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Rossini ロッシーニコミュのエルルはペーザロを超えたか ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルが始まります

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2010年に初めて訪れ、それ以来毎年行くことになってしまったペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル。早いもので今年行くと8年目であるが、私などは全くの新参者の部類に入るのだからROFはすごい。仲間に入れてもらったグループの人々は15年とか20年超とか通い続けている大先輩である。
この音楽祭はロッシーニに特化した音楽祭で、フローレスなどのスーパー・スターを誕生させたことでも知られている。しかもそのような大物歌手が時々戻ってきて歌ってくれるのも魅力だ。しかし最大の魅力は今日ほとんど観ることのできないロッシーニの作品に出合えることだ。そしてここが発信源として、世界の歌劇場にそれら作品が波及していく点でもこの音楽祭の存在価値は大きい。
重üエルルのティロラー・フェストシュピーレ・エルル Tiroler Festspiele Erlには昨2016年に初めて訪れた。ここはグスタフ・クーンの主催する音楽祭で今年創立19年になるそうだ。ワーグナーの「リング」を4日間で演奏する数少ない音楽祭(私の知る限りMüpa Budapestがあるのみ)で、「24時間リング」なども実施したことがある。私も元々はここの「リング」に興味を持ち、昨年「リング」を観に行こうとしたのだが完売のため断念。ところがそのプログラムにロッシーニの「ギョーム・テル(ウィリアム・テル)」を見つけ、物は試しと行ってみたのが始まりだ。その「テル」はフローレスの出演した13年のペーザロの舞台に見劣りしないだけの出来であった。そして今年いよいよ念願の「指輪」をここで観たのだが、それ以上にロッシーニの「セミラミーデ」が素晴らしかった。有名な歌手は全く出演しなかったが、その演奏は他ではまねのできないほどのレベルだった。グスタフ・クーンはワーグナー以上にロッシーニが得意なのではないだろうか。冬の音楽祭では「セヴィリアの理髪師」を上演する。未だ来年のプログラムの全貌はわからないが、ロッシーニの作品が上演されるのであれば来年もぜひ行ってみたいものだ。ちなみに「リング・サイクル」は来年も1サイクルあり、現在のプロダクションは来年が最期となるようだ。というのも2019年5月―10月には6年ごとに上演される受難劇があるためのようだ。その後のリング公演がニュー・プロダクションとなるなら、ロッシーニのオペラと同様パッション・フェシュトシュピールハウスでの公演でなく、フェシュトシュピールハウスでの公演になるとさらに良い公演が期待できるのだが。
今年のエルルでは3人のラインの乙女たちがすべて日本人で非常に好評を博した。一方ペーザロの音楽祭は8月10日から21日までの毎日、日替わりでLe siège de Corinthe(コリントの包囲)、La pietra del paragone(試金石)、そしてTorvaldo e Dorliska(トルヴァルドとドルリスカ)の3作品が上演される。「試金石」には脇園彩がMarchesa Clarice役で出演することです。今年も見逃せませんね。

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