ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ホーム > コミュニティ > その他 > 不思議シリーズ > トピック一覧 > 002#地下鉄での事

不思議シリーズコミュの002#地下鉄での事

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コミュ内全体

このエピソードは他人様が聞けば不思議でも何でもない
只の偶然話しだ。小生が不思議だと思っているだけだ。
そして「とてもイイ気分になったエピソード」である。

----------------------------------------------

<地下鉄でのケンカ>

もう・・・1年以上前の事だが。

ある朝、いつもの様に通勤。いつもの地下鉄である。

早朝でお客も少ない。ガラガラの車内、優先シートに。
(勿論、他の席もガラガラである)
そうして、ガラケーの受信メールをチェックしていた。
通話でなく、閲覧だけだ。

ある駅で、老婦人が乗車した。
70後半80歳を過ぎているかも知れない、しかし、その齢にしては
長身(165cmオーバー)で背筋もピンと伸びている。
そうして、小生が座る3人がけ優先シートの真ん中一つ
空けた、右と左に別れて、小生と老婦人は座った。

そして、早々である、

御婦人「アナタ、ココは優先席ですよ!」
小 生「はあ?」
御婦人「携帯は禁止ですよ」
小 生「(ああ、そういう事ね)」

小生はまだ早朝につき、オツムが半分寝ていた事もあり、
また、こういう指摘はあまり経験がないので、少しレスが
ズレたが、応じた。

小 生「優先席だからといって携帯を使うなという事は
    ないんですよ?(ご存じですか?の言い方)」
御婦人「でも、ココに禁止って書いてあるから、私はソレを
    言っているの!」

御婦人は少し強めに=堂々と=己は正しい!という立場で
ピシャリと言い切る形である。
小生は秒殺でイラっとした。

小 生「私は昔、携帯を設計している仕事をして、携帯電波
    が人体に全然影響しない事を知ってます。優先席の
    携帯禁止は、混雑時などで大きな声で迷惑をするな、
    という意味で、周囲の迷惑にならない時にはオトナ
    の判断で使うものなんです」

小生は「携帯設計云々」というウソをついて、しかし、後の
説明はまったく正しいとして相手を論破にかかった。

御婦人「アタシはそんな事は知りません!ココに書いてある
    からこれを守りなさい!という事です!」

御婦人は、小生が普通に流すと思っていたところにキッチリ、
ガッツリ反論した事に少々驚きつつ、間髪入れず返した。
小 生「(融通のきかない杓子定規老害か・・・)」
日頃から団塊世代の老害をヘイトする小生は、老人といえども
否、老人だからこそ、見識のない自己中老人は徹底的に叩く!
だから、自分でも非常〜にガキ/オトナげない、と思いつつ
続けた。

小 生「ルールやモラルというのはですね・・・」
小 生「社会を円滑にする為の、ひとつの基準ではあるけど、
    何が何でも守る事がイイ事ではないんですよ。勿論、
    ルールやモラルを無視して周囲に迷惑をかける場合は、
    ちゃんと守るべきなのは当然です。今、私が誰かに
    迷惑をかけましたか?静かにメール文章を見てただけ
    ですよね?読書と同じでしょ?読むモノが本か携帯の
    違いだけでしょ?読書する人を禁止してますか?」

咄嗟の瞬発力で、メールを読む=文章を読む→媒体の違いだけ
という筋を発想でき「勝った!」と思った。このレトリックには
「ぐうのネ」も出ないだろうと。

御婦人「よく解りませんが、ルールは守らないとダメなんです!」

プチ喧嘩は、これ以上発展しないらしい。打ち止めである。

小 生「とにかく、まず携帯が有害電波を出してるかどうか、
    勉強してくださいね(バカにした薄笑い)」

年長者に不勉強だ!と一喝し、互いに沈黙の後、しばらくして
御婦人は途中下車して消えた。

早々、小生は己の言動を恥じ、苦々しい思いでいた・・・。
----------------------------------------------

<御婦人は正しい>

まず、
どーでもイイ些細な事で口答えする、己の幼児性に幻滅した。
携帯禁止ですよ→そうですね。
そう済ませばイイだけの事だ。ウソをついてまで理論武装して、
相手をまかして、果たして、ソレで何を得たというのか?お互い
不愉快な時間を過ごしただけだ。

そして、その「因果」はひとえに己にある・・・。

そもそも、
相手が携帯禁止!など言い出さなければイイ話しではある。
そーゆー意味で御婦人にも因果の因はある。しかし、それを受けた
己こそが、プチ喧嘩を成立させた因である。指摘、それを受けるも
流すも、すべての主導権は己にある。
己から同じレベルに落ち、同じレベルで言い合っただけ・・・だ。
憂鬱な気分だ。

御婦人と別れた通勤電車の中、反芻しながら、そもそも論として
・事実かウソかはさておき(ソレは地下鉄側の問題だ)
・現に、禁止と書いてある事実、
・それを守れ!という者に落ち度などない、
・程度の問題はあるが、
・書いている事を言っただけの者を批判する方が理不尽だ、
小生は反芻する程に、己のバカさにげんなりし、同時に反省した
「(ああ、ご婦人にはとても失礼、気の毒な事をした)」
「(さぞかし不愉快な朝であっただろう)」

そうして、
最寄駅から会社に向かう途中の「話題の神社」で日課の朝参拝、
家族/知人の無事を願掛けの後、報告した。
・今朝、小生はとても無礼かつ高慢で他人様を不愉快にした
・師匠などと言って増長し、誠にお恥ずかしい
・御婦人に詫びる気持ちだけでも届けていただき、
 それで、ご婦人の不愉快が解消されれば有り難い
願を掛けるというより、己に戒める様に。
----------------------------------------------

<再開>

さて、
なか1日おいた2日後。

地下鉄ホームに立っている御婦人を見つけた。
小生はチョッと緊張して、スルーしようか・・・とも考えたが、
まあ、とにかく・・・である。

小 生「携帯の・・・覚えてます?」
小生はソフトに笑顔で、相手に「私は白旗上げてます!」と
ハッキリ解る様に話しかけた。
御婦人「???ああ、ハイハイ、覚えてますよ!」
小 生「あれから携帯のお勉強はされましたか(笑)」
御婦人「まあ、それはね・・・」

小生の卑屈なまでのニコニコ攻撃で、ご婦人も敵意無しと察し、
しかし「尋常小学校の先生の様な厳格さ、威厳」の風をしっかり
守りながら、2人でガラガラの電車に乗り込んだ。

御婦人「私も考えて、専門家のアナタが言ってる事が正しいの
    かも知れないのは解ります!」
小 生「はいはい(ウソです〜ぅ、私アホなんです〜)」
御婦人「でもね、私が言いたかった事はそれじゃぁ、ないの!」
(例によって威風堂々、ピシャリの言い切り語尾)
小 生「ええ(もう、解ってますぅ〜)」
御婦人「最近の日本人は若い人も年配の人もルールやモラルを
    守らない人が多過ぎると思います!」
小 生「私もそう思います」
御婦人「私みたいなお婆さんこそがちゃんと言ってあげないと
    イケないと思うのね!勿論、私だって言いたくないの!」
小 生「いや、言ってあげるべきです」
御婦人「誰だって人から注意されるのはイヤです!でも、その時は
    腹が立つかも知れないけど、後になって(注意した事が)
    その通りだな、ってなれば、ソレでいいと思います!」
小 生「私もおととい、そう思いました。禁止って書いてあるから
    それは間違ってない、と」
御婦人「でもアナタが言った様に誰に迷惑をかけている訳でもない
    のはその通りですし、私も少し言い過ぎたとは思ってます!」
小 生「いえいえい、そんな事はないですよ」
小 生「でも先輩(御婦人)は変わってますね。今時、そういう風に
    注意できる人、なかなかいませんから」

ほんの数秒、会話が切れ、ご婦人は次の言葉を探している風である。

御婦人「それはね、チョっと個人的な話しだから、言いませんけど、
    戦争で戦死した父と、生前、色々話した事がありまして、
    ・・・」
御婦人「・・・その・・父と約束した事があります!」
御婦人「だから、私ひとりの事だったら、注意もしないんでしょう」

小生は思いもかけない事で、御婦人の言葉の一語一語に聞き入っていた。

小 生「この前はホントにスイマセンでした。朝から不愉快だったと
    思います。お恥ずかしい」
御婦人「いえいえ!イイのよそんな事。私は気にしていません!
    お互い、自分の意見をちゃんと言ったんだから。それは
    とても大切な事ですから!」
小 生「そうですね」

そうして御婦人の下車駅で、ご婦人が立ちあがりながら、
御婦人「でも、携帯電波の影響がない、ですけど、ソレがホントなら
    地下鉄会社は正しい事を書く様にしないとダメですね!
    何にせよ、ウソはよくありません!」

そう言って去った。
3日間の間の出来事で、以後、御婦人と会った事は一度もない。

完敗である

御婦人は最後まで「尋常小学校の先生」的威厳であった。
そうして小生は「尋常小学校の先生に習う小学生」であった。
----------------------------------------------

<思いがけない>

ハッキリ言って、どーでもイイ事だ。
しかし、小生は、とっても気になっていた。己の傲慢さ故、決して
小さな事ではなかった。
そうして小生は「謝りたい、関係を修復したい、その思いが叶った」
と単純に、あっさり、素直に感謝した。
それが雲の上の誰かの計らいでも何でもイイ。まったく、ただの偶然
でもイイ。要は結果である。

実際に、そうやって再開できて、お互い、短い時間の中でしっかり
説明して、そうして永遠に別れる事ができた・・・その事が、小生に
とっては奇跡的であり、ガッツリ不思議な事である。
(小生の思う不思議とはそういう事である)

たかが携帯のマナーをめぐるプチ喧嘩、しかし、そこから語られる、
 戦死した父と
 約束した事
 私ひとりの事だったら注意もしない

おそらく御婦人も普段は「この事」を吹聴など絶対にしないだろう。
大切な人との「秘め事」は、口外しない。
(小生も象眼で「急逝したバンド仲間との事」は生涯口外しない、と
 述べている。その気持ちはよく解る)
しかし、地下鉄の中で2度、会っただけの他人に吐露する、それは、
会話の中で、ご婦人の「秘密のココロの琴線(きんせん)」に触れた
事も事実だろう(そういう意味で、小生の手柄とも言える、というか、
二人の関係性でそうなったと)。
そして、そういう、

「とある、無名の、戦時中からの生涯の歴史の一遍」

に触れた、との感慨・・・己では、どうしようもない、大きなモノの
中にある感覚。小生は「魂の経済学」として大きな利益を得たという
満足感である。

象眼テッパン「何事も徹するものである」

つまらぬ喧嘩も、してみるものだ。マジメに真剣に。
「つまらぬ喧嘩」をつまらないモノにするか、それとも、豊穣な魂の
出会いにするか?それも、すべては己次第である。
そういう意味で、
・生は自由=設計図などない
・生は何も描いてない純白なキャンパス
なのである。だから素晴らしい。

繰り返す。

この世は、すべて(文字通り、言葉通り)アナタ次第なのだ。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

不思議シリーズ 更新情報

不思議シリーズのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング

mixiチケット決済