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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【孫崎享のつぶやき】米朝首脳会談は中止、今後は再度朝鮮半島に緊張が来るであろう。米国タカ派にとってこれこそ、望んでいる事である。

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【孫崎享のつぶやき】

米朝首脳会談は中止、トランプ氏「今は不適切」。米国は「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」に短期間で一気に非核化を進めることを意図。北朝鮮は政権保障なしに受け入れられない。加えて「リビア方式」発言で対立激化
2018-05-25 08:21

A:事実関係「米朝首脳会談は中止、トランプ氏「今は不適切」(日本経済新聞)

トランプ米大統領は24日、6月12日にシンガポールで予定していた米朝首脳会談について「いまは不適切だ」として中止する考えを表明。米ホワイトハウスが、トランプ氏から北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長にあてた書簡の中の記述として発表。最大の焦点である非核化の手法で溝が埋まらなかったためとみられる。
 東西冷戦時代から約70年間にわたる米朝の敵対関係の転換点となる可能性があった初の首脳会談が見送りとなり、朝鮮半島情勢が再び緊迫するおそれもある。トランプ氏はなお将来の会談に意欲を示しているが、「最大限の圧力」は維持する方針。北朝鮮が反発を強める展開も予想される。
 トランプ氏は書簡で、会えることを「楽しみにしていた」としながらも、会談中止の理由を「直近のあなた方の声明に表れた激しい怒りとあらわな敵意に鑑み、私は現時点ではこの長く計画してきた会談を実施するのは不適切だと感じる」と説明。北朝鮮がここにきてペンス副大統領やボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)らを名指しで批判し、一方的な核放棄に応じないなどと表明していることが念頭にある。
 トランプ氏は北朝鮮に拘束されていた3人の米国人の解放に謝意を改めて示すとともに「いつの日か、私はあなたと会うことを非常に楽しみにしている」と表明。「この最も重要な首脳会談について考え直すことがあったら、遠慮なく私に電話するか手紙を書いてほしい」ともつづり、将来、首脳会談を実現させる可能性を排除しなかった。
 ただ、トランプ氏は「あなたは自分の核戦力について語るが、米国の核兵力はあまりにも大規模で強力で、私はそれが決して使われずに済むことを神に祈っている」とも表明。金委員長に自制を促すとともに米国の核能力を誇示した。
 ロイター通信によると、米ホワイトハウス当局者は24日、北朝鮮との交渉を今後も排除しない考えを示したが、北朝鮮はまず言動を変えるべきだと訴えた。
 米朝は水面下で首脳会談に向けた調整を進めてきたが、非核化の具体的な手法を巡って対立。米国は「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」に向けて短期間で一気に非核化を進め、それまでは見返りを与えない方法を主張していた。北朝鮮は非核化に向けて段階的な措置をとり、そのたびに見返りを受ける方法を訴えていた。
 米朝は今週末、シンガポールで実務者協議を予定していた。ただ、ポンペオ国務長官は24日の上院外交委員会で「この数週間の北朝鮮の声明はとても残念だ。我々の事務レベルの準備もできなくなっていた」と述べ、交渉が難航していたことを認めた。最大限の圧力を継続する考えも明らかにした。
 トランプ氏は韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使を通じ、核・ミサイル実験の凍結を約束した金委員長からの直接会談の申し出を受け入れた。ポンペオ氏を2回、北朝鮮に派遣し、米国人3人が解放されたのを受けて、10日に開催地と日程をツイッターで明らかにしていた。

A-2 事実関係 北朝鮮側の立場

崔善姫朝鮮外務省次官:「米国が善意を冒涜し不法無道に出てくるなら、朝米首脳会談の再考慮を最高指導部に提案する」
朝鮮外務省の崔善姫外務次官は、ペンス米副大統領の5月21日の暴言を糾弾する談話を本日(24日)発表した。以下はその全文。
 米副大統領ペンスは21日、フォックス・ニュースとのインタビューで、「北朝鮮がリビアの前轍を踏む可能性がある」だの、「北朝鮮に対する軍事オプションは排除されたことがない」だの、「米国が要求するのは完全かつ検証可能で後戻りできない非核化」だのと、訳の分からない身のほど知らずの戯言を吐いている。
 対米外交を担当する私としては、米国の副大統領の口からこのような無知蒙昧な声が出てきたことに驚きを禁じ得ない。
いわゆる「唯一の超大国」の副大統領なら、世情がどう流れているかを少しは知って、対話の流れと情勢緩和の気流をある程度でも感じ取ってこそ、正常だといえる。
 核保有国のわが国を、たかだが僅かな設備を備えいじっていたリビアと比べていることを見ても、彼がどれだけ政治的に暗愚な間抜けなのかを容易に察することができる。
ホワイトハウスの国家安保担当補佐官ボルトンに続き今回、副大統領のペンスも、われわれがリビアの前轍を踏むことになるだろうと力説したが、われわれはまさに、リビアの前轍を踏まないように、高い代価を払ってまで、自らを守り朝鮮半島と地域の平和と安全を守ることができる強力で頼もしい力を育てたのである。
 しかし、この厳然たる現実をいまだ悟ることもできずに、われわれを悲劇的な末路をたどったリビアと比くらべていることを見ると、米国の高位政客らがわれわれを知らないにしても、あまりにも知らないようだ。
 彼らの言葉をそのまま返すとするなら、われわれも米国が今まで体験したこともなく、想像すらできないおぞましい悲劇を味合わせることができる。
 ペンスは、自分の相手が誰なのかもよく知らず無分別な脅迫的な発言をする前に、その言葉がもたらす恐ろしい結果を熟考すべきであった。
 自分たちが先に対話を懇願しておいて、あたかもわが方が対面を願い出たかのように世論をミスリードしている底意は何か、米国がそこから何を得られると打算しているのか、分からずじまいである。
 われわれは、米国に対話を物乞いのように求めないし、米国がわれわれと対面しないなら、あえて引き止めもしないだろう。
 米国が、われわれと会談の場で会うか、または核対核の対決の場で会うかは、すべて米国の決心と態度次第である。
 米国がわれわれの善意を冒涜し、引き続き不法無道に出てくるなら、われわれは朝米首脳会談を再考慮する問題を最高指導部に提案するであろう。


B:評価
・米国は「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」に向けて短期間で一気に非核化を進め、それまでは見返りを与えない方法を主張していた。
・これに対し、北朝鮮にとり、核兵器開発は米国が北朝鮮を攻撃しないことを担保する貴重な手段であるとみられた。真剣に合意点を探るなら、朝鮮戦争の休戦協定を平和条約に移行させ、そこに相互不可侵を入れることが可能であった。
・ただ現在のトランプ政権に和解を真剣に考える人物はいない。
・特にボルトン安全保障担当補佐官やペンス副大統領はリビア方式を持ち出した。
 リビア方式とは一般的に、「リビアと核兵器開発をしない合意をした。しかしながらリビア側が核兵器で攻撃する可能性が全くなくなった中で、西側諸国がリビアに軍事行動をしカダフィ指導者を排除した」ととらえられ、米国がこの採用を求めたので、北朝鮮が猛反発をした。
 トランプ大統領は一時、ボルトン安全保障担当補佐官を横に並べ、リビア方式を否定したが、その後ペンス副大統領が再びリビア方式を繰り返し、破局を招いた。
・今後は再度朝鮮半島に緊張が来るであろう。
 米国タカ派にとってこれこそ、望んでいる事である。

コメント(1)

リビア方式では、体制保証もなく、核ミサイルを完全放棄したら、今度は、軍事攻撃をされると、北朝鮮は危惧しているのでしょう。
アメリカ内部の、軍産とトランプの内紛のようですが、これを調整できないようでは、ノーベル賞なんてとても・・・
武器を持ってる国は、やはり使いたいのでしょうね。
アメリカ国内で、銃を禁止できないのと同じ状況ですね。

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