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〜おっさんずラブ〜コミュのおっさんずラブの今後の予想と妄想を聞きたい!!

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コミュ内全体

まじか?!のです…
いやぁー。みなさんすげー(笑)

今後の展開や空白の一年。
書かれていないがこんなことがあったんじゃないか?と思うあなたのその気持ち。

パッションとリビドー、そしてイマジネイションをぶつけてください。
詰めた妄想をこちらに書いてください。

箇条書き、読み物、表現はお任せします。

ルールは三つ。

‘匹濕蠅里海箸鮃佑┐董激しい表現はご遠慮ください。比喩表現を駆使してください。

⊇颪手のことを考えて、批判はここではやめてください。質問程度にしてください。

性表現に関しては、全年齢対象の表現をお願いします。(2018/10/14・追加)

ご協力よろしくお願いいたします。

コメント(377)

>>[333]
ただいまとお帰り
あの名場面浮かんできました。優しくて、素敵なお話です顔(笑)
>>[334]

ありがとうございますm(_ _)m
ちずちゃんの話はpixivでも露骨に人気がないです(汗)
でも、竹を割ったような性格のちずちゃんが大好きですハート
どうして、春田はちずちゃんと付き合わなかったのだろうという疑問から、あの話は生まれました。
いつか、ちずちゃんとダーリンが巡り会う話も書いてみたいです。
>>[337]

ありがとうございますm(_ _)m
初めて見た時、ああ、春田の腕の中が、牧の居場所だったんだな、だから、牧は「ただいま」って言って、春田は「お帰り」って言ったんだなと自然に思いました。それを描きたくて書きました。
春田が鈍感すぎる気もしますが、あの鈍感はるたんですし、こういう反応もありかなと思いました(^^;)
英語で「ただいま」「お帰り」って言葉はないんですよね。「いただきます」と言い、こういう素敵な日本語は大切にしていきたいです。
>>[338]
ありがとうございますm(_ _)m
個人的に、シャワーでのキスシーン、最終回のラストの春田が牧を押し倒すシーンについで、あの「ただいま」「お帰り」は、「おさラブ」の三大お気に入りシーンです(笑)
初めて聞いた時、素敵なやり取りだなって思いました。
小説を気に入っていただけて嬉しいですわーい(嬉しい顔)
2タイトル、続き物になります。
「Love at first sight」(前編)
牧くんはいつから、どうして、春田さんが好きになったんだろう? という自分の疑問を、自分なりに公式ガイドブックやシナリオブックの解説を元に解釈して作った話です。密かに映画でこの辺の説明が出るかな? と期待もしています。
春田さん一人称。ドラマのはるたん語りとはだいぶノリが違います。
ちょっと落ち着いた、普段のテンションとは違う春田さんと、珍しく饒舌でおとなしめな牧くん。
2話の副音声の田中圭さんと林遣都くんの影響を受けてる気がします。

 俺がプロポーズして、上海へ行くまでの短い期間、再び同居を始めた牧と俺。
 二人で食べる夕食の時間、俺は、ずっと牧に聞こうとして、聞けなかったことを、ようやく聞くことができた。
「なあ、牧。お前、いつから、俺のこと、好きだった……?」
 今なら俺も言えるんだ。多分、「初めまして」「よろしくお願いします」って合コンの席で挨拶しあった時から、俺、なんとなく牧のことが気になってたって。その時はもちろん、恋愛感情ではなかったけど。それに気付いたのは、牧に振られた後だったけど。
 牧は一瞬、瞳を丸くしてから、あっさり言った。
「一目惚れです」
「は!?」
 俺、肘舐めようとかしてたのに!? アパレル系の女の子達をCAと間違えて、超引かれてたのに!? すげー酔っ払って、牧にタクシーに乗せてもらったのに!?
「合コンで初めて会った時から、好みのタイプだなって思ってました。だから、春田さんが二次会に行けないほど、酔っ払ってて、嬉しかったです」
「なんだよ、それ。大体、なんで、お前、あそこにいたんだよ? 女の子は恋愛対象外だろ?」
「マロさんの知り合いが俺の知り合いで、数合わせでいいからって強引に誘われたんですよ。俺、武川さんと別れてからずっとフリーだったし、本社では男性が恋愛対象だってこと、隠してましたから」
 それから、牧はニコッと笑った。付き合ってた頃はあまり見せなかった無防備な笑みを最近、牧は良く見せてくれる。
「その後、今の営業部に異動して、春田さんと再会した時は嬉しかったです。武川さんがいる部署だったんで、ちょっと緊張したんですけどね。春田さんの顔を見たら、緊張が吹っ飛んじゃいました。部長が俺の面倒を見るの、春田さんに任せてくれたんで、一緒にポスティングに回ったでしょう? そしたら、どこの管理人さんも皆、春田さんのこと、笑顔で「春田くん」って呼んでて、ああ、春田さんって、皆に好かれてるんだな、春田さんも皆のことが好きなんだなって思って、やっぱり感じいいなあって思いました」
「それで、それで?」
 俺は牧の作ってくれた唐揚げを一つ口に放りこんで、更に聞き耳を立てる。やっぱり牧の作る唐揚げは美味い。
 牧は思い出す素振りをしながら、言葉を続ける。
「それで、遅くに帰る俺とすれ違った時、俺が料理するって言ったら、揚げ物すっげー! ってすごく褒めてくれたでしょ。しかも、引っ越して最初の夜に唐揚げを作ったら、椅子から飛び跳ねるほど、美味しいって喜んでくれたし」
「だって、お前の唐揚げ、世界一、美味いよ! お前のお母さんの作る味と同じ!」
「母さんと同じ味って、それ、世界一って言うんですか?」
 そうツッコミながらも牧は笑っている。
「決定打はあれだな。プレゼントしてくれた手作りのマニュアル。パソコンで印刷した後、手書きでとても丁寧に書き加えてくれてて……。覚えてますか? 初日に俺が深夜まで全部、配ってたのが印象に残ってたのか、『無理はしないこと!』ってでっかく書いてあって、本当に面倒見いいなって思って。もう好きになってました」
「そっかー。あれかー」
 疑問に思っていたことが、全部、腑に落ちて、俺は食卓の椅子に寄りかかった。
「あのマニュアル、今でも大事に持ってます」
 牧はとても優しい笑顔でそう言ってくれた。
 ちょっと照れくさい。
 黙りこんでしまった俺に牧は優しい瞳を向けてきた。
「春田さん、この一年で変わりましたね。部長と一緒にいて、良い影響を受けたんですね。服を脱ぎ捨てなくなったし、好き嫌いも減ったし、靴も揃えるようになったし、家事もいっぱい手伝ってくれるし、それ一口ちょうだいって言わなくなったし、洗濯に出す服のポケットにティッシュやレシートも残さなくなったし、スマホできちんと地図を確認するようになって、方向音痴も改善されたし、あと、改札で引っかからなくなった」
 牧が部長に向かって並べた、俺の十個の嫌いな点を思い出して、俺は苦笑いする。
「まだうつ伏せで寝るけどな」
「なんでうつ伏せで寝るのが嫌いか、聞かないんですか?」
 そう言えば、そうだ。
「そう言えば、……なんで?」
「うつ伏せで寝られると、春田さんの寝顔が良く見えないから寂しいんです」
「俺、仰向けで寝るようにする! 上海に行ってる間に、絶対にその癖、直して帰って来るから!」
 即座に言った俺に、牧は吹き出した。 ああ、幸せだなあって改めて思う。牧と別れた時は、こんなふうに牧と笑いながら、また二人で同じ食卓を囲めるようになるとは思ってもいなかった。
「今の春田さんなら、安心して、上海に送り出せます。向こうでは一人暮らしになるでしょうけど、今なら一人でもきちんと生活できるって分かりますから」
 俺はちょっと拗ねてみせる。
「東京と上海は飛行機で三時間だぞ。休みの日はなるべく、日本に帰って来るから」
「新しいプロジェクトのメンバーがそんなこと言わない! 俺が行きます。定期的に休みを取って、必ず逢いに行きますから」
「うん」
 牧の心遣いが嬉しくて、俺は笑ってうなずいた。今度は反対に牧が尋ねて来る。
「春田さんは、いつから俺のこと、好きになってくれたんですか?」
「……多分、俺も、初めて会った時から、牧のこと、気になってた」
 牧の笑みが深くなる。とても幸せそうな笑顔だ。
「合コンを開いてくれたマロさんに感謝ですね」
 運命の出会いを求めて合コンに行っていたつもりだけど、運命って思いもよらないところに転がってるものなんだな。
 照れくさくなって、俺は話を変える。
「あー、そらちゃん、元気?」
「この間、電話で彼氏ができたって言ってました」
「マジ!? 俺、超ショックなんだけど!」
 ゴンッ、食卓の下から思い切り足を蹴飛ばされた。
「痛いっ! 冗談だよ、冗談!」
「分かってても腹が立つんです!」
「お前って、本当にどS……」
 思わずぼやく俺に、牧は笑った。
「父さんと母さんも元気です。春田さんの上海勤務が決まったって話したら、出発前に一度、二人で遊びに来るように言われました」
「分かった。また二人で行こう。本当は俺も母ちゃんにお前を紹介したいんだけど、連絡がつかねーのな」
 ぼやいて、俺は思い出す。牧に頼もうと思っていたことがあったんだ。
「なあ、牧。お前、俺が上海に行っている間も、良かったら、ここに住んでいてくれないか? 本社や他の営業所に勤務になったら、引っ越してもかまわないからさ。今の営業所にいる間だけでも」
 牧がちょっと不思議そうな表情になる。
「かまわないですけど、どうしてですか?」
「母ちゃんがいつまた帰って来るか、分からないからさ。この家を空っぽにするのも不用心だし、俺も定期的にとは行かなくても、帰れる時にはここに帰って来たいしさ。……その、ここで俺を待っててくれると嬉しい」
「待ってます」
 即答だった。
「この家で春田さんの帰りを待ってますね」
「母ちゃんが帰って来たら、言ってやって。俺と婚約してるって。俺、ちゃんと事情を説明した母ちゃん宛ての手紙も残すから」
 もう俺は牧から聞いている。俺が留守の間に母ちゃんが一度、帰って来て、ちずと俺がくっつけばいいって、俺と友達でいてやってくれって、牧に言ったってこと。
 牧がちょっとつらそうな顔になる。
「春田さんのお母さん、孫の顔が見たいって言ってました」
「牧」
 俺が深刻な声音になったのを感じたのか、牧が不安そうに俺の顔を見る。
「言っただろ。俺はずっと牧と一緒にいたいって。母ちゃんも俺がどれだけ牧が好きか、ちゃんと説明したら分かってくれる。ぶっ飛んだところもあるけどさ、俺の母ちゃんなんだから、信じろよ。それに、俺も同じこと、牧のお父さんに謝らないといけないだろ」
「そうですね」
 俺は食卓を立ち上がって、向かい側に座る牧の傍に行った。ギュッとそのまま牧を抱きしめる。
「牧、こんな俺を選んでくれて、ありがとう。……上海から帰ったら、結婚式を挙げよう。そんなにでっかくなくていいからさ、皆を招いて」
 半ば泣き笑いの表情で牧が言う。
「俺は今のままでも充分に幸せなんですけど」
「ん……。だけどさ、けじめつけときたいじゃん。部長とし損ねた、誓いのキスもしたいしさ」
 ニヤリと笑ってみせると、牧は声を上げて笑った。そして、いきなり牧は立ち上がると、俺の唇を奪った。
「俺にとっては、あのシャワーの下でしたキスが、もう誓いのキスですよ」
 甘くキスを交わしながら、牧の言う通りかもしれないと思った。

注:Love at first sight とは、英語で「一目惚れ」の意味だそうです。
「Step by Step」(後編)
「Love at first sight」の続編になります。単発でも読めますが、そちらを読んでからのほうが、より内容が分かりやすいと思います。
上海へ行く前、牧くんのご家族に春田(と牧)が正式にご挨拶する話。武川さんの話題が登場します。
春田さん一人称。ドラマのはるたん語りとはだいぶノリが違います。
ちょっと落ち着いた、普段のテンションとは違う春田さん。



 牧にプロポーズして、上海へ行くまでの間、再び同居を始めた牧と俺。
 牧の家族……多分、お母さんとそらちゃんだな。お父さんは本意じゃないと思う。……から、誘われて、牧と俺は牧の実家に遊びに行くことになった。
 俺は内心、決めていた。どれだけ罵倒されようと、牧のお父さんに牧と俺の結婚を認めてくださいって言おうって。
 でも、やっぱりちょっと、いやかなり、俺も怖いわけで、和んだ雰囲気作りの役に立てたらと思って、営業部の皆で俺の出立記念に撮った写真を一枚、デジカメからプリントして持って行ったんだ。それが火種を生むとも知らずに。

「ただいま」
 朗らかに挨拶する牧と「こんにちは。お邪魔します」と恐る恐る玄関のドアをくぐる俺。
「まあまあ、いらっしゃい。久し振りね、春田さん。連絡をもらって、皆で待ってたのよ」
 牧のお母さんはにこやかに俺達を客間へ案内する。
 和室の客間の上座にどかりと座った牧のお父さんは、深く頭を下げる俺を見て、「ふん」と鼻を鳴らしただけだった。まあ、いきなり怒鳴りつけられた初対面よりはマシかな。
 牧と並んで牧のお父さんの前に座る。俺は真面目に切り出した。
「本日は、僕が上海勤務を命じられまして、しばらくこちらに伺えなくなる前に、ご挨拶に参りました」
 ギロリと睨まれる。……怖い。
 でも、驚いたことに牧のお父さんの口からは思ってもいない一言が飛び出した。
「しばらく会わないうちに、骨のある顔つきになったじゃないか」
「えっ!? お、俺、いや僕のことですか?」
 面白くないと言う表情を貼りつけて、でも、牧のお父さんは黙ってうなずいた。
「ありがとうございます!」
 黒澤部長のおかげだ。そう思った。牧に振られた後、一年間を一緒に過ごして来た黒澤部長が、牧のお父さんに一度は『ふにゃーっとした男』と言われた俺を変えてくれた。それと、もちろん、再び俺を受け入れてくれた牧のおかげでもある。
「僕が変われたとしたら、尊敬する上司と牧さんのおかげです!」
「いちいち、大声を出さなくても聞こえている!」
 感激してつい大声になってしまった。牧が隣でにこにこと笑っている。
 今しかない。そう思った。
「お父さん!」
「俺はお前のお父さんじゃない!」
「僕のお父さんになってください!」
 怒鳴られて反射的に怒鳴ってしまった。
「僕はこれから上海に発ちますが、仕事が終わって、日本に帰国したら、正式に牧さんと生涯を共にする誓いを立てたいと思っています! どうか僕達の仲を認めてください!」
 牧が驚いた顔で俺を見ている。まさか俺がそこまで言うとは思っていなかったらしい。
「僕の人生をかけて、必ず牧さんを幸せにします! 僕には牧さんがどうしても必要なんです! お願いします!」
 座布団から滑り降りて、俺は頭を畳にこすりつけて土下座した。
「春田さん……」
 呆然と牧が呟くのが耳に入る。
「お前はどうなんだ、凌太。こいつと一緒になりたいのか」
 深く腹の底を抉るような牧のお父さんの声が聞こえた。それと、静かに答える牧の声。
「はい。僕の心に決めた人は春田創一さんただ一人です」
「……じゃあ、俺はもう何も言うことはない」
「えっ!?」
 思わず頭を上げてしまった。苦虫をかみつぶしたような顔で牧のお父さんが言い切る。
「認めたわけじゃない。だが、俺が認めようと認めまいと、お前達はもう一緒になると腹をくくったんだろう。だったら、俺の出る幕はない。それだけだ」
「ありがとうございます!」
 再び頭を下げる俺に、牧のお父さんが立ち上がる音が聞こえた。すたすたと客間を出て行きながら、廊下で牧のお母さんを呼んでいる。
「母さん、今夜は寿司でも取ってやれ」
 思い切り不機嫌な声。でも、俺は嬉しかった。牧も同じ気持ちだったみたいだ。
「父さん、ありがとう」
 牧の弾んだ声に、再び「ふん」と鼻を鳴らす音がした。

 その夜は牧の家族全員と一緒に食卓を囲んだ。特上寿司とお吸い物、そして、何故かみかんゼリーがたくさん並んでいる。
「みかんゼリーはね、凌太の好物だから買っておいたの。たくさん食べてね」
 牧のお母さんが嬉しそうに言う。
「飲め」
 牧のお父さんに、どんっと目の前にガラスのコップを出され、ビール瓶を傾けられた。俺はためらった。正直、俺の酒癖は良いとは言えない。せっかく上手くいった場を壊したくなかった。
「いえ、僕は……」
「俺の酒が飲めないのか!」
 それってアルハラ……という単語が頭をよぎったが、牧のお父さんの瞳が赤いのを見て、俺は「いただきます」と頭を下げた。
 『大事な一人息子』って初対面の時に言っていた。俺の母ちゃんみたいに孫の顔を見たいなんて夢もあったかもしれない。それをぶち壊した俺に、この酒を断る理由はなかった。
 注いでもらった瓶を今度は俺が受け取る。
「お父さん、お注ぎします」
「だから、俺はお前のお父さんじゃないと言っている!」
 不機嫌に言いながらも、牧のお父さんは俺に空のコップを差し出してくれた。
「良かったね、お兄ちゃん、春田さん」
 向かいに座ったそらちゃんがにこにこして言う。
「ありがとう、そらちゃん」
 なんでだろう。初対面の時はもろ好みのタイプだと思ったそらちゃんだったのに、今の俺は『俺に義理の妹ができた』みたいな喜びが浮かぶだけだった。
「まあ、こんな嬉しい日が来るなんて」
 牧のお母さんがエプロンで目の端を拭っている。俺は牧のお母さんにも深く頭を下げた。
「ありがとうございます、お母さん」
 隣に座った牧はただ無言で微笑んでいるだけだ。でも、その笑みの形で、牧が心の底からリラックスして、喜んでいるのが分かった。

 ここまでは良かったんだ。
 寿司は美味しかったし、良く冷えたビールも美味かった。みかんゼリーも美味しかった。牧も俺も散々食べて、飲んだ。気持ち良くなった俺は、写真を持って来ていたことを思い出した。
「これが、僕達の職場です」
 俺が写真を出したら、隣で牧がビクッとなった。
 牧のお母さんとそらちゃんが写真を覗きこみ、異口同音に言う。
「政宗さん!」
「あ、これ、政宗さんだ!」
 さあっと俺の酔いが覚めた。
 武川さんだ! 俺は武川さんの存在を忘れていた。いや、正確には、武川さんが牧の家族に紹介されていた可能性を忘れていたんだ。
「なんだ、その政宗と言うのは」
 牧のお父さんの声が1オクターブ低くなる。
「昔、お付き合いしていた人。今はただの上司と部下だから」
 答える牧の声がわずかにこわばっている。
「あら、今は政宗さんと同じ職場で働いているの?」
「へえ、政宗さんとねー」
 興味津々と言った様子の牧のお母さんとそらちゃん。
 牧は俺が出した写真をひったくり、丁寧に四つ折りにして、胸ポケットにつっこんだ。
「政宗と僕はもう何も関係ないから」
 『政宗』。牧は武川さんのこと、そう呼んでたんだ。ズキンと胸が痛む。
 牧のお父さんが立ち上がった。
「関係ないなら良いだろう。俺は風呂に入って寝る。お前達はゆっくりしていけ」
 それから、ギロリと俺をにらんで、牧のお父さんは言い切った。
「風呂には絶対に入って来るなよ!」
 熱湯をかけられた記憶が蘇って、俺は約束した。
「入りません!」
 大きく咳払いをして、牧のお父さんはお風呂場の方面へ消えて行った。
 それきり牧は不機嫌に黙りこみ、俺も話しにくい雰囲気で、牧のお母さんとそらちゃんの話を聞いていた。牧のお父さんが風呂から上がる音がした頃に、牧が言った。
「帰りましょう、春田さん。明日も早いですから」
「そ、そうだな。ご馳走様でした」
 すかさず牧のお母さんとそらちゃんが笑顔で言う。
「上海から帰ったら、また遊びに来てくださいね」
「お土産、期待してもいいですか!?」
「そら! 春田さんは遊びに行くんじゃない! 仕事で行くんだ!」
 不機嫌な牧を俺は慌ててフォローする。
「上海土産を持って、二人でまた来ます、必ず」

 帰り道、ずっと牧は黙っていた。俺もバツが悪くて、言葉が出なかった。……あと、胸が痛かった。
 俺のことは『春田さん』なのに、武川さんは『政宗』なんだって思いが、牧と俺との間に見えない距離を作ったようで。
 家に着くと、俺達はそれぞれリビングに入って、自分の荷物を下ろした。
 俺は焦った。牧とケンカしたまま、眠りにつきたくなかったからだ。上海行きはもうすぐだ。牧と暮らせる時間はどんどん減っていくのに、貴重な時間をケンカの記憶で埋めたくなかった。俺は思いきって切り出した。
「牧、ごめん。俺、考えなしに写真なんか」
 持って行って……と続けようとした俺に、牧が強引に口づける。反射的に俺は後ずさって、冷蔵庫に背中が当たった。そんな俺に牧が謝る。
「俺のほうこそすみませんでした。春田さんに悪気はないって分かってたのに。父さんだって、関係ないなら良いって言ってくれたのに」
 牧のキスと背中の冷蔵庫の感触に過去の記憶が蘇った。思わずポロッと言葉がこぼれた。
「冷蔵庫いっぱいのみかんゼリー」
 再び、牧が写真を見た時のようにビクッとする。
 俺の記憶のピースが見事に当てはまった。
「武川さん、牧が熱を出して会社を休んだ時、うちに来てたんだ。すげー心配してたもんな、牧のこと」
 なんで、あの時、牧がわざわざ起きて来て、冷蔵庫を開けて、ぎゅうぎゅうに詰まったみかんゼリーに驚く俺にキスをしたのか、やっと分かった。
 出て来たのは苦笑だった。
「キスなんかで誤魔化さないで、正直に言えば良かったじゃん。武川さんが山ほどみかんゼリーを持って、見舞いに来てくれたって」
「言えるわけ、ないじゃないですか。……俺、ちょっとでも春田さんに嫌われるようなことは、何も耳に入れたくなかったから」
 傷ついた瞳で俺を見る牧。俺は牧を抱きしめていた。
「……いや、俺が悪かったな。気付かなくてごめん。……俺さ、牧のことを信じてるし、武川さんのこともちゃんと好きだから。結婚式の前、武川さんが教えてくれたんだ。牧は俺のために俺を振ったんだって。まだ牧は俺を好きでいてくれてるって。武川さんのあの言葉がなかったら、部長が背中を押してくれても、俺、結婚式場から、お前を探して走り出せなかったかもしれない」
「春田さん……」
 戸惑った声を出す牧にささやく。
「今夜だけで良いんだ。創一って呼んで。俺も凌太って呼ぶから。……ごめん。俺の知らない牧を知ってる武川さんに正直、妬いた」
 ぎこちなく牧が唇を動かしてささやく。
「創一」
「凌太」
 その晩、俺達はそれぞれの部屋へ帰らずに、俺の部屋のベッドでくっついて寝た。……眠くなるまで、いっぱいキスをして、いっぱい名前を呼びあった。それ以上のことは何もなかったけど、それだけで幸せだった。

 翌朝、目が覚めると、もう牧は起きて、朝食を作っていた。
「ごめん。寝坊した」
 慌てて皿を出す手伝いをする俺に、牧はいつもの幸せそうな笑みで答えた。
「おはようございます、春田さん」
「おはよう、牧」
 これで良いんだって思った。こんな子どものままごとのような、二歩進んでは一歩下がるような、でも少しずつ距離を縮めていく恋愛関係でいい。それが俺達だ。
「春田さん」
「何?」
 電気ケトルでお湯を沸かしながら、コーヒーを入れるカップの用意をする俺に、牧はついばむようなキスをした。
「大好きです、春田さん」
 いつか、その呼びかけが、創一になればいい。上海から戻った後でいいから。そう思いながら、俺は「俺も」と答えた。
>>[339]
ちずとダーリンのお話も楽しみにしています(*^^*)
>>[348]
私の英語力不足のため(汗)、ダーリンはほぼ出て来ませんが、今日、ちずがダーリンと出会う話を、pixivにアップしたので、落ち着いたら、こちらにもアップさせていただこうと思います。ありがとうございますm(_ _)m
おー。
盛り上がってる!ありがたい!
>>[347]
ドラマは早い流れで進んでいったので、描ききれなかった空白の時間が埋まった感じがします(o^^o)

お父さんも、実はけっこう春田さんのことを気に入ってそうですね(*^ω^*)

名前呼びは恋人同士っていう感じで素敵ですが、私はけっこう苗字呼びも好きだったりしまするんるん
春田さんの牧連呼が好きだし(*´v`*)

あ、でも甘えた感じで「りょうたぁ〜揺れるハート」って呼んでるところは見てみたいかもぴかぴか(新しい)
政宗の恋 スピンオフ アランの憧れ


女の子が好きだ…

綺麗な髪…
柔らかいおっぱい…
吸い付くような肌…
包まれる快感…

彼女が変わる度に女の子の良さを感じる…

だけど、会うたび欲しくなるのは…

隣で三歳年上の幼なじみ…

半年ぶりに会ったら、キラキラ光って色気が爆発してる…

理由がわかった。

首の後ろやチラチラ見える胸元、二の腕の内側のキスマーク。
幸せそうな笑顔。

最初はまたゲームを初めたんだと思った。

でも、今回は…翔ちゃんに彼氏が出来た。

あの翔に彼氏…

翔:「アラン!洗い物、終わったら配膳!座敷のお水!」

アラン:「はぁい。」

翔:「もう少ししたら休憩行っていいから、笑顔!」

アラン:「はぁい。」

翔:「ふふ。」


やっぱり、翔ちゃんが幸せそうだ…


杏子:「翔ちゃん、トイレ、紙が無くなりそうよ。補充したほうがいいかも。」

翔:「早くない?」

杏子:「お客さんの増えたし、寒くなってきたから…」

翔:「わかったー。買っておくよ。」

杏子:「お願いしまぁす。」

アラン:「翔ちゃん、俺も行く!」

翔:「明日、買いに行くからいいよ。」

アラン:「暇だから行く。それにいつものドラッグストア行くなら隣の…」

翔:「トルティージャ、連れてけって?」

アラン:「うん。」

翔:「ふふ、わかった。」


俺が知ってる笑顔より笑顔だ…


おっぱい無いし、柔らかくない…
非力じゃないし、筋肉もある。
だけど…

目が…指が…綺麗だと思う。

翔ちゃんと歩いてるといつもの倍、目立つ…

理由はわかってる。
俺が笑顔だから…


場面展開


翔ちゃんが寝込んでる…

もう四日目…

酒臭い…部屋も汚い…髭も青い…

アラン:「翔ちゃん、どうしたの?」

翔:「…ふて腐れてるだけ…」

アラン:「なんかあった?」

翔:「…」

アラン:「…翔ちゃん?」

翔:「…」


寝てる…今なら…


アラン:「…男が好きなの?」

上着を脱ぐアラン。
布団をはぎ、翔の体を触る。

やっぱり、柔らかくない…
でも、もっと触りたい。

翔のTシャツを脱がすアラン。

アラン:「…」

翔:「…」

アラン:「…」

顔を近づけるアラン。


翔:「…マサムネさ…むい…」


微笑む翔。

目を開くアラン。

アラン:「…」

翔:「…」

アラン:「…ふー…」

頬に軽くキスをするアラン。

翔:「…」

アラン:「おやすみ…」

部屋を出るアラン。
スマホを取り出す。

アラン:「ばあちゃん?ダメだわ。翔ちゃん、引きこもってる。なんかあったのかも…」

もう一本電話するアラン。

アラン:「ハァー。……俺。今から会える?」


場面展開


女の子はいい…

綺麗な髪…
柔らかいおっぱい…
吸い付くような肌…
包まれる快感…
>>[351]
春田さんの凌太…映画で聞きたい!
お互い、凌太、創一さん、と甘く呼び合い、くちびるが近づいて…はい!ブラックアウト
かな?

隣で三歳年上の幼なじみ…

訂正

隣で笑ってる三歳年上の幼なじみ…
>>[354]
ぐっときました。面白かった!
アランくん、新たな世界が開けたようですね。翔くんの周りはうじゃうじゃ、男が寄ってきそうなので、政宗は気が抜けませんな。
>>[357]

短いの書いてみたくて…
全然、おっさんずラブのキャラが出てこない(笑)

政宗は気が抜けませんね。
心配はしてないと思うけど(笑)
>>[351]

pixivとか見ると、いろんな人がいろんな理由で春田さんを好きになった牧の視点の話を書いておられることに気づきますが、私がこうだったらいいな〜という気持ちをこめました。
実家の話を見返してみると、確かに牧くんが「春田さんとお付き合いしています。認めてください」って言っていて、春田は牧くんの尻馬に乗って「お願いします!」って言うだけで、自分の意思をはっきり言っていないんですよね。そらちゃんに鼻の下伸ばしてるし。息子が可愛いお父さんが怒るのは当たり前だなって思いました。
だから、「若い人の熱意に弱い」お父さんに、春田が真剣に熱意をこめて、牧への思いを訴えたら、お父さんもほだされるんじゃないかと思いました。
私もドラマで名字で呼んでいる以上、二次創作で名前呼びはまだないなって思ってます。私も「牧!」って呼ぶ春田の呼び方、可愛くて好きですしv
映画では名前で呼ぶようになってたらと思うと、ちょっとドキドキですねv
>>[352]
ダーリンとの出会いのきっかけは書いてますが、ダーリン自身は本当に出て来ないです(汗)すみませんm(_ _)m
映画でダーリンの正式な名前とか出て来たらまずいな〜って気持ちがあって(汗)、今、下手なこと書いちゃうと、二次創作じゃなくて、オリジナルになっちゃうしあせあせ(飛び散る汗)
でも、ドラマではダーリンが「お風呂を洗って沸かしておいたよ」って言ってましたが、アメリカ人が日本のお風呂を洗って沸かすって、あんまりいなそうですね。向こうはシャワーとか小さいバスでしょうし。
こまめで優しいダーリンの性格がほの見えるようで気になります!
牧は冷え性なので冬は湯たんぽを入れている。
「へー、以外だな、そんなダサいの入れねーよってタイプだと思ってた」春田はお腹を指で掻きながら言った、
「体の冷えは病気の元ですから、春田さんと違って俺はデリケートにできてるんです」
「いくら、俺が超絶鈍感野郎だからってその言い方ねーだろ、できょーは一緒に寝るぅ?」
「別にいいですけど」と言いながらうれしそうだ。
「湯たんぽどうするの?」
「春田さんが俺の湯たんぽだから」

くだらないなー、最後の1行書きたいだけ。
>>[361]
実家では、子供の頃から腹巻きしてそうですねー。牧ママがそらちゃんとお揃いで、編んでくれたヤツ。
そろそろバレンタイン商戦が始まってますが、牧くんと春田さんはお互いにチョコはあげるんだろうか?って気になって来ました(笑)
春田は絶対に手作りは無理そうですが(牧に台所に入るなって言われそう)、牧くん、チョコも手作りしそうで、ドキドキしますハート
恵方巻も牧くんなら手作りしそうだな…。
>>[354]

引き続き『政宗の恋』のスピンオフをお願いします!熱望してます!
>>[362]
育ちいいですものね.☆.。.:.+*:゚+。 .゚・*..☆.。.:*
>>[368]
あっ、小説ネタで使おうと思ったのに、言われちゃった(笑)
>>[354]
アランが可愛いるんるん
幼なじみを辛い目にあわせたから怒ってただけじゃなかったんですね。
マサムネの勘違いも、あながち間違ってたわけではなかったんですね(*´v`*)
>>[355]
またブラックアウトは悶絶しますね٩(๑´3`๑)۶
映画館の良い音質で聴くと、とろけそうですね〜ぴかぴか(新しい)
>>[362]
ちび牧とちびそらちゃんがお揃いの腹巻(腹牧?)してるのとか想像したら可愛すぎて鼻血出そうです( ̄Γ ̄)
>>[372]

そうなんです(о^∇^о)

政宗は翔を見るアランの目や雰囲気に不安を感じたのは間違いじゃないんです。

もー、伏線だらけな話なんです(笑)
>>[375]
ということはまだ伏線回収するお話があったりするのでしょうか?ぴかぴか(新しい)
またお話が降りてきたら読ませてください(*^ω^*)
>>[365]

ありがとうございます。
そう言っていただけて嬉しいです
(о^∇^о)

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