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森林違法伐採を衛星で監視 日本のシステムに注目

11月13日 5時41分

北アフリカのモロッコで開かれている、地球温暖化対策の国連の会議COP22の会場で、二酸化炭素を吸収する森林をどう守るかについて議論が行われ、日本の衛星で森林の違法な伐採を監視する新しいシステムに、各国の注目が集まりました。

今月4日に発効したパリ協定では、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量を今世紀後半に世界全体で実質的にゼロにするとしていて、そのために二酸化炭素を吸収する森林をどう守るかが課題になっています。

6日目を迎えたCOP22の会場で、この森林の保全について議論が行われ、日本の研究チームが開発した森林の違法な伐採を監視する新しいシステムに各国の注目が集まりました。

システムでは、JAXA=宇宙航空研究開発機構の地球観測衛星、だいち2号が撮影した画像をもとに、以前と比べて森林の面積が減り違法な伐採が行われた可能性のある地域を割り出します。
このデータを地図上に落とし込んでインターネットで配信し、伐採が広がらないよう早期の取り締まりにつなげてもらおうとしています。

研究チームによりますと、現在は3か月前に撮影された画像と比較していますが、今後は1か月半前のものと比較できるようになるほか、衛星のデータが地図上に表示される国も、現在のブラジルやボリビアなど南米の5か国から、来年はアフリカや東南アジアなどのおよそ60か国に増えるということです。

スーダン政府関係者の女性は「森林の違法伐採は発見が難しく深刻な問題です。自分の国でも、この技術が活用できると思います」と話していました。

開発に携わった東京電機大学の渡邉学准教授は「各国の関心の高さを感じました。これまでは衛星画像のみの提供でしたが、分析して地図上に表した情報を提供することで、より活用しやすくなったと思います」と話していました。

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