北海道遺産コミュの北海道遺産構想推進協議会理事会(12月4日)

12月4日に北海道遺産構想推進協議会理事会が開催され，その際にばんえい競馬の取り扱いを協議するとの報道(http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20061130&j=0031&k=200611299422)がありました。
この新聞報道によると
> 道遺産を紹介するホームページ（ＨＰ）からばんえい競馬の
> 写真を削ったり、遺産の説明文を修正するなどの対応を
> 迫られそうだ。
とのことですが……。

ちょっと待ってください。まだばんえい競馬廃止は「決定」したわけではありません。
現在のところ，旭川・北見・岩見沢の3市が既に撤退の意思を示し，残る帯広については「単独開催は非常に厳しいが，支援する企業が出てくる等状況が変われば検討の余地がある」という立場をとっています。その民間の支援についても，非公式ではありますが億単位の支援を計画しているインターネット関係企業を筆頭に，馬主や生産者，さらに一般のファン等からと，
幅広い層から手が挙がっています(http://www.gracom.net/sikinouen.html)。

12月4日に北海道遺産構想推進協議会として協議すべきなのは，

現在「北海道遺産」として自らが登録したものが消滅の危機に瀕している。その遺産が「消滅して然るべき」ものなのか，あるいは「残すべき」ものなのかを議論すること，そして「残すべき」ものだという場合，協議会としてどのような取り組みが出来るかを検討する

ことではないでしょうか？