第２１回ふみまろ歌会★OｎLineコミュの⑥散らかしたたねは拾わず　心まで藺草の上に散らかるあねを

よろしくお願いいたします。

コメント(11)

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藺草のうえに散らばっている。
このキーワードだけで、夏だなって思いました。夏だから、投げやりな姿が目につくような。

あねが平仮名なのはどんな意図なんだろう。。気になります。

｢散らかしたたねは｣を｢散らかしたたねを｣にしたら、｢あねを｣の音と呼応するような気がしました。

[2] mixiユーザー 06月05日 07:11

私も一花さんとほぼ同意見ですが、私は「あねを」→「あねは」で統一したほうが良いと思いました。

[6] mixiユーザー 06月05日 12:50

はしるさんのご意見に賛同。

「は」か「を」かに統一したら、音うんぬんより助詞のだぶりが気になりませんか。
ここは「たね」と「あね」ですでに韻を踏んでいて音としてはじゅうぶんでしょう。表記まで揃えているのも意図的だと思います。

「たね」からは西瓜を想像しました。
問題はまず、「拾わず」の主語は誰なのか？このままだと「あね」と読むことが可能です。
しかし私は、主体であると読みたい。

なぜならば、最後の「あねを」のあとに来るであろう動詞の主語が主体だと思うからです。

「たねは拾わないけれどあねを〇〇する」

こういう叙述になってはじめて、はしるさんのおっしゃる「は」の限定の意味が生きてくる。
むろんそのためには「あねを拾う」という流れになってしまいそうですけど。

この、最後の動詞が省かれているところがなんとも悩ましいのですが、一番言うべきところを言わないでいるという点をどう評価するか。作者の挑戦でしょう。

姉という存在に対する、思春期的なあこがれのようなものを感じます。

[10] mixiユーザー 06月09日 10:19

歌を歌のまま読み、感じとるというのがなかなかできないことが多いなと、心にひっかかった歌です。

「を」はいったい何なんだろうと思っていたんですが、みなさんの評を読みつつゆっくり読むと自分のなかで辻褄が合ってきました。
「散らかるあねを」のつづきがあるような世界と、「拾う」とは言い表せないものがここに残るということが大事なんだと思います。
歌の世界ではより原料に近いものに言い換えていますが、歌の外のこちら側の世界では、それは畳やすいかになるのかもしれないですね。
「心まで」散らかるということに、この歌の芯、大切にしたいものがあるような気もします。

[11] mixiユーザー 06月22日 21:02

「たね」と「あね」の韻律が素敵です。
藺草の上で散らかるという表現も素敵。
ちょっとイケナイ匂いを感じてしまったのはわたしだけでしょうか？

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