブラフマー(二千世界を支配する梵)
   千梵      サハッサ・ブラフマー    (千世界を支配する梵)
           

(文字数制限のため続きます)
 
(続きです)

●欲界[劣界]    カーマ・ダートゥ(欲のある領域)

(※『現象世界』・・・・現象(物質)次元とその設計図としてのアストラル次元とその原因となるコーザル次元との3相からなる世界)

 ・欲界の天界
   他化自在天    パラニンミタ・ヴァサヴァッティ天(他者に自在に化作する神々)
   化楽天      ニンマーナラティ天(楽しみを化作する神々)
   トゥシタ天    トゥシタ天(喜ぶ神々) 
   ヤーマ天     ヤーマ天(禁戒ある神々)
   三十三天     ターヴァティンサ天(三十三の神々)
   四大王天     チャートゥ・マハーラージカ天(四の大王の神々)   
 ・人間       時代によって八万歳から十歳まで幅広い寿命がある
 ・餓鬼境      餓鬼界の食物も食べ、人間界の食物も食べる(供養有効)
 ・畜生胎      寿命も大きさも非常に多様
 ・地獄       無数の地獄がある
                            』 

∞⇔∞⇔∞⇔∞∞⇔∞⇔∞⇔∞⇔∞⇔∞⇔∞⇔∞⇔∞

ありがとうございます。
  みんなが神の子:神の子クリシュナ☆(*^-^*)☆
 
ぺこちゃんさん こんばんは。
 
>・阿修羅(アスラ)
>アスラ。サッカを王とするデーヴァたちの宿敵。三十三天と敵対するところから、それぐらいの神々のレベルにアスラがいると考えられますが確かな記述は原始仏典では確認できません。アスラは主に海に住んでいます。
 
■「阿修羅」は現在では神々と和解して、四大王天と人間界との間に位置づけられているそうです。
「シャンバラ」は、アスラ天の1つのようです。
http://ameblo.jp/aromlinea111/
彼らは「神さま(非人格神である創造主さん)」や「神々」さんが嫌いなのは相変わらずのようです。(^_^;)

アスラ、四大王天、三十三天の3つは、科学文明がある世界で、現在の地球上の科学文明の急激な進歩は、それら3つの世界から科学技術がもたらされるためと言われています。
たとえば、動力付きのUFOはアスラ系のもので、意識だけで動かしているUFOは天界系のものだそうです。
 
■「アカニシタ天」(最古天)
アカニシタ天が「色究竟天」と呼ばれるのは、「色界(アストラル次元世界。イメージ次元世界)」で一番波動次元が高い世界だからだそうです。
瞑想で、赤紫色に輝く光の世界を目指して上昇すると「色究竟天」に到達できます。
その世界は、他の色界とちょっと変わっていて、如来さんや菩薩さんたちが、他の世界で救済活動なさるときのベースキャンプのような世界のようです。
また、いろいろな救済の神々になる修行(例えば「へールカ神(明王系)」の神々となって修行者の魂の汚れを浄化して本来より高次の世界に転生させる修行など)を如来さんや高次の菩薩さんなどから教えを受けたりもできます。
そして再び救済に降りていくときにも、時間を自在に遡ることができるようです。

■・魔羅
「他化自在天の王」が「マーラ」とされるのには、それなりの理由があります。
「他化自在天の王」は、「化楽天」以下の界層の天界の神々を、彼らの「煩悩」を満たすことによって支配して、自分の思い通りに使役している欲界の天界の神々です。 
それ故に、煩悩から解脱しようと修行している魂や、人々を解脱に導こうとする菩薩たちは、自分の支配の邪魔者に感じて、妨害するようです。
 
わたしの瞑想修行時代に、瞑想中に仙人のように雲に乗って救済活動のお手伝いで飛び回っていたときに、急に目の前に怪物が現れて、目と口と手がたくさんある巨大な魔物(大きさはゴジラくらい)に変身して立ちはだかりました。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/8b/9b322e30f31d982afedd1b34a7b36062.jpg
 ↑
これそのものではありませんが、こんな感じの魔物です。
この魔物に対抗するために、わたしも直感的に「パドマへールカ神(アミターバの憤怒尊)」に変身しました。
http://sebastian-company.com/tibeo_butuzou/img/hunnnusonn01.jpg
パドマへールカ神の大きさは、マーラが変身した魔物の20倍くらい巨大だったために、マーラはとても勝ち目がないと、消えて逃げ失せました。
これが、わたしが出会った「他化自在天の王」と彼が変身した「マーラ」についてです。
ありがとうございます。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

原始仏教 更新情報

原始仏教のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング