横須賀でか焼鳥がっつり屋エビスコミュのがっつり屋エビス物語第9章

第9章「師匠から言われた「きつい」言葉」

そんなとき、ぼくの師匠から、
きつい言葉をいただいた。

「それは、お前のごうまんな、押しつけ料理だよ」

と眉間にしわを、
よせてしかった。

「誰がそんなもんに、よろこんでお金を払うんだよ」

と師匠は焼き鳥を、
ゴミ箱にすてた。

それをみて、

火のような、
怒りがこみあげた。

それは全人格が、
否定されたように感じたからだ。

「バカヤローこんなに小ちゃくて二百八十円もする焼鳥つくってどうするんだよ！」

「でも、一所懸命につくったんです...」

「頑張ったからって、お客さまがよろこぶのか？」

「それは、そうですけど...」

「だからこそ、お前の考えを直さなければ、店は一生受け入れてもらえないぞ！」

「はい....」

「もし、松下幸之助（経営の神様）がお前の焼鳥屋の経営者だったら、売り上げはどうなる」

「それはもう。何千億と売り上げが伸びます」

「そうだろう。だったら店が悪いんじゃなくて、お前が悪いんだろ！」

「そっそうです.....」

「お前が変らなかったら、お客さんはよろこんでもらえないんだぞ！」

「はい....」

「そんな、ちっぽけなプライドなんか、捨てちまえ！」

と師匠は大声をあらげて、
机をたたいた。

ぼくは、

「悔しくて悔しくてしかたがなかった。」

言いかえせるものなら、
言いかえしたかった。

だが、

何も言いかえせなかった…。

それは、

なぜかというと、
高慢な鼻をへしおられ。

自分のおろかさを、
痛感したからである。

【追伸】

平成8(1996)年創業！！

京急線北久里浜駅徒歩３分
横須賀どでか焼鳥

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