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大江山コミュの028 源宗于朝臣

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山里は 冬ぞさびしさ まさりける
              人目も草も かれぬと思へば

歌意:
山里では、都と違って、冬はことさらに寂しさがまさって感ぜられることよ。
人目も遠ざかり(人の来訪もなくなり)、草も枯れてしまうと思うと。

出典:古今集

百人一首は、障子(今の襖)に貼る色紙として定家が撰したもので
だいたい華やかな歌が多く、侘しい歌は少ない。
しかしこの歌は、そういう数少ないもののひとつで
冬の山里のしみじみとした哀感、寂しさが
平明な表現を通してよく歌い上げられている。

しかし、平明な詠みぶりに見えて
実は上の句をひとつの問いとして見ると、下の句がそれに対して
洒落で答えている形式となっている。
この洒落のポイントは掛詞で、これが下の句のおかしさを生み出しているが
全体の雰囲気からすると、そう目立たない。
ここに宗于の手腕があるのである。

この歌で用いられている表現方法は、三句切れ・掛詞・倒置法。
「かれぬ」に「離る(かる)」と「枯る」が掛かっている。

源宗于朝臣は光孝天皇の皇子・是忠親王の子。
源氏の姓を賜って臣下となり、従四位下に叙せられた。
のちに正四位下右京大夫に至るが、官位が上がらず不遇であった。
歌人として優れ、三十六歌仙のひとりにもあげられている。
素直で、好感のもてる歌が多い。

コメント(1)

宗于は、官位については不遇な人生だったようです。
『大和物語』に右京大夫としてたびたび登場し、
身の不遇をかこつ挿話が多いそうです。

参考↓
http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/muneyuki.html

今日は二首についてトピックを作成しました。
私事ではありますが、明日、あまり時間がなさそうなので…。
ご了承下さい。

画像取得元↓
http://homepage2.nifty.com/atelier_hide/garelie/02miyama/02miyama06.html

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