市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんからの通信】Ｊ−ＷＡＶＥ　ＪＡＭ ＴＨＥ ＷＯＲＬＤ-ＵＰ ＣＬＯＳＥ（2022/2/15）　

【永岡浩一さんからの通信】Ｊ−ＷＡＶＥ　ＪＡＭ ＴＨＥ ＷＯＲＬＤ-ＵＰ ＣＬＯＳＥ（2022/2/15）　青木理＆姜尚中　ウクライナ問題、冷戦後の世界を見て戦争イケイケの単細胞志向が世界を破壊する、複眼的に、社会民主主義的な視点で弱肉強食と戦争を否定することにより未来のひらかれることを語る！


　永岡です、Ｊ−ＷＡＶＥのアマゾンミュージック配信のＵＰ ＣＬＯＳＥ、火曜日の担当はラジオジャーナリズム界の首位打者、ジャーナリストの青木理さんでした（https://music.amazon.co.jp/podcasts/8b57f1db-5114-443e-8ff9-eb4f6c35dc41/episodes/304fda69-1adf-415a-9daf-b7cd5c24e5a6/jam-the-world---up-close-2022-02-15-%E9%9D%92%E6%9C%A8%E7%90%86%E3%80%8C%E5%A7%9C%E5%B0%9A%E4%B8%AD%E3%80%8D ）。概略書き起こしします。
本日、私は内科に行き、コロナワクチン3度目は入荷が少ない模様、また飲み薬のことは具体的には町のクリニックに全く情報なし、まるで太平洋戦争末期と同じです。私の体も戦争末期の日本と同じ、いつ書き起こしできなくなるか、その前に私の命が尽きるかわかりませんし、その後は全く責任持てません、仲間一人も助けられない市民運動に意味はあるのかと毎回怒らせていただきます。



　ゲストは国際政治学者の姜尚中さん、カンさん、それでも生きていくの新刊（https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-790069-9　）を出されて、以前もＪＡＭでコラボされたもの、青木さんとカンさん、前半は世界で最も注目されるウクライナのこと、アメリカだとロシアが今にも戦争というが、カンさん、ドイツにもおられて、戦争があるとメディアも既成事実報道があるが、フォークランド紛争、サッチャー氏がアルゼンチンに戦争ありきでやって戦争だが、ヨーロッパと遠い世界だが、今回は第1,2次大戦、基本はロシアvsドイツがどちらもその本質であり、ヨーロッパ大陸をロシアとドイツが瓦礫にして、しかしドイツはウクライナのドイツ人の退避をさせず、アメリカ、日本はズラトン、ドイツとフランスは、ロシア、ウクライナと4者で何とか戦争回避を模索して、しかしメディアは戦争イケイケ、問題の本質は何か、昨年ソ連が潰れて30年、しかしメキシコにロシアの勢いが来て、ロシアのミサイル配備ならアメリカはパニック、カンさんはロシアの覇権には反対だが、民主党は反トランプ＆反ロシア、プーチン氏を崩壊させたく、しかしロシアにしたらウクライナがＮＡＴＯなら喉元に武器を置かれたもの、ロシアが追い込まれてこうなっているもので、戦争は回避できる。

　もしロシアが戦争なら第1次大戦の再来、セルビアで火がついて、第2次大戦も東欧が発火点。しかし、ドイツ・フランスが戦争回避で、アメリカ、日本が戦争イケイケは問題、近隣のドイツ、フランスと、遠いアメリカ、日本の意識は問題、下手したらヨーロッパが戦場になればヨーロッパ破綻。ウクライナの政権はポピュリスト、もともと俳優、ウクライナを被害者とアメリカ、日本は見ているが、これほどウクライナが注目されたことはなく、プーチン氏のやることをカンさん肯定しないが、戦争せずに収められて、戦争はしてはいけない、朝鮮戦争、ベトナム戦争と異なるとんでもないことになる。

　青木さん、プーチン氏はウクライナのＮＡＴＯ加入を阻止したい、しかしそれはウクライナの判断、そして60年前のキューバ危機の再来もあると説かれて、カンさん、冷戦30年、デタントと言う言葉は死語になり、緩衝地帯を作り戦争回避＝弱小国家を犠牲にして、しかし戦争は時代遅れ、西側の思想は落ちて、ロシアにしたら経済規模は韓国より小さく、かつてアメリカと対等にわたりあった国は30年で落ちぶれて、安全保障に疑問。ウクライナのＮＡＴＯ加入は民族自決ではなく、カンさんは時限で、何年か後にＮＡＴＯに入り、しかしロシア人のところに自治権など、緩衝地帯を作り戦争を回避しないと、戦争だと第1次大戦の再来＝世界破綻。

　青木さん、冷戦が終わり30年、デタントと言われたが、ロシアと中国、派遣国家に中国はなり、ヨーロッパも軍事力を振りかざしむなしいと説かれて、カンさん、冷戦崩壊は、西側が勝ち東が負けたのではない、第2次大戦後のマーシャルプラン、ソ連崩壊後、アメリカは同様に新しいステップを作るべきを、負けたものを見下して、ゴルバチョフ氏、エリツィン氏からプーチン氏、ロシアは地下資源しか売り物がなく、冷戦後、勝ち負けでやらず、弱いものを救うべきものが、アメリカがソ連を倒したと有頂天、そしてアメリカの軍産複合体の暴走もあり、この問題、冷静に対応しないととんでもないことになる。

　青木さん、中国との向き合い方も勝ち負けではダメ、戦争はダメと説かれて、カンさん、第2次大戦後、アメリカは共産主義を叩き、ベトナム戦争もその結果、ソ連も過大評価して、しかし旧ソ連は青息吐息、今のロシアも脆弱、中国も過大評価されて、一対一路もそれほどうまくいかず、中国は地下資源もアメリカほどなく、敵を作り過大評価は戦後のアメリカのやり口。プーチン氏も安全保障はいるが、哀願できず強硬姿勢になり、ウクライナのＮＡＴＯ加入はともかく、ウクライナが入り激変せず、ロシアはどん詰まりに追い込まれている。青木さん、カンさんの新刊に、冷戦の終焉とともに、新自由主義の暴走、しかしアメリカも中国も中身に矛盾、資本主義も揺らいでどうかと問われて、岸田氏の新しい資本主義にも言及されて、カンさん、体制が異なるから資本主義も成長した、弱いものも何とか仲間に、ケインズ氏、宇沢さんのような社会調整型のものがあるのに、アメリカは敵を作りそれで戦争を続けて、失業を減らす方向があったが、それが冷戦後、弱いものは自己責任で切り捨てられて、日本は政権交代はもうない、カンさんは自民の永久政権、公明党が変わらないとダメ、立憲はだらしなく、共産党の小池さんに名前を、コミュニズム＝共産党というのに疑問、社会民主主義を日本に根付かせないと崩壊、ウクライナで、戦争だと世界も日本もご破算！



　カンさんは上野千鶴子さんと対談、夏の参院選が怖いと語られた意味、自公の推薦を巡り決裂かマヌーバーかわからないが、参院選の結果では憲法改悪になり、野党の立脚点はどこにあるのか、参院選次第で憲法は改悪される危惧があり、国民投票は別の問題、カンさん、政治に緊張感がなくなり破綻する危惧を説かれて、青木さん、不安社会というカンさんの新著の名前が世界を象徴して、不安を煽り暴走の日本、世界を危惧されて、カンさん、不安が明確な、白黒、ポピュリズムの立脚点になり、しかし戦後、9条の理想は建前でも生きていたのが死文化されてしまい、理想論、理念が説得力を持たず、浮ついた議論のみはダメ。

　青木さん、朝鮮半島情勢、韓国は大統領選、ＤＰＲＫはロケットを発射、そして日本は韓国と仲違いのアホさを問われて、カンさん、青木さんは韓国におられて専門家だが、ウクライナ問題でドイツ、フランスは米ロの戦場になりたくないもの、韓国のパートナーは日本のみ、日本にとっても韓国は大切、韓国は経済も大きく、しかし日韓が米中のはざまで対立したらダメ、日本の嫌韓態度を続けたら日本破綻、慰安婦は韓国、安倍氏も謝罪したから何とかして欲しいし、日本も65年の日韓条約で全て反故にするな、日韓の対立は結局戦争だと沖縄がえらいことになり、米ロ対立でドイツ、フランスのような姿勢を取らないと、日本がネトウヨ姿勢を続けたら選択肢はなくなる。

　青木さん、ウクライナのことは、ドイツ、フランスは戦場になったら大変なのに、アメリカ、イギリスは戦争イケイケはダメ、日韓も同様だと説かれて、カンさん、日本はアメリカケツナメが縦軸だが、横軸で韓国、台湾とも親密になり、中国ともうまくやらないとダメ、中国でもそういう外交の時代はあり、しかし日韓ともに複眼的な外交はなく、ドイツとフランスは戦争でえらい目に会い、米ロと無理心中は御免。ロシアで戦争なら限定戦争ではなく世界戦争になると警告されて、青木さん、日本にも対岸の火事ではなく、複眼的な外交をすべきと説かれて、カンさん、外交は老練、ある意味で狡猾にすべきなのに、日本だとテレビ討論で受けそうな単細胞志向になり、日本の外交は内政と切れず、内向のために戦争、ハッタリをかます戦争志向は日本破綻。日本の保守政治家はデタラメ、日露戦争も朝鮮半島にはいい迷惑、小村寿太郎氏は売国奴と言われつついい外交をしたが、今は節度なしのとんでも志向、このまま戦争になったら日本も世界も大変なことになると結ばれて、青木さん、複眼的な視点がいるのに、世界で勇ましい戦争志向、戦争＝かっこいいの判断がまかり劣るのはとんでもないことであり、戦争は絶対にいけないという観点をわすれないように、と締めくくられました、ラジオのこういう番組を聴かないと真実はわかりませんし、青木さん、カンさんの視点に敬意を表します、以上、青木さん、カンさんでした、これも拡散してください！