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『心の中の大切な日記』-完結-コミュの届けたい想い/2

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コミュ内全体

ゆりのお葬式を終えた2日後
俺は3年生の始業式を迎えた。

始業式の朝、お父さんから電話があった。

『木下君、いろいろとありがとう。。
 急で悪いが…今、九州にいるんだ。
 今から亡くなった妻のご両親に
 挨拶をしようと思うんだ。
 九州に亡くなった妻のお墓があるから
 ゆりをここに眠らせたいと思う。
 昨日、家を売ったんだ。
 俺はこちらで住もうと思う。
 急な電話でごめんな。 
 また落ち着いたら連絡するよ。』

慌てたような話し方だった。

俺は急な電話に唖然とした。

電話を終え俺は満員の電車内でもまれ
学校へ向かった。

ここ最近、不眠が続いている。

満員電車の窓から景色を眺めながら
ゆりとの思い出ばかりを考えていた。


ゆりが歌っていたベンチ。

わっと驚かせたホーム。


車内のざわめきと同時に一瞬にして
通り過ぎた。

まだゆりがいないということを
受け入れることができない。


駅を通り過ぎた一瞬の時間で
前にすすむ気持ちの糸が
プツンと切れたような感覚になった。


学校に到着しクラス替えの
掲示板をボーッと見ていた。

自分の名前を探す気力さえなかった。

『健介、また、お前と一緒のクラスだな!
 よろしくなッ!』
いつも元気のいい直人。

『健ちゃん、同じクラスになったね。。』
ものまねが上手なひろみん。


そんな声さえ全く聞こえなかった。


桜井直人(なおと)と相澤裕美(ひろみん)は
中学から高校まで一緒の友人だ。

始業式の朝、静かな体育館の中で
ゆりのことを思い出しひとりぽつんと
三角座りをしているような気分だった。

先月までは教室でふざけていたが
誰とも話したくない気持ちで
愛想笑いをしているだけだった。


始業式が終わり担任の紹介が終わった。

担任は新規採用の若い男の先生になった。

始業式が終わり帰る準備をして
俺は科学部の顧問の高橋先生に
ゆりが死んだことを伝えに行った。

俺は高校1年生の時、科学部に入った。

小学生の頃から理科が大好きだった。


ゆりのことを高橋先生に伝えた。


高橋先生の目から涙が溢れ
『健介、つらかったなぁ…』
そう言いながら
髪の毛がくしゃくしゃになるぐらい
頭を撫でてきた。

俺も泣いていた。


高橋先生のあだ名はターボ。


飛行機のピストンエンジン
ターボプロップに興味があり
この話で授業が終了した時があった。

俺はこんな難しい話についていけず
外の景色を眺めていた。

それ以来、みんなが
ターボと呼ぶようになった。

本人もこのあだ名を気に入っているのか
「高橋先生」と呼ぶと
『ターボの方が呼びやすいだろ!
 ターボと呼んでいいんだぞ!』

授業中、みんなにそう伝えていた。

それからみんながターボ、ターボと
呼ぶようになった。

授業中も雑談が多くみんなから親しまれる
来年、定年退職を迎える独身の先生。

ターボは科学にしか興味のない先生で
授業中以外は必ず理科室で
いろいろと研究ばかりしていた。

『60歳前なのにそろそろ結婚でもしたら…』

授業中にそんなことをいう女子にも

『まぁ、この年齢で結婚してもなぁ。。
 俺には科学という趣味があるしな!!
 独身を貫き通すよ。。』

笑顔でいつもさりげなくかわしていた。


ゆりの誕生日に作ったペットボトルロケットも
数週間前から試行錯誤しながら
ターボのアドバイスを受けていた。

あの日『健介、昨日どうだった!!』
大きな声で聞いてくれた。

『パラシュート大成功でした!!』
俺は両手を挙げてガッツポーズをした。

ターボも『よかったな。。よかったなぁ!!』
にこにこ顔で喜んでくれた。


あの頃を懐かしく思い出していた。


俺は下駄箱で靴を履き駅へと歩いた。

いつもなら空を見上げながら
帰る道もうつむきながら寂しく感じた。

駅までの道にある公衆電話を見て
懐かしい気持ちになった。


よくこの電話でゆりと話したなぁと思った。


『あッ…健ちゃん・・
 それとギター持ってきて一緒に演奏しよ。。』
『うん。。じゃあ、来週。。。』


電話で話した最後の言葉が
頭の中で回転していた。

本当にゆりはいなくなったんだろうか。。

そんな気持ちが心の中で回転していた。


ゆりが出るはずもない…
それはわかっていた。


公衆電話の受話器を取り
10円をポケットから出して
ゆりの自宅に電話してみた。


『もしもし!!健ちゃん!!』
そんな元気な声を期待して
聞きたかったのかもしれない。


ダイヤルを押し終わると同時に

『おかけになった電話番号は現在
 使われておりません・・・・・』


思った通りだった。。


頭の中が真っ白になるくらい
心に穴があいたような気持ちになった。


その日の晩から自分の気持ちを忘れないために
俺は『心の中の大切な日記』を書き始めた。

『心の中の大切な日記』by健介
http://s.maho.jp/book/f5d1d8b4d90ec4db/6960583671/

ゆりと同じ気持ちになりたい。
ただ同じ気持ちになりたい。
そう思った。

日記を書くと気持ちが少しは楽になるように
感じたが気持ちの変化はなかった。


翌日から学校に行けなかった。

学校に行きたいという気力さえなかった。

その日以来、学校を休み
家にこもってばかりいた。


ゆりのいない現実がゆっくりゆっくり
寂しさを募らせ生きる気力も
何もかもすっかり無くしていた。


告別式の日、ゆりの日記はお父さんが
俺に持っておくよう渡してくれた。


最期の時にゆりのそばに
いてあげられなかった…

受験を応援していてくれたのに…

一番そばにいたのは俺なのに…


ゆりの日記を何度も何度も読みながら
同じ想いを繰り返し悔いては
自分を責めて心閉ざし暮らしていた。


考えないようにしていても
身体は正直なのか、無理だった。


直人、ひろみんは俺を気にして
電話をしてくれていたが
電話に出る気力さえなかった。

母にゆりが死んだことを
二人だけに伝えてもらった。


いつも部屋にこもり
ただボーっとする日々。


そんな俺を母は何も言わずに
そっと見守ってくれていた。


担任の先生が家に来て
『落ち着いたら学校にきてくださいね…』
そう伝えに来たが今の気持ちを
説明することはできなかった。


それより何より夕方になると
ターボが必ず来た。


はっきり言ってめんどくさい!!
何で来るんだ!!と嫌な気持ちだった。

長居はせずに自分の気持ちを
伝えてすぐに帰って行った。

帰る時は毎回、毎回必ず…
『健介、学校に来いよ。。
 クラブに来いよ。。
 待ってるからな。。』


毎日、毎日…
ターボの言葉を聞くうちに
気持ちに変化が生まれ始めた。


それはずっと家にこもっていたから
すごくわかった。


ターボの言葉のひとつひとつに
何かを感じていた。


俺は1か月後から学校に行った。

『健介、どうして休んでいたんだ…』

『健ちゃん、なんで休んでたの…』


教室に入るとそんな質問の嵐だった。


俺は表情を作り何も話せなかった。


直人らは事情を知っていたが
クラスのみんなには伏せていてくれた。

『私、ものまねしま〜す!』
『よッ、ひろみん!!』
『健ちゃんも聴いててね!!』
直人とひろみんが上手にかわしてくれた。


授業中も先生が
『木下、海外旅行にでも行っていたのか…』
と聞いてきた。

先月までふざけたお調子者だから
こんな質問をされるのもしょうがない。


俺は何も話せなかった。


そんな時も直人とひろみんは
上手にかわしてくれた。

ターボもこのことは胸の中に
入れておくと言っていた。

他の先生に伝えていないんだなぁと感じ
少し嬉しかった。


通学の電車の中、授業中
休み時間、弁当の時間…
笑いながら友達と話していても

1日中…


俺の心は全く動かなかった。


ゆりのお父さんからの連絡もなく
気持ちが全く落ち着かない。

ガソリンスタンドのバイトを休んでいたが
店長はいつでも来いと待っていてくれた。

働く気力もなく心はずっと
立ち止まったまま…
学校とクラブに行くので精一杯だった。


俺は心が重たくなると
ターボに会うために
理科室に自然と足が動いた。


日記を書き始めて30日目
毎日、ノートに気持ちを書いていると
ターボに初めて伝えた。


『毎日、書いていては気持ちが
 前にすすまない!
 10日おきに心に残ったことを
 書いたほうがいい。。
 気持ちが落ち着いて来たら
 30日おきに…
 また落ち着いたら半年おきに…
 そう書いていったほうがいい。。』


普段は授業中、冗談ばっかり言っている
ターボは真剣な表情でいろいろと伝えてくれた。


俺は10日おきに日記を
書こうと決めた。


あれから数週間が経過した。

4限目の古典の時間に
後ろから折り畳んだ紙が渡された。

それと同時に『横に送れ』と小声が聞こえた。

紙を開けると「長沢を無視しろ」と書いてあった。

長沢と同じクラスになるのは
初めてだったが2年の体育の時間は
隣のクラスで一緒に体育の授業を受けていた。

おとなしいがいつもに
にこにこ笑っている奴だった。

3年生になり同じクラスになったが
俺も休んでいたから長沢に
何があったのかわからない。

ただ手元にある「長沢を無視しろ」の紙に苛ついた。


砂浜で俺の目をみつめ真剣に
学校での様子を話すゆりを思い出した。

いじめられていても
一人で立ち向かっていたゆり。


俺は横に送らず紙を破いてポケットに入れた。

『健介、横に回せ!早く回せ!』

小さい声が後ろから聞こえてきた。

振り返ると井坂だった。

井坂は苛立ち『健介、早く回せ!』と
何度も小声を繰り返していた。

4限目のチャイムが鳴り終わり
先生がドアから出ていくと同時に
井坂が俺に近づいた。


『お前、何で回さないんだ!!』
俺は無視し弁当箱を持ち長沢の机に向かった。

いつもは直人、ひろみんと3人で食べているが
なにも考えず俺は長沢の机に向かった。

『長沢、一緒に弁当食べよ。。』
俺は声をかけた。

今、気づけば俺が学校に通いだして数日間
長沢はいつもひとりでお弁当を食べていた。

長沢はうつむいていたがニコッと笑いうなづいた。

『私も健ちゃんと食べようっと!』
ひろみんの声が聞こえた。
俺は嬉しかった。

直人は何も言わず黙って
いつも通り俺の横で弁当箱を開けた。

井坂と他の連中がこっちを見ている
視線を感じたが無視した。

俺は今までなら弁当の時は雑談しながら
食べていたが話す気力もなく
黙って弁当を食べていた。

『今日の弁当は朝、5時に起きて・・・』
ひろみんが明るく弁当の作り方を話し
俺も少し癒され温かく感じた。

弁当を食べ終わると俺は
『明日も一緒に食べような!』と言って席に戻った。

この日以来、長沢、直人、ひろみんと一緒に
休み時間を過ごすようになった。

3日後、科学部にひろみんと長沢が入部した。

『私も長沢も帰宅部だったからさ。。』

ひろみんが長沢を誘ったみたいだ。

それから放課後はみんなで
いろんな実験をしたり
ターボの雑談を聞いたり
電車に乗って実験発表会に行ったり
クラブ後は一緒に帰っていた。

長沢も明るくなったように思う。


あれから数週間が経過した。

電車の中でゆりの日記を取り出した。

俺はゆりの日記をいつも持ち歩いていた。


ゆりと学校の帰りに待ち合わせ
お好み屋で話していたことを思い出した。

小さい頃の親父との思い出を
お好み焼き屋で伝えたことがあった。


親父は俺が3歳の時に友人の連帯保証人になり
多額の借金を抱えて毎日苦しんでいた。

その後、母と離婚し急にいなくなった。

子供の頃は自分たちが捨てられたと思い
親父を憎んでいた。

自分たちに迷惑をかけないため
離婚して出て行ったことは
中学の時、母から聞いた。

父は借金に苦しみ、仕事を辞め
友人に裏切られたと毎日、苛立って
酒を飲んでばかりいたみたいだ。

小さかったが親父との思い出で
強く印象に残っていることがある。

クリスマスイブの夜の親父との会話だ。

『サンタさん、くるかなぁ。。』

『健介、きっと来るよ!
 健介、辛いことがあっても
 頑張っている子をサンタさんは
 みているんだ。。
 だから、きっと来るよ!
 健介、これからも頑張っていくんだぞ。。』
そう囁き俺の頭を撫でた。

酒にいつも酔って金に困っていた親父。


優しい親父の声だった。


翌朝、プレゼントが枕元に置いてあった。

嬉しくていつも台所に座っている
親父に伝えようと思った。

 
親父はいなかった。


その日以来、親父は家にいなくなった。


毎年、誕生日とクリスマスは
親父がギターを弾き母が歌っていた。

わずかな記憶ではあるがあの頃を
懐かしく思い出しながらゆりに伝えていた。

満開の桜の樹の下でゆりにおばさんの
誕生日に演奏をしようと言われた時
ギターを弾いている親父の姿を思い出し
押し入れに入れたままのギターを
弾いてみたいと思ったことも伝えた。

『健ちゃんのお父さん
 優しい人だったんだね。。
 私の親父もお母さんがいなくなって
 寂しかったんだろうな。。
 だから、再婚したんだろうな…
 私の親父も優しいんだ。
 でも、私は親父とあまり話さなくて…
 健ちゃんが入院している時にね…』

ゆりは俺が入院している時
香織さんの墓参りに行き
お父さんがいたことを伝えてくれた。
  
あの日、お好み焼きを作りながら
二人の夢を語った。


親父は造船の設計の仕事をしていて
3歳の誕生日に海に連れて行ってくれた。

海に浮かぶ船を眺めながら

『健介も大人になったら船を造るといいぞ〜。
 健介が造った船が世界を旅するんだ!
 健介の造った船に
 父さんと母さん乗りたいなぁ。。』

『うん、僕、大きくなったら船をつくる!』

小さかったがそんな会話の
やり取りだけははっきりと覚えている。


親父の優しい笑顔が印象に残っている。


俺はゆりに伝えた。

『3歳の頃に、親父が海を眺めながら
 俺に伝えたんだ。
 
 船を造るといいぞって。。
 
 親父は造船の仕事をしていたんだ。
 
 俺は物理の勉強をして船を造る仕事をしたい。
 
 親父との約束みたいな気持ちもあるかな。。
 
 俺は、海洋工学や船舶工学の理論と
 設計技術を学びたいんだ。
 
 俺は、どうしても大学に行って学びたい。
 
 学費はバイトしてずっと貯めていたんだ。
 
 母さんに迷惑かけられないから。。
 
 初めてのデートでゆりと海に行ったのも
 親父と行った海を見せたかったんだ。。』

ゆりは笑顔で聞いてくれていた。


『健ちゃんの造った船に乗りたいなぁ。。
 健ちゃん、頑張ってね!
 私、応援してるよ!』

『私はあのホームで
 いろんな人を笑顔にしたいんだ。。』
 
ゆりも目を輝かせて夢を語っていた。


ゆりが笑って応援してくれた
あの日を思い出した。


ゆりと約束した夢を思い出した。


ゆりは俺の受験勉強を気にして
入院のことも体調のことも伝えなかった。


「健ちゃんの夢が叶いますように。。」


日記の文字を読みながら
これから必死に勉強しようと決意した。


日記を読みながら
何度も何度も決意した。


俺たちの思い出は全く変わらない
心の中のゆりの笑顔はあの頃のままだ。


「健ちゃんとひとつの音楽を作って
 おばさんを元気つけたいね。。」

「私は健ちゃんと同じ気持ちになって
 ゆっくり歩いて行きたい。」

「もう、何があっても逃げ出さない。」

「辛いことがたくさんあると思うけど
 未来には笑っている私がいる。」

「健ちゃんという
 最強の味方がいたということを。。」

ゆりが書いたいろんな気持ちを読みながら
思い出が蘇りいつの間にか涙を流していた。

今の俺にとって受験が
ゆりとの約束を果たすこと。

そんな気持ちで
次の日から受験勉強に励んだ。


あれから数か月が経過した。

ひろみん、直人、長沢、ターボたちと
花火大会に行ったり
学校帰りに喫茶店に行ったりした。

体育祭、文化祭、いろんな行事が
流れるように通り過ぎた。

今にもへし折れそうな俺を
みんながいつも支えてくれていた。

ゆっくりゆっくり止まっている心が
動き始めているような感覚だった。

毎日、必死に机に向かい勉強に集中した。

ゆりを思い浮かべるたびに
あの頃はあの頃はと
集中できない日が多々あった。

そんな時はゆりの日記の
「健ちゃんの夢が叶いますように」
その文字を見て頑張った。

ターボの日々の励ましにも
前をみつめる勇気をもらった。


あれから数か月が経過した。

受験当日、俺はゆりの日記を鞄に入れて家を出た。

『健介、ゆりちゃんの分も頑張れよ!!
 フレーフレー健介!!フレーフレー健介!!』
窓から母が声をかけてくれた。


恥ずかしかったが嬉しかった。


母も親父と同じ夢を抱き
少し元気になってきた俺を
嬉しく思っていたのかもしれない。


数週間が経過し
合格通知が届いた。


すごく嬉しかった。


空を眺め、ゆりに報告した。

透き通ったような青空の中
静かに雲が流れていた。

『おめでとう!!』
ゆりが微笑んでいるように感じた。


あれから数か月が経過し
卒業式の日がきた。

卒業式が終わり喫茶店で
ターボの退職祝いを直人たちとした。

みんなでメロンソーダで乾杯した。

ターボが急に静かになった。

『俺、もうすぐなっ…
 北海道にいる母ちゃんのところへ
 行こうと思っているんだ。
 母ちゃんも歳だからなぁ。。
 だから、君たちともうすぐお別れになる。。
 寂しいな。。
 みんな、これからも仲良くなっ!!』

みんなターボの目を見つめて
黙って聞いていた。

俺は以前からターボに聞いていたが
すごく寂しかった。

おばさんが老人ホームの
パンフレットを見せた時の
ゆりの気持ちもすごく伝わった。

『ターボの実家の住所、聞いていいですか。。
 年賀状をずっと書いていきたいから。。』

俺はターボに伝えた。

ターボは喫茶店の手拭き紙の裏に
実家の住所を書いてくれた。

『ターボ、私も書いてください。。』
ひろみんも書いてもらい
みんなが書いてもらった。


4月になり俺は理系の大学に通いだした。

ターボもしばらくして
いなくなり寂しい気持ちだった。

自動車の免許も取得し、お酒も飲んだ。

ただ研究、実験、講義に集中して1年が経過した。

ゆりの日記は持ち歩き
いつも鞄に入れていた。

ゆりが伝えた言葉でなんて言われたか
はっきり覚えてないがその時の
嬉かった気持ちだけが
鮮明に残っていた。

その時のこと、その時の状況を
思い出すと…ただそれだけで気持ちが
温かくなっていた。

「言葉」が「気持ち」に変わって
残ったのかもしれないと感じた。

言葉は消えてゆくもの。だから愛しい。
心は変化するもの。だから愛しい。

ゆりの日記に書かれた気持ちを
ゆっくりみつめた。

俺は明日から日記はしばらく書かずに
自分の気持ちをみつめたいと思った。


届けたい想い/3へ
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=54538&id=83888292

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