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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【孫崎享のつぶやき】 安保理は14日、米国提出の対イラン武器禁輸延長決議案を否決。

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採択に9カ国の支持必要なるも、支持は米国とドミニカのみ。中ロ反対、英仏独など11カ国が棄権、欧州はイランを巡る情勢の不安定化→中東全域の不安定化→移民問題含め欧州の不安定になると判断。
2020-08-19 06:59
・トランプ大統領は、大統領選を念頭に、ユダヤ票獲得の為、イスラエル支援を強めている・今日、イスラエルに強く反対しているのがイラン。従ってトランプは当然対イラン強硬策を模索する。
・その一環として、14日、国連安保理において。イランに対する武器禁輸延長決議案を提出した。決議案決定には九か国の賛成を必要としているが、賛成は米国とドミニカ共和国二か国のみ、中ロ両国が反対、英仏独など11カ国が棄権、米国外交にとって惨敗といっていい厳しい結果を迎えた。
・欧州諸国は、対イラン情勢の緊迫は中東全域の不安定化につながり、それは移民問題など欧州の不安定化につながるとみている。
A-1 事実関係1「イラン武器禁輸決議案否決 米、支持得られず―」(時事通信、15日)
・国連安全保障理事会は14日、米国提出の対イラン武器禁輸延長決議案を否決。米国とドミニカ共和国が賛成、中ロ両国が反対、英仏独など11カ国が棄権、採択に必要な9カ国の支持を得られなかった。イランに対する武器禁輸措置は、欧米など6カ国とイランの核合意に基づき10月で期限切れを迎えることに。
・英仏独は、この決議案では、地域の安全や安定に寄与する可能性が低いと指摘。
・核合意には、イランに違反があれば、所定の手続きを経て武器禁輸を含む国連制裁を復活できる「スナップバック」という仕組みがある。クラフト米国連大使は採決後「米国にはスナップバックを発動する十分な権利がある。禁輸延長のためなら手段を選ばないという(米国の)約束を近日中に遂行する」と警告した。
A-2 AFP「米、イラン制裁復活へ 安保理の武器禁輸延長否決受け」(16日)
国連安保理の採決では、15か国中2か国のみが賛成。トランプ政権はドミニカ共和国から支持を得られたのみで、イランの嘲笑の的となった。欧州の米同盟国はすべて棄権し、ロシアと中国が反対した。否決を受けて、トランプ政権のイラン核合意離脱後に米国が孤立している状態が浮き彫りとなった。
A-3: 日経
トランプ米政権は11月の大統領選に向け、対イラン強硬姿勢を有権者にアピールする構えだ。
A-4[イラン決議完敗、米国は安保理で孤立無援に](人民網、18日)
・中国の張軍国連大使は採決直後の発言で「中国側は国際社会と共にイラン核問題の政治的解決を後押しする。米側の決議案は実質的に対イラン制裁の再開、イランに対する『最大限の圧力』という米国の政策の継続であり、最終合意の精神と相いれず、第2231号決議の規定と符合せず、法的根拠を欠き正当性がない。安保理構成国の圧倒的多数が米側の決議案を支持しなかった。対話と協議を堅持して外交努力を行うことがイラン核問題解決の唯一の正しい道だ」と表明した。
・復旦大学国際問題研究院の孫徳剛研究員は取材にこう語った。
「2018年にトランプ政権は国際社会の一致した反対を顧みず、イラン核合意からの離脱を一方的に宣言した。これによって事実上、この問題における発言権を失い、主導権を発揮するのはなおさらに難しくなった」。孫氏は「米国の一国主義政策は国際社会から歓迎されず、自らを孤立させるだけだ」と指摘。
・孫氏の分析によると、米国はイランに対する「最大限の圧力」の観点から武器禁輸措置を捉え、イランの軍事的近代化を遅らせて軍事力を制限しようとしているため、禁輸措置の維持に力の限りを尽くした。中露はイランが安保理第2231号決議を履行していることを認め、イラン核問題において公平性と正義を堅持しているため、武器禁輸措置の延長に反対している。仏英独は米国から圧力を受けており、イランの戦略的意図に疑念や懸念を抱く一方で、武器禁輸措置の維持によってイランが核合意から離脱することを懸念している。また、将来のイランの軍事的近代化の過程において利益を得ることを望んでおり、ロシアなど非西側の大国がイランとの武器貿易を独占するのは望まないため、棄権を選んだ。「仏英独など欧州諸国のイラン核問題における関心の柱は中東地域の安定維持にある。欧州諸国は米国がイラン核合意を履行し、大国としての役割を発揮して、中東の安定と秩序を維持することを望んでいる。武器禁輸措置を延長してイランを刺激し、中東地域の対立を劇化させるのではなくだ。中東地域の対立激化は、難民問題など直接的な利益の損害を欧州地域にもたらす。欧州諸国が今回米国の側につかなかったのは、度々イランを利用して中東情勢をかき乱す米国の行為に賛同せず、こうした米国の行為が自らの国益と符合しないからだ」と、中国国際問題研究院国際戦略研究所の蘇暁暉副所長は指摘した。

コメント(1)

国際社会、国連における、米国の孤立が目立ちますね。戦前の日本のようにはならないと思いますが。アメリカ覇権は徐々に、崩れつつある?

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