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VIVA★メキシコ映画コミュのメキシコの映画評論の行方

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 シネテカ・ナシオナルの館長でもある映画評論家レオナルド・ガルシア・ツァオの映画評論集が普及版(ed. Punto de Lectura)でも刊行されたのを機に、著者へのインタビューがホルナダ紙に掲載。
 タイトルは「El ojo y la navaja:ensayos y criticas」(なんか、ブニュエルを意識していそう)。

 メキシコ映画は盛り上がりつづけているのに、映画評論はなぜかぱっとしない。
 世代交代がとぼしい。
 昔のまま、長老格のエミリオ・ガルシア・リエラやら、トマス・テュレントやらが影響力をうしなっていない。
 つまり世代間の競争やら葛藤がまれである。

 なぜ批評は弱体化したのか。
 情報があり余っているからかもしれない。
 ネットやらビデオの普及は、表面的なものばかりが強調される。
 映画享受層の皮相さも指摘できる。
 映画に「スターウォーズ」から入っていったひともいるし、タランティーノを追従する傾向もつよい。

 映画評論の再興については、条件はシンプルである。
 1.映画へのふかい知識と傾倒。
 2.書き綴る力があるということ。

 自己満足とか単純な形容は避けること。
 maravilloso、estupendo、chidoといった月並みな形容句はかならず避けなければならない。

 要は、点数をつけることではなく、分析し、読者や観客が自分の経験を豊かにできるような背景を示すことである。

 映画評論家は、挫折した映画製作者ではない。
 著者は筋金いりの映画好きであり、映画を観ることが好きで、映画の勉強をしてみようと思ったことはないという。


 この著者、四十年前から毎日、一本は映画を観ている。

 両親とも映画好きで、いままで気がついてなかったが、母親は上海生まれの中国人で、映画館の場内案内係りになるのが夢だったとか。
 この両親、恋人時代からいっしょに映画ばかり観ていたらしい。
 二本立てを観て、出てきては次はなにを見ようかという話をまずしていたほど。
 著者も、かつては映画がずっと安かったから若いころからいくらでも観ていたらしい。

 いまでは映画を観るばあkりでなく、収集癖も嵩じている。

 はあ、プイグやら、カブレラ=インファンテを彷彿させそう。


http://www.jornada.unam.mx/2008/05/08/index.php?section=espectaculos&article=a12n1esp

コメント(1)

 この著書の刊行を記念して「映画はわたしの視点」懸賞テキストが発表になりました。
 どの作品でもかまわないから、映画批評テキストを作成するというわけです。
 15歳から30歳までのメキシコ在住のひとが対象で、国籍は不問のようです。
 賞品もばかに奮発しているような。
 まあ、これも一種のプロパガンダと受け止められなくもありませんが。

 詳細は下を参照:

http://www.jornada.unam.mx/2008/05/12/index.php?section=cultura&article=a15n1cul

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