歴史を楽しく学ぶ会(^O^)コミュの室町幕府の跡地(^O^)

室町時代という名称は、足利幕府の本拠地が「室町通」という通りに面していたことに由来しています(^O^)

１３７８年３代将軍『足利義満』が、「花の御所」と呼ばれた室町殿を室町通今出川付近に造営しました(^O^)
応仁の乱で室町幕府が、決定的に衰退するまでその界隈が政治・文化の中心でした(^O^)

現在の京都で説明すると、JR京都駅から烏丸通(からすまどおり）を北上し今出川通(南側）から、北は上立売通(かみたちうりどおり）、東側は烏丸通、西側は室町通に囲まれ正面が室町通に面していました(^O^)
町名で言えば、御所八幡町や岡松町辺りになります(^O^)
御所八幡町は、鎮守神の八幡宮があったことにちなみ岡松町は、花の御所内の岡松殿にちなんで名付けられた町名です(^O^)

しかし、その辺りを歩いても見事に何にも残ってません(^_^;)
２００２年(平成１４）年、同志社大の寒梅館敷地内から室町殿とみられる遺構が発見されましたが、それ以外では室町通今出川東北角に「足利将軍室町第址」という石標が建っているだけなんです(^_^;)
１つの時代の中心地だったのに、説明のパネルすらないのは不思議な感じがしますが、これは戦前の“皇国史観”の影響いわれてます(^_^;)
皇国史観とは、日本史の中心に天皇を据え、万世一系の天皇家が日本に君臨することこそ永遠の正義とする歴史観です(^O^)
皇国史観では、天皇に背いた『足利尊氏』は、逆賊大悪人とされてきました(^_^;)
そのため、１８９５(明治２８）年に始められた時代祭は、京都の風俗を遡(さかのぼ）る時代行列であるにもかかわらず、足利将軍ばかりか室町時代そのものが、最近になるまでは入っていませんでした(^_^;)
戦前の京都では、室町時代について語ることはタブーに近かったこともあり室町時代の遺物は、極端なまでにないがしろにされてきたのです(^_^;)