こうした状況を見ると、周永康周辺の腐敗暴露は極めて重要な政治的動きとみられる。これは単に周永康個人のみならず、その後ろにいる江沢民への攻撃とみられる。当然江沢民はこれに反発する。ファイナンシャル・タイムズ紙は「Ex-president warns Beijing on graft drive、Push seen as threatening interests of some Communist party elders」として、江沢民が反腐敗キャンペーンに反対と報道している。ちなみに、日本との関係でいえば、江沢民の反日姿勢は極めて強硬であり周永康2012年9月に反日デモが暴徒化した時の公安責任者であり、反日を煽ったとされている。