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姫路ブルーグラスコミュのベース弾き以外の人も

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「人のフンドシで〜」シリーズ第2弾。マイク・バブ インタヴュー編です。
マイク・バブとは、デル・マッカリー・バンドのベース弾き。現在はバンドを離れてるみたいですが、デルのもとでタイトなビートを刻み、デルのバンドサウンドに大きく貢献してきました。

 ムーンシャイナーのバックナンバーを読み返してたら、マイク・バブが「ザ・サイドメン」の一員として94年に来日する直前にサブさんによるインタヴューがありました。興味がそそられる部分があったので紹介します。ベース弾き以外の方もタイミング・ビートについての部分など、おもしろいと思います。
 ぜひご一読ください。

 サブさんの「ベースを弾くのに最も重要なことは何?」という質問に対するマイク・バブの返答です。

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 一貫性のあるサウンドが重要だと思う。多くの場合、僕はビートの異なった部分を弾きます。たとえばリズムを押し出すようにビートの先端で弾くとか、スローなバラードでは他の音が鳴り続けられるようにビートに寄りかかって弾くとかね。多くの人が誤解しているのはすべてビートに正直に弾き続けることだと思う。曲によってさまざまなサウンドや感性があるんだから、すべてのビートを正確に押し続けるのはよくないと思う。
 また、ぼくも最初はてこずったけれど、開放弦と押さえた時のボーンとボンの違いを克服すること、すべての音を同じようにすることだね。それらが僕のいいベースの一番大切なことかな。
 ロイ・ハスキーがぼくにとっての大きなヒーローのひとりなんだけど、彼はとても大きな音とジャズ・ベーシストと比較しても遜色ない技術をブルーグラスの世界でも築きあげていると思う。
 今のところ、僕にとってトラディショナル・ブルーグラスの中ではタイミングとフィーリングが最も大切なんだ。「Foggy mountain breakdown」と 「Let those brown eyes〜(ミディアムテンポのヴォーカル曲)」では全く違うベースが必要だということ。デル・マッカリー・バンドでは全員が同じ感性を共有している、とても難しいことだけどね。そして、それはデルのギターがリードしていくんだ。ベース奏者に必要なのはいっぱい聞くことなんだ、いっぱいね。
 ブルーグラスで最も大切なのはトーン、タイミング、テイストの三つなんだ。タイミングとは、どこにビートが横たわっているかを理解することなんだ。それは学ぶのにとても難しいことだよ。ビートは、前、後、真ん中にそれぞれ存在してるんだ。そして、それぞれのバンドはみな違うタイミングを持っているんだ。たとえばモンローのタイミングは、ミュールスキナーでもアンクル・ペンでもほとんど引きずるようにレイドバックしてるんだ。もちろん本当に引きずるわけでなく、ただレイドバックしているだけなんだけど・・・。一方、マッカリー・バンドはビートの先端を押し出すようなタイミングなんだ。どのバンドもとても違うんだ。
 
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雑感
・ちなみに、私、マッカリーバンドのビートは大大大好きです。
・ベースの今井くんとやったことがあるのだけれど、彼は後ろのタイミングでした。モンローのリズム。さすがBlue Grass Boy!
・先日の宝塚でも、いいサウンドを出しているのはやはりベースがいいと感じました。日曜の八ツ繁のバンド(Sugar on topの前身?)の女性ベーシスト、太くて大きくて弾んでてすごかった(女性が、ではなくて女性の弾くベースの音ですあせあせ(飛び散る汗))→バンドサウンドとしても最高やった。
・指が破れるのになぜ、ベースを選んだの?ベーシストの方々。昔、少しの時間弾き続けたら指の皮がべろべろ。軟弱な僕にはウッドベースは無理です。たしかにおもしろそうだけど。


こちらも御覧くださいませ。

http://www.youtube.com/watch?v=YW-w0KgE-8s

コメント(4)

ぼくは高校の時、ウッドベースからブルーグラス・バンドに入りました。

ビル・モンローのブルーグラス・ボーイズのベースは、コピーしてみたら分かりますが、ただの2ビートではない。ブルースのシャッフルみたいに引きずります。4ビート風。あれが、めっちゃカッコエエと思います。
ベーシストとしては耳が痛い指摘ですね。為になります。ありがとうございます。

「ビートの先端「とか、「よりかかる」とか、すごくよくわかります。

私はミュートのタイミングがすべてだと思っています。でも出来ない。難しいんです。

人の音を聞く事はとても大切ですよね。
リズムに関しては↓このページ、参考になります。
http://irishdance.web.fc2.com/music2.htm

ダブル・ジグやホーンパイプを遅くすると、シャッフルと同じになる。
ビル・モンローは、アイリッシュとブルースを混ぜた。
それがロックン・ロールを生むキッカケになったと言われてます。

上記のレイドバックとは、ジグの「タメ」のこと。
「日曜の八ッ繁のバンド」でベース弾いていたものです、お褒めに預かり恐縮です・・・・・そして、本人も太くて大きくて弾んでいるかも(^_^;)

マイクさんのお話は、基本的ですが、どの音で弾くか、というより前に気にすべきことだと思います。
頷けることばかりです。

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