市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんからの通信】Ｊ－ＷＡＶＥ　ＪＡＭＴＨＥＷＯＲＬＤ（2021/1/5）　青木理＆宮台真司

　マリオパーティからテクノロジー、掟と法律を語る、苦境の中で仲間のために立ち上がるもの、システム破綻の中で生き残るべきものを説く

　永岡です、Ｊ－ＷＡＶＥのＪＡＭＴＨＥＷＯＲＬＤ、グローバーさんのナビゲート、火曜日のニューススーパーバイザーはラジオジャーナリズム界の首位打者、ジャーナリストの青木理さんでした。

　社会福祉士の藤田孝典さん、生活保護バッシングをした片山さつき氏らを厳しく批判されています、https://news.yahoo.co.jp/byline/fujitatakanori/20210105-00216204/?fbclid=IwAR21IcrmMwRutZSyff5MjqDzxHePf3nxNkMn0dkwZoQ_5qk03RcaeK6EvH4　この件、2005年に内橋克人さんが神戸で敗戦60年の講演をされた際に、あるテレビディレクターに、どうしたらそんなに視聴率が取れるのかと問うと、他人の不幸は蜜の味と返されて絶句されたと言われたのを思い出して、他方他人の成功を喜ばない、この国の人間の絶望的体質があります。

　青木さんの気になったニュース、イギリス、世界各国コロナで大変、菅氏、緊急事態宣言を首都圏に発令、飲食店を意識したものの、18日からの通常国会で特措法（新型インフルエンザ特措法）改正、野党も部分的に賛同するもの、お店に短縮要請して従わないと罰則は青木さんおかしい、緊急事態宣言は欧米のようなロックダウンの権限は日本になく、しかし私権が国家により制約されるのは劇薬、それに罰則があると憲法違反、国益より公益優先というものの、憲法違反の改定なのに、緊急事態宣言はあさって出るのに、国会は18日からは順番が逆、今国会をして法律は年末年始なしで論議すべきものを、臨時国会は12/5に閉じて、2週間後に国会はおかしい、憲法違反の疑念もあるものを無理やりはおかしい。様々な思惑で国会は閉じられているが、本来通年国会すべき＋特措法の改正など不要かと問題提起されました。

　ＵＰＣＬＯＳＥ、月一宮台真司さんでした。社会学者、東京都立大学の宮台さんvs青木さんの毎月のネタが2021年いきなり、宮台さんは年末年始、子供さんとマリオパーティをされて、今日のネタと関係があり、3歳から宮台さんゲームセンターに通い、棒の先に車のもの、母親がゲーセン好きで仕込まれた。

　青木さん、最新のニュースを示されて、何と言っても緊急事態宣言を問われて、宮台さん、遅すぎた＋飲食店がクラスター中心と言うが、一度昨年春にやって、廃業した店あり、8時に終わりだと稼げず、路頭に迷わないために、本来稼げたお金の6,7割をヨーロッパ並みに出せばいい、自粛要請をして、スカ総理らは大人数で会食＝モラルハザード、政治家があれでは国民は守らない、デタラメな政治家のため。

　青木さん、緊急事態宣言は私権制限であり、野党やメディアが出せはおかしい、政治家、為政者の血の通った声が先と説かれて、緊急事態より先のものがあると説かれて、宮台さん、モラルハザード､スカ総理らの言うことを聞く感情が国民に生まれない、まともに生きようという意欲なし、青木さん、スカ氏らは9人ステーキを食べたことを説かれて、宮台さん、ウソツキ。

　青木さん、特措法で罰則はおかしい、宮台さん、営業補償以外にない、ヨーロッパはやっていると説かれて、青木さん、罰則はおかしいと問われて、一時金ではなく休業補償と説かれて、宮台さん、あり得ない法律と一刀両断。そして、安倍氏の秘書配川氏が略式起訴を青木さん問われて、宮台さん、手打ち、安倍氏の関与は確実で、検察と安倍氏の手打ちと一刀両断。青木さん、安倍氏は嘘を国会で118回ついている、宮台さん、配川氏は何代も使えてきた腹心、青木さん、総理が国会で嘘をついたことを終わらせるのはおかしいと説かれて、宮台さん、日本の国体崩壊、安倍氏は配川氏に聞いていないわけはない。安倍氏は有罪なのを検察は手打ち、黒川氏の人事もあり、検察の人事問題で政権は二度と口をはさむなとという手打ちだと怒られて、それは国民も知るべき。

　そして、宮台さん、お子さんとのゲーム、社会がダメになると人間が輝くと、小室直樹さんが説かれたことが現状になったわけ、青木さん、普段だと注目されない人が英雄になるのかと問われて、宮台さん、それを喝破したのはマックス・ウェーバー、官僚制が組織について、誰でも入れ替え可能な没人格になり、役所の中では没人格が、外でもそうなるのをウェーバーは語り、人間のクズ化。人間を頼らず官僚制を頼ると人間は感情的に劣化、法と美意識、法を守るのは美学のはずが、法を破ると罰せられる＝美意識なし、法の奴隷、システム、官僚制が破綻したら人間は檻の外に出るはずが、法と美意識の合致について、エロス的技術、コントロールではなくフュージョン、官僚制はコントロール志向だが、鉄の檻の外に出るものをマルクーゼは語り、それは60年代、革命により達成のはずが、革命は感情的に劣化してなりえず、技術を市場のニーズによるものではなく、アップルのジョブズ氏のいうこと。

　ゲームの中には、共通感覚を育てるものもあり、マリオもそう、80種のゲームを楽しめるのは、昭和のローテク玩具の延長線上。青木さん、テクノロジーで人間は二つの可能性があり、人間をダメにするものと、豊かにして共同体のものと問われて、宮台さん、人間の劣化は技術の助けで止めるものと説かれて、官僚制は宿命的に劣化して、民主的な決定は、人間の劣化により無理、テクニックによる改革しかなく、プラットフォームの考え方。

　青木さんはマリオパーティをしたことがなく、宮台さんがお子さんとすることで将来にあるかと問われて、宮台さん、民で踊ると楽しいのはシンクロして楽しいため、80のゲームの7割は音に合わせてタイミングを取るもの、それでつながり、キャラクターはいい意味で昭和的、みんなつながる共同体、よくできたプラットフォーム。青木さん、宮台さんの記事で、子供たちは規則を破り飛び出して社会的に進化する、花火の水平うち、しかしそれは今親に止められて、ゲームで仮想体験かと説かれて、宮台さん「法律と掟は違う」、美意識、昔のヤクザは差別されてないことにされたので法の中では生きられず、掟のシンジケートでやり、アメリカの過去は差別された銀行家たちが掟でつながり、それで陰謀論も出るが、絆もできた。掟は守ることが美しい、自然に従うもの、掟は言語化されないこともあり、ある種の型が反復される。

　法律と掟、テクノロジーで生み出す可能性は、ゲームの中で、法に忖度するものと、法より掟のものがいて、そういうゲームはあると宮台さん説かれて、青木さん、世界的にコンプライアンスだと、映画、芸術も抑えられていると説かれて、宮台さん、それだから、ダメなシステムは滅ぶべき、ゆでガエルにならないための道が必要。しかし沈みかけた船の中での座席争いは無意味、なら泥船は沈むべき。

　青木さんもアップアップしてついて行く（笑）、官僚制の宿痾はあるが、組織の中で法の奴隷にならないものがいたら変わりえるかと問われて、宮台さん、その人材、政治家たちうる鉄の檻の外、みんなを守るためには自分が犠牲になれるものがでるか、しかしピープルは感情的に劣化して、そして人材は残らず、そういうピープルの中では出てこない、昔のような政治家はもう出ないことを覚悟すべき。青木さん、世界がダメになるときに人間は輝く意味について、青木さんも、リスナーも、どうやって沈没する船の中でポジション争いから逃れられるかと問われて、宮台さん、システムが災害でダウンしたら、昔取った杵柄復活、この人はこんなことができるかになり、しかしシステム復旧で絆はなくなるものがあった。青木さん、阪神淡路大震災の時に山口組が物資を庶民に渡したことを説かれて、宮台さん、システムがダメになると誰がヘタレかわかり、宮台さんは高校紛争を経験して、裏切るようなものは実は仲間想いなど、わかり、人間の本当の性能を示し、システムの下駄をはいているクズと判別できる。

　青木さん、今はコロナ禍、東日本大震災、福島原発事故10年、座席争いの中で人間の本当の性能が見えるのとか問われて、宮台さん、ゆっくり壊れたら弱者のみ苦しみ、一気に沈没したら強者も沈没する、青木さん、カタストロフの中で人間の本質が見えて、社会がダメになると人間は輝く、このままダメになる道を経ずとも人間は気づかないかと問われて、宮台さん、そう思う人のいるのはわかるが、スカ政権は今でも支持率4割、安倍政権末期は7割、日本にはマクロではウヨブタ、クズが跋扈しているが、ミクロで見たら生きられるものがいると説かれて、青木さん、目を凝らして見ていないと鉄の檻の奴隷になると説かれて、宮台さん、苦労しても連帯していたら苦しくない、自動車絶望工場を書かれた鎌田慧さんに聞かれて、連帯がそこにあり、人間は孤独だと些細なことに耐えられないと説かれました。なかなか、素晴らしいお話でした。以上、青木さん、宮台さんのお話でした。