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柴犬がいちばん!コミュの柴犬のルーツ、知ってる? 88年前、島根で誕生の犬が始まりだった

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2018年09月27日 07:01 ウィズニュース
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いま生きている全ての柴犬は、ある1頭のオス犬の血統を受け継いでいる。しかも、そのオス犬が生まれたのはわずか88年前で、島根の山奥から東京へと送り出されて柴犬の礎を築いた――。この話、実は柴犬の世界では有名な話だといいますが、初耳の人も多いのではないでしょうか。ルーツとなったオス犬とは、一体どんな犬だったのでしょうか? この驚きの事実を知り、「勝手に」研究室まで設立した人物の調査をもとにたどります。(朝日新聞デジタル編集部記者・石川達也)


【写真特集】柴犬のルーツとなった石州犬「石」、貴重な血統書はこちらから 
中村鶴吉氏の秘蔵写真も
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島根出身者との運命の出会い
 ルーツとなったその犬は、1930年、島根県の山間部に位置する二川村(現益田市美都町)で生まれました。その名は「石(いし)」。島根県西部の石見地方に住んでいた、日本古来の種である「石州犬」です。地元の猟師に猟犬として飼われていました。

 そんな中、「石」が柴犬のルーツとなる出会いを果たします。それは、島根県出身で東京で歯科医院を営んでいた中村鶴吉氏。犬好きだった鶴吉氏は東京で犬を飼い、日本犬保存会の展覧会にも犬を出陳していました。

 そんな鶴吉氏は、優秀な日本犬である石州犬を求めて、たびたび島根県を訪れていました。そこで出会ったのが、山奥で猟師に飼われていた「石」。鶴吉氏が「石」を評した資料は見つかっていませんが、老齢の「石」について「小さな厚い前傾度ある耳広い額よく張ったほほよく締まった太みある口吻、色素よき目、イガ栗のトゲを思わす角度あるよき被毛(中略)なんとも云えぬ渋さと風格を持って居ました」(日本犬保存会創立五十周年史)とあります。

 ここで改めて柴犬の説明をします。柴犬とは、国の天然記念物に指定されている小型の日本犬のこと。秋田犬や紀州犬も同じく国の天然記念物に指定されていますが、柴犬にはそのような地域性のしばりがありません。日本古来の種で、サイズが小型な犬のことを指します。

優秀な子孫、次々と
 明治以降、日本に持ち込まれた西洋犬との交雑が進み、日本犬の頭数は急激に減りました。このため、各地で日本犬の保存の動きが起こり、1928年に日本犬保存会が設立、1936年に柴犬が国の天然記念物に指定されました。

 鶴吉さんに見いだされ、島根の山奥から東京へと移った「石」は、1936年の日本犬保存会第5回展覧会で入賞を果たします。別の飼育者の元へと譲り受けられ種犬となり、1939年には四国犬のメス「コロ」との間にオスの「アカ」をもうけます。

 「アカ」は「不滅の種雄」とも評され、生まれた年の展覧会では若干10カ月で入賞。審査員には「両親の長所と短所とを巧みに補償し合った近来のヒットである。毛質体型は父に似、父のやや目の大きいところや老犬のせいか後肢のひどい逆飛節は母犬によって立派に補償されていた」と評されています。

 「アカ」の子ども同士を親として、オスの「中」(=「アカ」の孫)が1948年に誕生。この「中」は、様々な展覧会で最優秀賞を獲得し、「戦後柴犬中興の祖」と呼ばれます。評価の高かった「アカ」「中」の一族は次々と子孫を繁栄させ、戦後に流行した感染症にも負けず生き残った結果、現在の柴犬の全ては「アカ」「中」の先祖である「石」の血統を受け継ぐことになったのです。

 もちろん「石」にもその祖先はいます。日本犬保存会に残る血統書には、「石」の両親はともに島根出身の父「久原」、母の「コチ」との記載があります。しかし、それ以上、両親やその先祖に関する詳しい情報は残っていません。詳しい情報が残っている柴犬の最古の祖が「石」というわけです。

地元も知らない事実に衝撃
 これらの調査をしているのは、石が生まれた島根県西部に位置する江津市在住の河部眞弓さん(60)。19年前に夫・安男さん(57)の故郷にIターンし、地域振興活動に携わってきました。

 調査のきっかけは2016年12月、石州犬の血を引く地犬「山陰柴犬」を飼い始めたこと。調べてみると、柴犬のルーツが石州犬の「石」にたどり着くことを知りました。

 最初は「デマ?」「ガセネタ?」と思っていましたが、詳しく調べるとどうやら本当らしい。しかも、柴犬の世界では当たり前の事なのに、眞弓さんを含め地元の人たちは全く知りませんでした。「これは地域資源になるのでは?」と、眞弓さんは「石州犬研究室」を立ち上げ、「石」や中村鶴吉氏について調査をはじめました。

 鶴吉氏の情報を探すため、鶴吉氏が東京で犬を飼っていたとされる住所でチラシを配ったり、鶴吉氏についての情報を求める「お〜い中村鶴吉さん」という歌を夫婦で作ったりして、情報を集めました。

 その後、日本犬保存会島根支部長の柳尾敦男さんとも連携し、「石」の生家や、鶴吉氏が優秀な石州犬を探し回ったルートを突き止めました。

 今年に入ると、眞弓さんの活動を取り上げた地元テレビ局の番組がきっかけで「あなたが探している中村鶴吉は、私の祖父の弟かもしれない」という男性から連絡があり、鶴吉氏の生家を発見。さらに、たまたま「中村鶴吉」という名前を検索し、石州犬研究室のHPを見た、東京在住の鶴吉氏のお孫さんからも連絡がありました。

 2人は鶴吉氏が「石」を島根から東京へと持ちだした事実はおろか、日本犬の保存活動をしていたということさえ知らなかったといいます。

 眞弓さんは「もし石が東京に出て子孫を残していなかったら、現在の柴犬はどうなっていただろう。日本の文化でもある柴犬は、鶴吉さんが守ったのでは?」と話します。東京で鶴吉氏のお孫さんと奇跡の面会を果たしたときには、涙ながらに鶴吉氏の功績を伝えました。

 眞弓さんは「柴犬は、伝染病や戦争などのあらゆる戦禍を逃れ、雑種化せず生き延びてきました。今の柴犬があるのは、石州犬の「石」を島根から東京へ連れてきた中村鶴吉さんのおかげだと、愛犬家の1人として感謝せずにはいられません」と話しています。

コメント(2)

しばいぬ?しばけん?本当はどっち?「柴犬」の読み方! |- SaintNature - セントネイチャー
https://www.saintnature.com/shiba-yomikata/

しばけん?しばいぬ?「柴犬」の読み方、正しいのはどっち!?|Wonderful Style
http://wonderfulstyle.jp/column/variety/how-read-shiba/


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