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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの 『君の名は』、完成度の高い映画。この作品が若い世界に支持されていることに、ほっとする、日本の未来も捨てたものでないと思う。

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【孫崎享のつぶやき】

『君の名は』、完成度の高い映画。この作品が若い世界に支持されていることに、ほっとする、日本の未来も捨てたものでないと思う。監督の「107分を、喜怒哀楽のすべてでコントロールする」というコメントを見ると、それでいいんだが、見事に操作されたと思う。

2016-11-21 09:181

『君の名は。』通算11回目の1位!『もののけ姫』に迫る【映画週末興行成績】、とにかく大ヒット中である。今後も次々動員数の記録を塗り替える勢いだ。

 私も見に行ったが、当然のことであるが、観客層は若い。

 映画自体は深刻な問題提起も行っていて、単に、ファンタジーの世界に入って楽しんで帰ってくるという作品ではない例えば宮崎監督のアニメは小学生でもほとんど筋を追えると思うが、この作品ではそれは無理であろう。単純な作品でない。それは監督のコメントを見ればわかる。この作品にこれだけの観客が動員されたことに驚いている。

A:監督コメント

「デジタル世代の映像文学」。深淵で詩的な世界観から、そんな風に称される作品を発表し続けている新海誠監督。『君の名は。』の劇場公開に寄せて

■107分を、喜怒哀楽のすべてでコントロールする

Q:最新作『君の名は。』は、従来よりもエンターテインメント色が強く感じられました。前半は入れ替わりものの面白さをテンポよくコミカルに見せ、後半は一気にシリアスに展開していきますね。構成へのこだわりを聞かせてください。

「入れ替わりもの」の形を取っていますが、実は本当に描きたかったのは、お互いに手を伸ばしあう思春期の二人のドラマでした。物語の導入として、主人公のドキドキをわかりやすくするために、そういう形にしたんです。つまり、入れ替わりというのは、お互いの人間関係を通じて「お互いを知る」ための装置の一つなんです。

構成で一番意識していたのは、107分という時間軸を“コントロールしつくす”ということですね。107分を、観客の喜怒哀楽すべての感情で惹き付けられるようにしたかったんです。

予測させず、飽きさせず、かといって迷わせることもなく、常に映画の時間のほうが観客の理解の少しだけ先に行っていて。でも、時々立ち止まって観客の理解が追いつく瞬間を作って、それをまた引き離して。

 絵コンテを描いている時も、観客の気持ちをひたすらシミュレーションしながら、107分で一つの音楽のようなものを奏でるんだ、というつもりで作りました。そこが一番こだわったところでしょうか。

 それから、「若々しい映画にしたい」という思いは、常にありました。後半からグッとシリアスにしていく、というのは決まっていたのですが、どこまでも重くするのはやめようと。

 全編を通して、笑いやコミカルな要素から手を離さないようにしよう、決して深刻になり過ぎないようにしよう、という点にもこだわりました。

:非常に印象的で、独創的なストーリー展開だったと思います。この物語が生まれるきっかけは、何だったのでしょうか?

物語の種みたいなものは、Z会の「クロスロード」というCMです。あれも東京と地方に離れた男の子と女の子の物語だったんです。Z会からは、“受験”というものを描いてほしいと言われていて、受験生男女の話を描いたんですが、その時にすごく手ごたえがあって。

人生には出会うべき相手がいるというテーマ、つまり「運命の人って、いるんだよ」ということですよね。それを、もう少し長い物語で描きたいと思ったのが最初のきっかけですね。

■風景が美しくある“必然性”があった

Q:新海監督の作品に多くのファンが魅了される理由には、やはり映像美があると思います。本作でも、ハッとするような美しい風景が多く描かれています。特に本作での情景の描き方として、意識されたのはどういう点でしょうか?

はっきりとした答えにならないかもしれないんですけど……今回はいつも以上に「主人公の二人が目にする風景が、美しくある必要がある」と思っていました。

入れ替わってしまう二人、瀧と三葉は、直接会えないけれど、お互いを取り囲む風景は目にするわけです。三葉は瀧になって東京に見とれ、瀧を取り囲む世界や人々を通じて彼自身に惹かれていく。そのためには、三葉が見る東京の風景はキラキラ輝いていないといけない。「こんな素敵な場所に住んでいるこの子(瀧)ってどういう子なんだろう?」という感覚です。

瀧についても、三葉が暮らす糸守町を「田舎だな」と思いつつも、見とれるシーンをいくつか入れているんです。こういう人たち、こんな風景に囲まれて暮らしている三葉のことがちょっと気になる、というわけです。

風景の描写には現実感が必要、という面はもちろんあるんですけど、現実をある意味でデフォルメして昇華させながら美しく描かないと、主人公たちの気持ちの変化に対して説得力が得られませんし、観客がキャラクターに気持ちを乗せにくくなってしまいます。東京が濁った風景であれば、三葉が瀧を好きになったことが体感的に納得できないと思うんです。

そういう面から風景を美しく描く必然性を意識しました。

Q:ヒロインの三葉は組紐を使って髪を結い、後半の大切なシーンでも組紐のイメージが登場しますね。重要なモチーフに、日本の古典的な工芸品である組紐を選ばれた理由は?

ちょっとロマンチックなラブストーリーでもあるので、運命の赤い糸のようにも見えるモチーフが欲しいなと思っていて。かつ、先人の知恵も伝えているものは何かと考えて。いろいろ探していくと、組紐って今の人たちにはあまり馴染みがないし、アニメーションのビジュアルとしてもちょっとキャッチーに見えるだろうと。

物語のために何が必要か、どういう要素が必要かは、そんな風に一つ一つ探していきました。

僕の作品の特徴だと思うのですが、キャラクターよりも情景描写の比重が高いということが多くて。僕自身、それが好きだっていうのもあったんですが、田中さんに作画していただいたことで、情景描写を抑え込むことなく、キャラクターも立たせられる、という経験ができたんです。

Q:最後に、新海監督にとって『君の名は。』はどのような作品でしょうか。

今の僕にとっての集大成と言える作品、それが『君の名は。』だと思います。

『ほしのこえ』(商業デビュー作)の時は、一人とか二人とか、具体的な相手に観てほしいという気持ちでした。でも発表した後から、その対象が少し広がっていきました。

作品を重ねるにつれて、対象が個人ではなくなり、もう少し遠く……いるかもしれない誰か、一生会うことがないかもしれない誰かに観てもらいたい、という気持ちが強くなってきて。

『君の名は。』では、僕のことを知らない人に観てほしいという気持ちが強いですね。新海誠作品だから観るという人以上に、『君の名は。』という映画が公開されているから観る、という人たちに「楽しかった。この作品、誰が作っているんだろう?」という風に思ってもらえたらいいなと思っています。(出典http://www.cinematoday.jp/page/A0005142

コメント(2)

まだ見てないのですが、見てみたくなりました。
>>[1]

「イイネ」を感謝申し上げます。

私も見ていないのですが、最近見たいと想う作品がときどきあります。
TSUTAYAでレンタルを利用していますが、最新作はすぐには見られません。

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