市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんからの通信】 西谷文和 路上のラジオ（2021/5/21更新）

　中谷雄二　愛知県知事リコールのデタラメ報告、ネトウヨと地方自治蹂躙のコラボの民主主義破局の危機を語る＆小川モモウ　ミャンマーからの報告　市民は力がなく、日本国民がマスメディアに頼らず実態を知り動くことで世界は変わることを説く


　永岡です、西谷文和路上のラジオ Radio on the Street第54回（https://www.radiostreet.net/radio/812/　）、テーマはミャンマーのことと、維新も共犯の愛知県知事リコールのデタラメでした。不正リコールは中谷雄二弁護士、ミャンマーは小川モモウさんがお話されました。ミャンマーと日本を結ぶ旅行アテンドの会社におられて、ミャンマーの民主化のために尽力されています。

　中谷さんのインタビューは5月6日、田中氏の「氏」がなくなる前のものです。

　このラジオは西谷さん、スポンサーなしで様々なゲストとともに何の忖度もなく発信されるもの、リスナーより貴重な番組に感謝、カンパされた方、第2次安倍政権は危険極まりなく、国民の4割がアベスガを支持するのはメディアの劣化、有力なジャーナリストが鬼籍に入り、西谷さん、青木さんに期待とあり、西谷さんは菅氏、コロナ対策せずオリンピックとは国民の命を何だと思っているのか怒られて、全国的には報じられない河村市長の実態と、河村氏再選の名古屋市長選の背景、西谷さんは中谷さんのところで取材、名古屋の法律事務所で収録、で、リコール不正、名古屋ローカルは大きく報じているものの、全国ネットでは争点は報じられず、発端はあいちトリエンナーレ、表現の不自由展、河村氏視察、慰安婦像を撤去しろ＋大阪の松井氏、吉村氏ら維新がけしかけて河村氏見に行き文句をつけて、2日目に河村氏見て文句をつけて、そして展示は中断、河村氏や、当時の菅氏が補助金を切る＋ネトウヨが煽り、百田尚樹氏らが文句をつけて、京都アニメーションみたいにガソリンをまくとして中止。中谷さんは仮処分の弁護士、そして和解になり、仮処分は展示の再開を求めて、大村知事が入れないようにとしたものの、大村氏は主宰ではなく、名古屋市、愛知県が主催、河村氏も会長の代行＝騒ぐのはおかしい。副市長らは参加して、ネットでしゃべるのでは、河村氏言い訳で、ネトウヨ騒ぎ。

　そして、ネトウヨが世論に火をつけて、主犯は河村氏、高須氏、維新の田中氏、山田氏らであり、その関係、河村氏の対抗馬の横井氏が市議会で追及、田中氏は減税日本の所属、元請けは河村氏の関連団体、山田氏ら、河村氏とリコール団体は直接つながり、リコールの理由は表現の不自由展、負担金3300万払わないとして、2020/５に名古屋市に実行委員会が払えと請求、そして6月に大村氏リコールの100万人の会、会長は高須氏、竹田恒泰氏、百田尚樹氏、武田邦彦氏、有本香氏が参加、応援メッセージは吉村氏、そしてリコール＝ネトウヨ＋維新＋減税日本の野合、とんでもないもの、南京大虐殺、従軍慰安婦はなかったと嘯く。

　しかし、リコールは署名＋住所氏名＋捺印、法定的に署名は1/3＝86万筆必要、愛知県で集めるのは大変、中谷さんは3000万9条改悪阻止の署名を捺印なしで130万集めるのが限界、そして昨年コロナ禍の中で署名集めだが、河村氏は名古屋のアイドルで、おばちゃんに、署名してくれたら河村氏と2ショット写真撮れる！公職選挙法違反ではないがもちろん問題！河村氏は事務所の看板＋署名用紙で高須氏と一緒に載り、有権者をバカにして、しかし有効署名は7万、83％無効、無効の8割は同一筆跡、延べ1000人佐賀県でアルバイトを雇ってのもの、佐賀県は最低賃金が安くたくさん集まる、近くでやったらばれるより安い＝やり方がえげつないし汚い。

　同一筆跡だらけ、山田氏、母音で指真っ赤！というとんでも話、ばれたのは、同一筆跡について受任者がおかしいと思い告発、リコール署名は請求代表者が必要で、その一人が提出時におかしいと告発して発覚、様々な物が明るみになり、違法行為、犯罪行為、地方自治法違反、署名を偽造されたのに現職市会議員もいて、それは告訴、異例なことに、愛知県選挙管理委員会が刑事告発、中谷さんも愛知県警に厳正な捜査を求めた要請書を手出、が、河村氏、高須氏責任のなすり合い。田中氏は維新から衆院選に出る予定が犯罪行為を認めて、高須氏の顔を潰したくないというものの、実際7万しか集まらず、水増し。直接の実行犯は田中氏だが、高須氏、河村氏の関与もあり得る。

　偽造は素人ではなく、リコールの専門家がやったもの、選挙管理委員会が署名を調べるからで、しかし法定得票数に達しないと署名は調べられず、山田氏は田中氏に、数に達しないと紙切れと言われて、田中氏は地方自治の専門家、しかし河村氏は2010年に議会のリコール運動を成功させて有名になり、その成功体験があり、河村氏の関与は必須。

　西谷さんの推察で、2010年のリコール署名の名簿を悪用だと説かれて、中谷さん、2010年の受任者に今回も打診と説かれて、西谷さん、署名は生年月日まで必要で、2010年の名簿の悪用の可能性を問われて、中谷さん、どこかから名簿を仕入れた、ダイレクトメールの名簿もあり、それら大がかりなこと、お金もかかり、クラウドファンディング、2000万集まり、それでは足りず、高須氏の寄付もある。西谷さん、表現の不自由展に文句でもこれは犯罪行為と説かれて、中谷さん、弁護団長として、反対でも直接見て判断すべきなのにそれをせずネトウヨを煽らせたとのは犯罪行為、寄付した人、ボランティアを裏切ったと怒られて、中谷さん、リコール不正で犯罪行為の相談を受けて、ボランティアで参加した人は、誓約書、ここで見たことは外に言うなというもの。もちろんそれは違法。

　そして、佐賀県でアルバイトは問題、西日本新聞社と中日新聞の報道があり、中谷さんは、河村氏には政治責任があり、市長ではあり、有権者に対して背信行為なのに何一つ責任を取っていない。西谷さん、他の自治体で署名集めはしんどくなると危惧されて、中谷さん、それはもうあり、愛知県で病院なくすなのリコール署名、病院減らしの市長のリコールに、市長はこれをネタに町民を脅迫。しかし地方自治の、民主主義蹂躙、将来にリコールや住民投票を否定する冒涜。

　が、河村氏、市長選で勝ち、中谷さんは、自民の議員が証言して、河村氏は高齢者に人気、呼ぶとすぐ来るというもの、高齢者の人気は高く、リコールの前でもも、河村氏の悪口を言うなと怒鳴られて、しかし河村氏の得票は減ったものの、それでも河村氏選挙に勝ち、マスコミの出口調査を見たら、自民党の横井氏、自民党は55％河村氏に入れて、横井氏45％、立憲民主党も河村氏50％、他方公明党は16％、維新は河村氏77％、負けたのは自民党が推して入れなかった、菅氏の人気のないのも敗因、自民に対決候補が立てられず、そして菅氏と河村氏はトリエンナーレ叩きで共闘、他方4/2５の補選は自民ボロ負け、愛知県も大阪府も有権者がしっかりしないといけないのです。



　後半はミャンマーのこと、2月の軍事クーデターから3カ月、ＪＳＩを経営されるモモウさん、ミャンマーの民主化を支援されて、国軍と民主化勢力のことを解説、モモウさんは日本で20年以上、日本で結婚、子供さんもいて、大阪で日本とミャンマーの懸け橋になり、しかし2/１のクーデター、ミャンマーは、民主主義と平和がなくなり、今までなかった、銃撃で弾圧、若い世代には体験なく、1988年にも軍事クーデターがあり、2万人殺されて、学生運動の人たちを殺して、しかし今やクーデターは時代遅れ、デモの民衆に実弾＋小さい子供も国軍は殺害、殺された遺族、刑務所に入れられたら、弁護士も会えず、生きているか不明、刑務所にいるかわからない！デモで逮捕だと、国軍は治安対策というが、弁護士は雇っても逮捕された方に会えない＝拷問などされている危惧があり、そして刑務所から家族に、死体があるから取りに来い！と電話のあった例もあるほど、軍は階段から落ちたと嘘を言うものの、もちろん拷問、家族は泣きながら引き取るしかない。

　それでも市民はデモをして、世界に見てほしい、世界に助けてほしい、であり、そして3本の指を立てて平和的なデモをしても銃撃、弾圧された方はスマホで映像を取りネットで拡散、88年にはＳＮＳがなく市民に発信手段はなく、しかし国軍はどうしてこんなひどいことをしたか、軍隊は民主化勢力と対峙して、勝利したのは2011年のスー・チーさんのＮＬＤの勝利の時のみ、民主化の過程で弾圧されて、スー・チーさんの政党が選挙で勝ち、このままだと国軍の発言力がなくなるとクーデター、軍は議席があるものの、スー・チーさんの勢力が8割かって軍は危機感。

　モモウさんの家族は危ない、モモウさんは日本人に伝えたく、家族が危なくても事実は伝えたい、海外のミャンマー人全員の思い。西谷さん、日本はスー・チーさんと国軍にパイプがあるのにあいまいと説かれて、日本は太平洋戦争でミャンマーを植民地支配した、そして今も天皇の軍隊と同じものがあり、国軍の強さの根幹は太平洋戦争の際の大日本帝国にある。

　市民の抵抗には限界があり、軍に殺される、それも若者が殺されている、世界が助けるべき、軍に武器を渡さない必要があり、日本人がミャンマーに対してすべきことは事実を知り、ＳＮＳ、ツイッターで拡散して欲しい、そうすると日本政府もミャンマー国民を無視できず、一人でも多くの日本人が立ち上がるべき。

　ＮＬＤがあり、暫定政府もあるが、今は市民が集会できず集まると殺されるので亡命、しかし海外、ミャンマーの市民も軍でない政権を支援している。西谷さんは民主化政府ができて和平合意が必要だと説かれて、間違えたらシリア内戦のようになる危惧を説かれて、モモウさん、国際社会の協力が必要、武器が入らないようにすべき。軍は武器で無抵抗の市民を弾圧、市民は武器を持たず、もちろんそれは正しいがそれだと殺されて、長引くとミャンマー国民が弱体化する、日本はミャンマー軍の経営する企業に支援するのはダメ、例えばキリンビールはミャンマーの軍の関係だが、ミャンマーとの提携をやめる方向にある。

　西谷さん、ミャンマーは想像以上にひどいことになり、刑務所で殺される、デモを弾圧と説かれて、モモウさんは大阪、神戸で抗議運動をされて、軍の横暴は、軍が正当でないために武力でやっていて、毎月デモを日本でしていたものの、コロナ緊急事態で日本でのデモも困難になり、しかし国連に届くように、ミャンマー国民を国連が助けるようにして、それを朝日、ＮＨＫが報じたら現地に届き、モモウさんの関西グループがあり、英語で関西グループとして、デモ集会の情報も得られて、それを発信している。国連には早く助けて、しかし中国とロシアが拒否権のため大きな動きにならず、しかし国際世論が高まると中国とロシアは反対できず、ミャンマーに国連の停戦監視団は入れる、これはミャンマーの願い。西谷さんはルワンダを取材、現地の内戦でＰＫＯは逃げて、ミャンマーは国連の介入が必要。

　リスナーへの訴えは、ミャンマーの現状をＳＮＳで知り、日本国民がミャンマーを理解して日本政府がミャンマー市民のために貢献して欲しいと締めくくられました、以上、モモウさんのお話でした。



　このラジオ、何の忖度も自粛もなくやりたい、そのためにリスナーの寄付を募っています。ミャンマーのことも、愛知リコールの実態もテレビだと報じられず、これは貴重です、以上、路上のラジオでした。