シネマヴェーラ渋谷コミュのシネマヴェーラ渋谷的大映男優祭　坪内祐三とシネマヴェーラ渋谷によるセレクション

本日より「シネマヴェーラ渋谷的大映男優祭　坪内祐三とシネマヴェーラ渋谷によるセレクション」が始まります。

2/17 ～ 3/9

角川シネマ新宿「大映男優祭」(4/14（土）より45作品一挙上映)連動企画！
合同スタンプラリー開催！10作品以上の鑑賞により、抽選でオリジナルグッズをプレゼントいたします。

※『自由学校』『再会』は、入替制・1本立て上映・料金1100円均一です
※『スーダラ節わかっちゃいるけどやめられねぇ』『早射ち犬』『一刀斎は背番号６』『あるセックス・ドクターの記録』は16mm上映です

渋谷大映に向って行くワクワクした気持ち　坪内祐三
昭和三十年代四十年代の日本映画をめぐる今の東京の映画館事情は凄い。私の学生時代よりも充実しているのではないか。その中心にあるのがシネマヴェーラ、神保町シアター、そしてラピュタ阿佐ヶ谷（私の住む三軒茶屋から少し行きにくいのが残念）だ。
東映オヤジだった私が松竹の野村芳太郎のモダニズムや渋谷実のアヴァンギャルドを知ったのはシネマヴェーラのおかげだし、大映の田宮二郎の犬シリーズのトッポさ（天知茂のショボクレ刑事がまた素晴らしい）を知ったのは神保町シアターのおかげだ。
犬シリーズによって私は勝新でも雷蔵でもない大映現代映画のハイなセンスを体感し、それにのめり込みつつある。だから今回のシネマヴェーラのこの特集とても嬉しい。選者でありながら見ていない作品も多い（そういう作品をスクリーンで見たくて選んだのだ）。
少年時代、私は東急本店通りにあった渋谷大映でガメラや大魔神シリーズを見た。途中にあった不二家でハンバーグを食べるのも楽しみだった。この特集を見にシネマヴェーラに向かう東急本店通りでその時のワクワクした気持ちがよみがえって来るだろう。

ラインナップはこちら

『スーダラ節わかっちゃいるけどやめられねぇ（16mm）』
『サラリーマンどんと節気楽な稼業と来たもんだ（35mm）』
『ごろつき犬（35mm）』
『早射ち犬（16mm）』
『からっ風野郎（35mm）』
『偽大学生（35mm）』
『地下街の弾痕（デジタル）』
『闇を裂く一発（35mm）』
『宇宙人東京に現わる（35mm）』
『風速七十五米（35mm）』
『一刀斎は背番号6（16mm）』
『勝利と敗北（35mm）』
『安宅家の人々（35mm）』
『共犯者（35mm）』
『ある関係（35mm）』
『現代インチキ物語ど狸（35mm）』
『花実のない森（デジタル）』
『妻の日の愛のかたみに（デジタル）』
『あるセックス・ドクターの記録（16mm）』
『自由学校（35mm）』
『再会（デジタル）』

http://www.cinemavera.com/preview.php?no=202

タイムテーブルはこちら

http://www.cinemavera.com/schedule.php?id=202

チラシ情報訂正のお知らせ

「シネマヴェーラ渋谷的大映男優祭」のチラシ情報に誤りがございました。

『スーダラ節わかっちゃいるけどやめられねぇ』『早射ち犬』『一刀斎は背番号6』
誤）35mm →　正）16mm

ご了承の上ご覧頂きますようお願い申し上げます。

http://www.cinemavera.com/info.php#354