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2005年某月某日のかつあげ日記

2005年某月某日のかつあげ日記 2016年11月10日 01:15
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2005年某月某日のかつあげ日記

2005年は初めて彼女が出来て、童貞を卒業した年でもあり、初めて彼女に振られ、彼女の前で大泣きした年だ。
そして、かつあげをされた年でもある。所謂、波乱万丈の年だった。
2000年代は幼馴染の友達と毎日のように遊んでいた。
この日は幼馴染の友達と晩ご飯に焼肉を食べにいく約束をしていて、僕の住むマンション前で待ち合わせをしていた。黒いパーカーを一枚着ていた記憶があるので季節はおそらく春でした。
僕の住むマンションの前には三角公園があり、隣に更にもう一つ公園がある。その三角公園と公園の間の細くて暗い人通りの少ない路を20メートル程二人で自転車を漕いだ時だった。前方から原動機付自転車をノーヘルで二人乗りした僕らより明らかに若い二人組に遭遇した。
その二人は僕らに近づいてきて、友達に何メンチきっとんねん。と言ってきました。僕らは知らない人を突然睨むような血の気の多い青年ではありませんでしたので、友達は、睨んでなんかない。といいましたが、ヤンキーの眼鏡をかけた小男は睨んだやろ?と辻褄の合わない事を言い、僕らを困らせました。そして、更に僕らに金を出せと言い出しました。友達は抵抗して、胸倉の掴み合いになっていました。僕は怯えて足が震えていると、原動機付自転車の後ろに座っていた背の高い恰幅のよい男が僕に近寄ってきました。その男が僕の履いていたズボンのポケットから財布を取り出して、札入れを見ました。一瞬、お!っという表情を浮かべましたが、残念そうな顔になりました。一万円札ではなくて、五千円札だったからだと思います。男は抜き取った五千円札を自分のポケットに仕舞って僕の財布を僕に渡しました。
友達の方に目を遣ると、まだ胸倉の掴み合いをしていました。どうなるんだろう?と僕は友達とヤンキー眼鏡の男を見る事しか出来ませんでした。
すると、僕の友達はうおーーーーー!!!助けてーーーー!!!と大きな声で叫びました。大声で近隣に助けを求めたのです!友達のこの判断は見事に功を奏し、ヤンキー眼鏡の男も、くそっと言いながら、二人は原動機付自転車に乗って立ち去って行きました。
僕は放心状態になっていました。五千円を盗られて友達に二千五百円貰いたかったです。でもこんな事は友達に言えませんでした。
友達は自己防衛に成功して、大変偉かったと思います。僕も次かつあげに遭ったら叫ぼうと学びました。
僕と友達はまた再び自転車を漕ぎ出しました。
怖かったね。怖かったね。と言い合いましたが、僕らより明らかに歳下だったので、俺らより若かったよな。そうだよね。などと言いながら焼肉屋に向かっていましたが、僕は言いました。吉野家に行こう。と。
五千円盗られたので、焼肉屋に行って食べるお金がなかったのです。
焼肉屋に行く筈が吉野家の牛丼になってしまいました。当時牛丼は300円もしなかったと思いますが、僕は5300円で牛丼を食べている気分になって、せめて友達に牛丼を奢ってもらいたかったですが、こんな事言えませんでした。
お互いバッドデイだったので、この日は幼馴染の友達とは牛丼を食べてすぐ別れました。
それから僕は夜中に他の友達と会いました。
その友達に、かつあげされた。と言いました。その友達は僕の五千円をかつあげした男二人組を探そうとしてくれました。
二人で近隣を捜索してコンビニの前にヤンキーが屯していたので、友達が指を差して、あれ?と言いましたが違いました。
かつあげされたヤンキーを探すのは難しいと思いました。
それから何年か経って、ふと思いました。
かつあげはどっからどう考えても、する方もされる方も高3まで。
高3まで。

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