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音と音楽の境界線コミュのジョン・ケージ

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ジョン・ケージの「ヴァリエーションズ4」。ホールという空間を移動しながら各自が自由に音を発し、行為を行う。固有の空間という器と、はじまりから終わりという時間の枠が重なる。音や行為が枠の中身、つまり音楽ではない。そこには大きな「沈黙」がある。だが「沈黙」は沈黙ではない。

ケージは大学の無響室に入り完全なる沈黙がないことを発見した。かれはそこで二つの音をきいた。血液が流れる音、神経系統の作用音。「沈黙はない」。ホールにはいろいろなノイズで溢れている。人のざわつき、咳払い、プログラムをめくる音など。「沈黙」とは日常音を内包した音の世界。

ケージの50年代以降の作品にある音と「沈黙」には中心がない(中心とは周縁との区切りで、そこにはヒエラルキーが存在する)。つまりすべてが対等な(あるいはばらついた)音と「沈黙」(日常音)の世界。それは自然界のアナロジーを連想させる。木があり、草があり、川があり、動物も虫もいる。それぞれには固有の時間と空間がある。

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