( ^)o(^ )
ヽ(′∀｀○)
ｻღｭ(^ʚ^)ﾐ
と思ってしまいました（笑）。
第１８話 一橋の懐 の感想などお願いします。
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※こちらはネタバレ禁止の感想トピックですので
（多数派である地上波のリアルタイム放送以前をネタバレと呼んでいます）、
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歴史（誰にも史実が分からない事だけは分かっているものの）の話をしたい人は
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コメント(91)
栄一の心の中に秘めていた攘夷の浪士の終わりと、商才で貢献する武士の始まりという、
ドラマの転換点にあたる回だったのですが、
演出のクセなんでしょうか。
わかりやすくはあるのだけど、描き方がいささか戯画的であると感じました。
天狗党が捕縛される時も、純粋だけど世間知らずで自嘲気味に怒るばかりの小四郎を、
藩の重役であり慶喜のことも政局もわかっていた耕雲斎がたしなめますが、
対比なんだろうし、決起の無謀さもよくわかるのだけれど、
あそこまで小四郎を小者扱いしなくても良いのではないかと感じました。
後半、栄一が西国に兵を募った際も、最初に集められた百姓の子弟のやる気のなさと、
自ら「人民の中へ」と私塾に入った後の急な手のひら返しとの落差も、
その後の「いつだって忘れない代官は悪い人」描写にしても、
扇子で首をなでるしぐさも含め、やりすぎ感がありました。
セリフの字面をことさらに画面で強調しなくても、
誇り高き水戸の兵が飢えと寒さでガタガタ震えているという喜作の気づきや、
籠に乗ってやってきた栄一が代官と同じように上から目線で呼びかけたことと、
自ら私塾で百姓と交流し語り合ったこととの対比で十分に劇的であったように思います。
それでも、明朗な栄一は表、鋭敏な喜作は裏と仕事が分化したり、
下働きとはいえ筑前黒田、加賀前田といった大大名の接待の場にいたり
入札させることで米を高く売るという百姓ならではの知恵をだしたり、
栄一たちは一橋家中で着実に新しい段階に進んでいます。
そして、なによりも、普段から心を閉ざすことを習慣とし、
心を開くことができた唯一の部下が生家の水戸藩の者に暗殺された慶喜が、
栄一の失礼ながら本質をついた軽口に声をあげて笑うことによって、
改めて栄一が慶喜にとって円四郎に代わる特別な存在となったことが示されました。
というわけで、今回の秀逸は、
あくまで悪所は嫌々ながら通っているお仕事の場所というタテマエを書くことで、
かえって実際はどうだったんだという疑念が深まる栄一の下半身事情でも、
そうはいっても、不慣れながらも洗い物も繕い物もしっかりとやっている
出世しても続いている栄一たちの独身寮暮らしでも、
さすがアメリカ帰りとあって幕府官僚であるにもかかわらずがっつり資本主義に染まり、
商社設立を試みる勘定奉行・小栗忠順の心意気でもなく、
早々に見切りをつけた喜作と違い、まだ密かに未練があった栄一が目の当たりにした、
過激思想を煮詰める場所だった私塾にあっても、
西国の備中ではとっくに時代遅れとされていた攘夷思想の「なれの果て」具合。
ドラマの転換点にあたる回だったのですが、
演出のクセなんでしょうか。
わかりやすくはあるのだけど、描き方がいささか戯画的であると感じました。
天狗党が捕縛される時も、純粋だけど世間知らずで自嘲気味に怒るばかりの小四郎を、
藩の重役であり慶喜のことも政局もわかっていた耕雲斎がたしなめますが、
対比なんだろうし、決起の無謀さもよくわかるのだけれど、
あそこまで小四郎を小者扱いしなくても良いのではないかと感じました。
後半、栄一が西国に兵を募った際も、最初に集められた百姓の子弟のやる気のなさと、
自ら「人民の中へ」と私塾に入った後の急な手のひら返しとの落差も、
その後の「いつだって忘れない代官は悪い人」描写にしても、
扇子で首をなでるしぐさも含め、やりすぎ感がありました。
セリフの字面をことさらに画面で強調しなくても、
誇り高き水戸の兵が飢えと寒さでガタガタ震えているという喜作の気づきや、
籠に乗ってやってきた栄一が代官と同じように上から目線で呼びかけたことと、
自ら私塾で百姓と交流し語り合ったこととの対比で十分に劇的であったように思います。
それでも、明朗な栄一は表、鋭敏な喜作は裏と仕事が分化したり、
下働きとはいえ筑前黒田、加賀前田といった大大名の接待の場にいたり
入札させることで米を高く売るという百姓ならではの知恵をだしたり、
栄一たちは一橋家中で着実に新しい段階に進んでいます。
そして、なによりも、普段から心を閉ざすことを習慣とし、
心を開くことができた唯一の部下が生家の水戸藩の者に暗殺された慶喜が、
栄一の失礼ながら本質をついた軽口に声をあげて笑うことによって、
改めて栄一が慶喜にとって円四郎に代わる特別な存在となったことが示されました。
というわけで、今回の秀逸は、
あくまで悪所は嫌々ながら通っているお仕事の場所というタテマエを書くことで、
かえって実際はどうだったんだという疑念が深まる栄一の下半身事情でも、
そうはいっても、不慣れながらも洗い物も繕い物もしっかりとやっている
出世しても続いている栄一たちの独身寮暮らしでも、
さすがアメリカ帰りとあって幕府官僚であるにもかかわらずがっつり資本主義に染まり、
商社設立を試みる勘定奉行・小栗忠順の心意気でもなく、
早々に見切りをつけた喜作と違い、まだ密かに未練があった栄一が目の当たりにした、
過激思想を煮詰める場所だった私塾にあっても、
西国の備中ではとっくに時代遅れとされていた攘夷思想の「なれの果て」具合。
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