ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

書道を愉しむ会コミュの【観て愉しむ】BOOK編

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
書に関する本・雑誌など紹介。

【既出】

「墨花-vocca-」(日本出版社)季刊秋号 2007年
「美術手帖」(美術出版社)2007年11月号 〜絵巻のキホンを知る
「美術手帖」(美術出版社)2007年4月号 〜21世紀のオーサーシップの行方はどこへ?
「現代詩手帖」(思潮社)2007年 3月号 〜対談? 身体にあるうたの豊かさ 詩と伝統
「表具 NHK美の壷」 NHK「美の壺」制作班 編
「芸術新潮」(新潮社)2008年2月号〜源氏物語千年紀記念特集
「芸術新潮」(新潮社)2007年2月号〜字があそぶ、 字であそぶ
「芸術新潮」(新潮社)2007年1月号〜台北 故宮博物院の秘密
「芸術新潮」(新潮社)2006年2月号〜古今和歌集1100年 ひらがなの謎を解く
「なごみ」(淡交社)2008年1月号〜特集 男・業平の恋ものがたり 伊勢物語デザイン
「なごみ」(淡交社)2006年1月号〜特集 三十六歌仙 初春にいにしえの歌人と遊ぼう
「和楽」2006年6月号(小学館)〜流麗な平安の歌切  〜継色紙、高野切の仮名文字
「墨」(芸術新聞社)2007年5・6月号〜筆を買いに行こう!
「墨」(芸術新聞社)2006年3・4月号〜楽しくマスターする「行書」
「墨」(芸術新聞社)2006年1・2月号〜ビジュアル墨場必携「かな編」
『書‐戦後60年の軌跡』 田宮文平【著】ほか(美術年鑑社)
『書〜筆蝕の宇宙を読み解く』石川九楊【著】(中央公論新社)
『古美術読本(二)書蹟』【監修:井上靖/【編】:秦恒平(光文社・知恵の森文庫)
『書の見方―日本の美と心を読む』名児耶明 著(角川選書)
『かなの鑑賞基礎知識』古谷稔【著】(至文堂)
『魅力ある かな 条幅手本』(書芸文化新社)
『古典かな字鑑』増補改訂版 飯島春敬【編】(書芸文化新社)
『かな―その成立と変遷』小松茂美【著】(岩波新書)
『古今和歌集』(一)〜(四)久曾神昇【著】(講談社学術文庫)
『源氏物語』(全10巻)瀬戸内寂聴【著】(講談社文庫)(講談社)NEW
『細雪』 (上・中・下) 谷崎潤一郎【著】(新潮文庫 )NEW
『冷泉家時雨亭叢書』(朝日新聞社)
『百人一句―俳句とは何か』高橋睦郎【著】(中公新書)
『漢詩百首―日本語を豊かに』高橋睦郎【著】(中公新書)
『漢文脈の近代 清末=明治の文学圏』斎藤希史【著】(名古屋大学出版会)
『漢文脈と近代日本 もう一つのことばの世界』斎藤希史【著】(NHKブックス)
『中林梧竹の書』日野俊顕【著】(天来書院)
『良寛―文人の書』萬羽啓吾【著】(新典社)
『定本 良寛全集』内山知也、谷川敏朗、松本市寿【編】(中央公論新社)
『「待つ」ということ 』 鷲田清一【著】(角川選書)

コメント(39)

「芸術新潮」(新潮社)2006年2月号

http://book.shinchosha.co.jp/geishin/

古今和歌集1100年 ひらがなの謎を解く

 をとこもすなる日記といふものを、をむなもしてみんとてするなり――いわずとも知れた『土佐日記』の冒頭です。でも、この一文に重大な言葉遊びが秘められていたことをご存じですか?当時は濁点表記がありませんから、「をむなもし」は「女文字」とも読めるのです。つまり日記の作者は女であるという仮構はあくまで表向きのもので、じつは女文字=ひらがなによる最初の散文作品を書くぞという、これは紀貫之の革命的ひらがな宣言だった……。今月の特集「ひらがなの謎を解く」の解説や対談をきいていたら、右の言葉遊びのほか、何度も目からウロコが落ちました。感じから新しい文字「ひらがな」が生まれたのは今から1100年前、貫之らが『古今和歌集』を編んだのとほぼ同時代のこと。それは日本文化のかたちを決定づけた大事件でした。醍醐天皇の空前絶後の狂草から俊成・定家まで、書の名品の数々を俎上に、石川九楊が「ひらがな」から日本を読み解きます。
(編集長・長井和博)
「なごみ」(淡交社)2006年1月号<特集>

http://tankosha.topica.ne.jp/books/old-book1/nagomi/index.html

特集 三十六歌仙 初春にいにしえの歌人と遊ぼう
佐竹本三十六歌仙絵に思う(馬場あき子)
「佐竹本三十六歌仙絵」とは
「佐竹本三十六歌仙絵」を知る
「佐竹本三十六歌仙絵」を絵解きしよう
三十六歌仙とは何か(佐々木孝治)
歌仙をつなぐ硯箱(笠嶋忠幸)
三十六歌仙 人と歌

和歌の世界で「歌仙」と称されるいにしえの歌人たちの肖像を描く「歌仙絵」の世界。
中でも最も古い「佐竹本三十六歌仙絵」の公開(東京・出光美術館)にあわせ、その魅力をご紹介します。
「墨」(芸術新聞社)2006年1・2月号

http://www.gei-shin.co.jp/sumi/sm0.html

巻頭特集

「ビジュアル墨場必携」シリーズを締めくくるのは、やはり「かな編」。煌びやかな料紙に、流れるような筆蹟で書かれたかな作品は日本人の美を感じる心に訴えかけてくる。かなの名だたる名筆は、そのほとんどが和歌を筆写したものであり、歴史をひもといても歌と筆蹟とは不可分な存在として扱われてきた。短歌、俳句など、書の題材が和歌だけにとどまらなくなった現代。千年の伝統を受け継ぎつつも、今の時代にふさわしい“かなの美しい姿”を見てみたいと思う。
「墨」(芸術新聞社)2006年3・4月号

http://www.gei-shin.co.jp/sumi/sm0.html

巻頭特集

“用と美”洗練された書の姿
一つの書体にスポットをあて、味わいを探る書体シリーズ。最後を飾るのは、多くの名品が伝わる「行書」。隷書や楷書といった正式書体の陰で古くから日常的に使われ、“普段着の書”という面が強い。一方、“読める書”が叫ばれる現代では、かなと調和しやすい行書は漢字かな交じり書という舞台を得て、さらなる書美を生み出した。行書の用と美を備えたスタイルは、現代の書において重要な役割がある。さあ、古人が遺した行書名跡をたずねて、新たな書の可能性を探ってみよう。

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

かなを中心に書いているとなかなか離れてしまう漢字ですが
やはり仮名ばかり書いていてはだめですねー。
春です。ここらで漢字の勉強もしてみましょう♪
『魅力ある かな 条幅手本』(かな書道作家協会 監修)
(有)書芸文化新社
定価 本体2,500円+税)

http://koubaidou.ocnk.net/product/393

現代かな作家たちのテクニックをわかりやすく公開!

(魅力的な条幅作品を書きたい方へ!)
本書は、現代の作家たちが、創作のために必要な、変体かな、連綿、間の取り方などの構成、制作上のポイントを、惜しみなく公開。 また、作品に使用した用具類も記載。 春夏秋冬の季節に分けた、短歌59首、俳句56句の作品鑑賞を楽しむと共に、墨場辞典としても活用できる待望の手本集。

本書の構成・収載数
魅力的な「かな条幅」の参考手本を季節ごとに収録!

魅力ある かな条幅作品を書くために(総論)
<春>……短歌13首……俳句16句
<夏>……短歌10首……俳句14句
<秋>……短歌11首……俳句11句
<冬>……短歌11首……俳句15句
その他……短歌14首
揮毫作家……29名
冷泉家時雨亭叢書
http://opendoors.asahi.com/original/shoseki/reizeike/

“歌の家”の秘庫に800年。
貴重な典書籍・古文書を精巧に影印。
王朝の歴史と文化の精華が21世紀に蘇る。

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

こういうのを集めだすときりがないですけど。。。
家が傾きますよ!
『書‐戦後60年の軌跡』

http://sho60.com/

著者/訳者名 : 田宮文平/監修 田宮文平/〔ほか〕執筆
出版社名 : 美術年鑑社
ISBN:4-89210-164-8
発行年月 : 2005年10月
サイズ : 879p 31cm

戦後書壇を再興した巨匠から、最先端を行く新鋭まで、「現代の書」の全貌を解き明かす1800点の図版と論考。
●豊富な作品図版
美術評論家・田宮文平選による「巨匠」60人の名作に加え、編集部選「先駆者」84人。
さらに現在活躍中の1042人の自作選をカラー掲載
●そうそうたるタイトル揮毫者&論文執筆陣
タイトル「書」の揮毫は日本画家・高山辰雄。
論文も書評論・書道史研究の第一人者6人による書き下ろし。
●英訳付き
主論文抄訳、巻頭「巨匠」の作品名には英訳つき。
増補改訂版『古典かな字鑑』
飯島春敬編・書芸文化新社
定価(本体3,800円+税)

旧資料を増補し、新たに八種目一,四二九字を収載した原寸かな字典
桝色紙・仮名消息・針切・具平親王三十人撰・西本願寺三十六人集貫之集下・中務集・小色紙・未詳歌集切を新掲載

<改訂新版の特色>
全ての文字が原典と同寸法
使いやすさを第一義に分類・編纂(50音順・全古典名付)
新資料を含めて全資料の内からそれぞれのもつ連綿遊絲の巧みな美しさを伝えるべく代表的なところを豊富に掲載
飯島春敬氏による仮名の歴史および出典解説付

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

仮名を学ぶものにとって、
ふと 展覧会のかなの作品が読めるようになった時の
喜びはいつまでも忘れないものです。
もちろん全部スラスラとはいかなくても。
わからない字があったら、かな字鑑をひいてみましょう。
『和楽』2006年6月号  小学館

「日本有数の目利き『谷松屋戸田商店』父子の古美術品問答↓美を見抜く眼の力 ふたたび」

 −流麗な平安の歌切
 −継色紙、高野切の仮名文字

http://www.s-book.com/plsql/com2_magcode?sha=1&sho=0000106106&type=s&keitai=0
http://www.waraku.shogakukan.co.jp/index.html

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

書店の流通に乗らないため個人にメール便で届くのですが、めんどうだったので初めての購入になります。6月号が気になりネットで注文しましたが、やはり値段もそれなりなだけあって豪華です。
古筆の継色紙と高野切を通してかな文字・表具の魅力をおじ様3人で語るといった企画なのですが「いかに古へよき事なりとも、当代に合はざる事をするは下手なり」を改めて気づかされた気がします。それは、目利きのおじ様方が茶道具の商いをなさっていて、そのためか学芸員や書家、学者の方々とはどこか違った視点を与えられ新鮮でした。話の中に出てくる用語の解説も丁寧で勉強になりました。
ほかに個人美術館の特集もありました。
「書〜筆蝕の宇宙を読み解く」

石川九楊 著(中央公論新社)

東アジアの文化の根柢をなす書とは、どのような表現構造をもつのか。なぜ私たちは、書を美しいと感じるのか。数々の名品を鑑賞しながら「書くこと」の意味を説き明かす十二の講義。

定価2310円(本体2200円)
ISBN4-12-003670-7 C0071

★熟読とまではいかなくても、ざっと読むと引っかかるところが多々あるかも。臨書の合間に眺めてみては。もう少し資料が大きいと見やすいかも。(ひ)
『定本 良寛全集』 第1巻 詩集
編集:内山知也、谷川敏朗、松本市寿 (中央公論新社)
http://www.chuko.co.jp/new/2006/10/403474.html

慈愛に満ちた高貴な精神は、いますべての人びとの心の糧に。
良寛研究に新時代を拓く決定版全集ついに刊行。
第一巻には漢詩775首を収録し、総振り仮名の訓み下し文と懇切な訳注を付した。

四六判
600ページ
定価12600円(本体12000円)
ISBN4-12-403474-1 C0392

★良寛さん、みんなだいすきですね。
 毎年どこかで展覧会がありますし、以前ドラマにもなりました。
 ひっそりと全集の刊行がスタートしていましたが
 一度、じっくり読んでみたいと思っています。(ひ)
「芸術新潮」1月号(新潮社)

大特集
台北 故宮博物院の秘密

【グラフ】Old is New
 故宮周辺地図
 大観展フロアマップ
【第1章】  北宋という絶頂
 〈大観展ガイド〉
  I 北宋書画+宋版図書 墨と筆の冒険【解説】板倉聖哲
  II 汝窯 奇蹟の青磁
   ◆窯址の意外な出土品 【解説】伊藤郁太郎
 〈大観展をつくった人〉
  1「故宮の北宋画は、名品率が世界一」王耀庭+何傳馨
  2「宋版図書は、稀少、正確、美しい」呉璧雍
  3「汝窯が全点ならぶのは初めてです」余佩瑾
【第2章】 故宮風雪80年史
  I エンペラーたちの遺産
  II 文物疎開大作戦
  III 台北という新天地へ
【第3章】 職場は故宮!
 〈院長インタヴュー〉 「美術館もひとつの表現です」林曼麗
  文物のためにはたらく
  陽明山で「いい湯だな」
【第4章】 出会えたら幸せベスト30
 〈名品鑑賞ガイド〉 【選者】板倉聖哲
  常設展示フロアマップ
  ? 器物篇 毛公鼎から超絶工芸まで
  II 書画篇 書聖から文人集団まで
【第5章】 台北、食の快楽ツアー
 台北市街図
http://www.shinchosha.co.jp/geishin/
『かな―その成立と変遷』
小松茂美(岩波新書)
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/41/7/4120970.html

「かな」は日本語を表わす独自の文字であり,その起源は平安初期の万葉がなに求めることができるという.しかし,「かな」がどうして出来上り,定着したか,その成立と変遷にはなお不明なところも多い.従来の研究を更に一歩進め,断簡零墨にいたるすべての資料を渉猟してその推移を追跡し,かなの成立と変遷とを明快に述べる.
『古今和歌集』(一)〜(四)
久曾神昇(講談社学術文庫)
定価840〜1208円(税込み)

http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=1584324

『古今集』は、国文学史上、殊に和歌史上における最重要作品の一である。『万葉集』および『新古今集』と共に三大歌集と称さる。万葉の素朴直感的表現より、古今の優美情趣的表現となり、更に新古今の妖艶幽玄的表現に進展するのである。以来数百年の間、専ら『古今集』が歌の最高規準と尊ばれ、すべての歌が諳誦せられ、片言隻句も金科玉条と仰がれて来た所以を探り、素朴直感的表現にとどまらず、その真髄を闡明(せんめい)したいものである。

著者紹介
1909年生れ。1934年東京帝国大学文学部卒業。国文学(平安文学)専攻。愛知大学学長。文学博士。著書に『西行全集』『日本歌学大系別巻』『古今和歌集成立論』『西本願寺本三十六人集精成』『平安時代仮名書状の研究』など。
「芸術新潮」2月号(新潮社)

<小特集>
http://www.shinchosha.co.jp/geishin/200702/s_tok.html

字があそぶ、
字であそぶ

【解説】笠嶋忠幸[かさしま・ただゆき 出光美術館学芸員]

・・・平安貴族たちは、あのうるわしくも難しい仮名書を
すらすら読めたのか? じつはそうでもなかったのです
読めないけれどおもしろい、それでいいのだ!・・・

・・・書は必ずしも読めなくてもよい、墨による造形そのものを味わえばよい。そんなふうに書の見方を解放したくてこの展覧会を企画しました。敗戦の年、疎開先の信州で書かれた比田井南谷の《作品1(電のヴァリエーション)》は、戦後のいわゆる前衛書の出発をつげる作品。中国の古い字書にある「電」の造形にもとづきながらも、ここではテキストも文字も解体され、書は線の表情による抽象表現と化しているのです。・・・


ちなみに、大特集は川端康成コレクションです。
『百人一句―俳句とは何か』
高橋睦郎(中公新書)

〜『小倉百人一首』は、万葉時代から新古今時代まで五百年余に作られた和歌から精選された名歌集だが、そののち、古代から当代までを通覧してのアンソロジーは普及しなかった。
そのことはわが国の詩歌の中心が短歌から連歌、俳諧へと移っていったことと無縁ではない。
本書は『古事記』から現代俳句まで、旋頭歌の片歌や連歌・俳諧の発句を含めた五七五の名作を通時代的に選んで、日本人の美意識の本質と変遷を探ろうとするものである。〜


俳句は、短歌に比べて文字数が少なく課題とするには構えてしまいます。展覧会などに出品するのは勇気がいります。しかし素敵に書けたら、ずばっと魅力的な存在感が出るような気がします。そんな作品を目指して、今はとにかくチャレンジして書いていくことにします。
墨場必携もいろいろ出ていますが、展覧会の雰囲気に相応しい自分に合った課題を選びたいですね。
巻末に「対談 希望としての俳句」が収載されています。高橋睦郎さんと仁平勝さんの対談です。短いですが、書の道にも通じるところがあり、何度か繰り返して読んでいます。
「表具 NHK美の壷」

NHK「美の壺」制作班 編
2007年1月25日発売
定価998円(本体950円)

表具は、稀代の目利きたちが
その出来を競ったという美意識の結晶。
作品との調和や破調が醸しだす味わい、
歴代の所蔵者がこめた思い……。
日本有数の総合芸術、鑑賞のツボとは。

壱のツボ 勝ちすぎず 引き立てる
弐のツボ 裂が生みだす時の味わい
参のツボ 達人の美意識を味わう

http://www.nhk-book.co.jp/tv_r/tsubo/hyogu/index.html
『かなの鑑賞基礎知識』
古谷稔(至文堂)
1995年4月発行/B5判/総頁数:266頁
定価¥3670(本体¥3495)

「かな」を読むことへの挑戦をはじめ、そのルーツと変遷、料紙や書式の種類、
また藤原定家から良寛・芭蕉にいたる個性派の「かな」を豊富な図版でビジュアルに解説。
書簡から茶掛けまで、かな鑑賞の総てを網羅。

【主要目次】
1 かな美と詩歌鑑賞の基礎知識
2 かなのルーツとその流れに関する基礎知識ー平安時代を中心にー
3 料紙と書式からみた基礎知識
4 個性派のかな美に関する基礎知識ー鎌倉から江戸の能書家たち

http://www.shibundo.co.jp/cgi-bin/menu.cgi?ISBN=4-7843-0154-2
「現代詩手帖」 2007年 3月号(思潮社)
価格:1,200円 (税込)

特集 I アジアの詩がはじまる 日中詩人徹底討議
対談? 身体にあるうたの豊かさ 詩と伝統(日中現代詩シンポジウム)

高橋睦郎/佐々木幹郎/干堅/西川

・匿名性と伝承
・縦書きと横書き−詩の身体性
「美術手帖」 2007年4月号(美術出版社)
定価 1600円

〜21世紀のオーサーシップ(著作権)の行方はどこへ?(p.178-179)
吉田美弥(インディペンデント・キュレーター)
Shandyismus. Autorschaft als Genre, Secession 2007
February 22 – April 15, 2007
http://www.secession.at/e.html

・・・今日のオーサーシップ(著作権/作者性)についての展覧会がウィーンのアート・スペース、ゼッションで開かれている。この展覧会は、1990年代に画期的な展覧会を多数手がけた、ヘルムート・ドラクスラーによる8年ぶりのキュレーション展だ。モダンアートの世界でオーサーシップについての大きな提言を行った人物といえばデュシャンだが、今回の企画は「意識の流れ」を描写するという革新に挑戦したモダニズム文学からポストモダン文学まで大きな影響を与えた18世紀の小説家ローレンス・スターンの未完の長編「紳士トリストラム・シャンディの生涯と意見」に想を得て展開させている。・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3
・・・
◆作者性の批判
マルセル・ブロータースの<黒い旗 際限なき複製>(1968)は題名から察せられる通り、複製の肯定、作者性の批判として著名な作品だ。
それと、既成の自転車レースを待ち伏せ、その先頭集団に加わり5分間だけ競争に参加してアンディ・ウォーホルの名言「誰でも15分は世界的な有名人になれるだろう」という作者性批判を5分間に短縮された行為として作品化したミヒャエル・シャウスターの<5分間の自転車レース>と並列に置かれている。
その下には20世紀初頭のロシア構成主義による抽象表現の頂点を象徴するマレーヴィチの<黒い正方形>(1915)を部分的に引用することで、複製や引用に絡んだ作者性の問題を企図して制作されたマルティン・キッペンベルガーの<反逆者を壁につるせ>(1983)が並ぶ。
・・・
◆「著者」をめぐる解釈の検証
クレメンス・クルーメルによる展示は、ジャック・ゴールド監督の映画「メドゥーサ・タッチ/恐怖の魔力」や沈黙の役者ハーポ・マルクス、シャーネ・シモンスのドットポイント・コミックなどが展示され病院で植物状態になった主人公が回想を通じて実体を離れ他者の想像力の中でカリスマ化されていくという映画のシナリオの過程や黒点のみで登場人物を書き分けているシモンスの作風を事例に、著者不在の状況でいかにオリジナリティーが他者や読者によって再生産されていくかを見事に提示していた。・・・
『古美術読本(二)書蹟』
監修:井上靖/編:秦恒平(光文社・知恵の森文庫)
定価 680円(税込み) (ISBN 978-4-334-78433-1)

書いた言葉と字を知れば、人と歴史の見方が変わる。
古美術エッセイ集(井上靖監修/全六巻)の第二巻

古代中国から現代日本にいたるまで、さまざまな形をもって表現されてきた書の美。岡倉天心・幸田露伴・高村光太郎・北大路魯山人・会津八一・武者小路実篤・吉川英治・山本健吉・小松茂美・大岡信など、各界の書の愛好家が、その魅力と歴史を記した名文集。陶磁・庭園・建築・絵画・仏像と並ぶ、全六巻『古美術読本』の第二巻。

〈目 次〉
春蚓秋蛇 秦恒平
『書は美術ならず』の論を読む 岡倉天心
書談 幸田露伴
書(「琴棋書画」の内) 青木正兒
弘法大師の書芸 小林太市郎
源氏物語の書道論 三条西公正
伝源頼朝筆・かなの年賀状 小松茂美
良寛の芸術 安田靫彦
書のこと 武者小路実篤
書について 高村光太郎
文字小観 村上華岳
現代の書道 会津八一
芸術的な書と非芸術的な書 北大路魯山人
ひらがなの美しさ 亀井勝一郎
鶯藪稚舌 吉川英治
秋艸道人と書 宮川寅雄
書の面白さ――熊谷守一の書 山本健吉
わが家の「蘭疇」 井上靖
書のおどろき・書のたのしみ 大岡信
用語解説
執筆者紹介
書と出会う旅
http://www.kobunsha.com/top.html
「墨」2007年5・6月号(186号)
文房四宝シリーズ? 筆を買いに行こう!

http://www.gei-shin.co.jp/sumi/sm0.html
http://www.gei-shin.co.jp/sumi/sumi186.html
『「待つ」ということ 』
鷲田 清一(角川選書)
定価(税込): 1470円 四六判
ISBN 4-04-703396-0-C0310

「待たない社会」そして「待てない社会」
いつしか失った「待つ」ことの意味を問う

現代は、待たなくてよい社会、待つことができない社会になった。私たちは、意のままにならないもの、どうしようもないもの、じっとしているしかないもの、そういうものへの感受性をなくしはじめた。偶然を待つ、自分を超えたものにつきしたがう、未来というものの訪れを待ちうけるなど、「待つ」という行為や感覚からの認識を、臨床哲学の視点から考察する。
『漢文脈の近代 清末=明治の文学圏』斎藤希史(名古屋大学出版会)
19世紀後半から20世紀にかけて、かつてないほど相互に交通しあった日本と中国。そこに生じた「漢文脈」の新たな展開を、文学史・小説・翻訳・作文など、書くことと読むことの場に即して捉え、近代の意味を問う論考。
【写真左】

『漢文脈と近代日本 もう一つのことばの世界』斎藤 希史(NHKブックス)
・・・漢文は、言文一致以降すたれてしまったのか、それとも日本文化の基盤として生き続けているのか? 「政治=公」から切り離された「文学=私」を形成し、近代にドラスティックに再編された漢文脈を辿る。
【写真右】
『漢詩百首―日本語を豊かに』高橋睦郎【著】(中公新書)
ISBN:9784121018915 (4121018915)
248p 18cm
中央公論新社 (2007-03-25出版)
販売価:\819(税込) (本体価:\780)

返り点と送り仮名の発明によって、日本人は、ほんらい外国の詩である漢詩を自らのものとした。
その結果、それを鑑賞するにとどまらず、作詩にも通暁する人物が輩出した。
本書は、中国人六〇人、日本人四〇人の、古代から現代に及ぶ代表的な漢詩を精選し、詩人独自の読みを附すとともに、詩句の由来や作者の経歴、時代背景などを紹介。
外国文化を自家薬篭中のものとした、世界でも稀有な実例を、愉しみとともに通読する。

逝く者は斯夫の如きか―『論語』子罕篇(孔子)
知らず 周の夢に胡蝶と為るか―『荘子』斉物論篇(荘子)
国に人無く 吾を知る莫し―離騒(屈原)
悲しい哉 秋の気為るや―九弁(宋玉)
力 山を抜き 気 世を蓋う―垓下の歌(項羽)
楼船を汎べて汾河を済り―秋風の辞(漢武帝)
吁嗟 此の転蓬 世に居る―吁嗟篇(曹植)
夜中 寐る能わず―詠懐詩(阮籍)
荏苒 冬春去り―悼亡詩(潘岳)
吾が家に嬌女有り―嬌女詩(左思)〔ほか〕
日本人の精神にも深い影響を与えてきた漢詩から、中国60人、日本40人による名詩を精選して、今もいきいきと脈打つ詩の精髄を示す。
『良寛―文人の書』萬羽啓吾【著】
ISBN:9784787955050 (4787955055)
255p 21cm(A5)販売価:\3,990(税込) (本体価:\3,800)
新典社 (2007-04-25出版)

第1章 硯石徒然(端溪大西洞水巖硯;文人天子乾隆帝 ほか)
第2章 文人良寛(懐素の書と良寛;硯を鑑する視点で ほか)
第3章 良寛の書(文字の布地;扇面 ほか)
第4章 草仮名の謎(良寛の臨書観と創作;「秋萩帖」の謎を解く ほか)

萬羽啓吾[マンバケイゴ]
1957年新潟県に生まれる。文房古玩萬羽軒店主(神田神保町)
『中林梧竹の書』日野俊顕【著】
ISBN : 4-88715-195-0
サイズ : A5判 / 129,5p 税込価格:\1,575(本体:\1,500)
出版 : 天来書院

卓越した芸術性と独自の作風で知られる中林梧竹。彼の臨書、連綿草書、象徴的作品などを、精密なカラー図版と、核心を突く解説で堪能できる一冊。優れた芸術論として知られる「梧竹堂書話」の現代語訳付。

著者紹介
〈日野俊顕〉1929年徳島市生まれ。第六高等学校理科甲類卒業。徳島市中学校長、鳴門市・徳島市教育委員会の教育研究所長等を歴任。梧竹の会代表。著書に「新編梧竹堂書話」など。

「墨花-vocca- 季刊秋号」
価格(税込):950円
雑誌データ:A4変型判 128p
雑誌コード:07-07584-10
http://www.nihonshuppansha.net/archives/2007/0912_000100.html
「美術手帖」 2007年11月号(美術出版社)
定価 1600円

絵巻のキホンを知る
研究の現場から――若杉準治京都国立博物館研究官に聞く(取材・文・写真=村上圭一)
http://book.bijutsu.co.jp/books/2007/10/200711.html
「芸術新潮」2008年2月号(新潮社)

【源氏物語千年紀記念特集】

源氏物語 天皇になれなかった皇子のものがたり

・・・寛弘5年(1008)冬11月、左大臣・藤原道長の屋敷では、源氏物語の豪華冊子づくりが急ピッチで進められていました。一条天皇の皇子を生んだ道長の娘、中宮・彰子の出産祝いの品としてでした。「こころみに物語を読んでみると、以前のようには感興もわかないのは意外なほどで」――自ら豪華本制作の指揮をとりながら、著者である紫式部の内心にはそんな寂寥がきざす時もあったようです。『紫式部日記』にあるその記述から、この頃までには宇治十帖を除く光源氏の一代記は完成していたと考えられ、したがって今年、平成20年(2008)は、「源氏物語千年紀」の記念すべき年にあたります。・・・
http://www.shinchosha.co.jp/geishin/
『書の見方―日本の美と心を読む』名児耶明 著(角川選書)

書とはなにか。日本の書の成り立ちと鑑賞を通して、和様の文化を読み解く。

[ 内容 ]
書の美を鑑賞するための手引書。日本文化の根源をなす和様の美は、どのようにして生まれてきたか、書のなにをどう見れば、より深い理解や感動が得られるのか。鑑賞のための多様な糸口や美術表現としての情報を説く。

発売日:2008年 01月 10日
定価(税込): 1680円
四六判
ISBN 978-4-04-703419-8-C0372
http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=200502000223
「なごみ」(淡交社)2008年1月号〜特集 男・業平の恋ものがたり 伊勢物語デザイン

【特集】
繰り返され、変化する 伊勢物語デザイン
パターン化され描かれる物語の情景
伊勢物語の魅力(高橋 睦郎)
王朝の恋 描かれた伊勢物語(笠嶋 忠幸)
伊勢物語の茶会(小野 宗利)
伊勢物語絵の系譜をたどる(河田 昌之)
本特集に登場した作品を紹介します。(河田 昌之)

書籍スペック B5判 128頁(カラー48頁)
雑誌コード 雑誌06817-1
備 考 ※1月号特別付録「なごみオリジナル手帳2008年版」
定 価 840円(本体800円)

http://www.tankosha.co.jp/cgi-bin/bookdetail.cgi?pc=0000090031-200801
『源氏物語』全10巻 瀬戸内寂聴(著)
文庫  講談社文庫 ¥ 6,931(税込)
大型本 講談社   ¥ 29,400(税込)

『細雪』 (上・中・下) 谷崎潤一郎 (著) (新潮文庫)
上¥460・中¥540・下¥620 (税込)

ログインすると、残り5件のコメントが見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

書道を愉しむ会 更新情報

書道を愉しむ会のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング