F１初心者の会☆コミュの『2011第14戦』シンガポールGP：予選レポート＆決勝の見どころ！（予選結果あり）

こんにちは☆管理人のケロックです☆
いつもF1初心者の会☆にご参加いただきありがとうございます☆


イタリアGPは、レポート記事等が抜けてしまい申し訳ございませんでした。

いよいよF1日本GPまで2週間をきりましたが、その前に今週末はシンガポールGPが開催されています。
現在のF1シーズンの中で唯一のナイトレースとなるシンガポールGP。さらに王者ベッテルの2連覇に王手がかかっているレースということもあり、注目が集まっています。

今回は、その予選内容の振り返りと、決勝レースに向けての見どころを紹介していこうと思います。

◆2010GP　公式予選結果◆
順位：タイム／ドライバー「チーム」

１位：1分44秒381／１セバスチャン・ベッテル「レッドブル」
２位：1分44秒732／２マーク・ウェバー「レッドブル」
３位：1分44秒804／４ジェンソン・バトン「マクラーレン」
４位：1分44秒809／３ルイス・ハミルトン「マクラーレン」
５位：1分44秒874／５フェルナンド・アロンソ「フェラーリ」
６位：1分45秒800／６フェリペ・マッサ「フェラーリ」
７位：1分46秒013／８ニコ・ロズベルグ「メルセデスGP」
８位：1分46秒043／７ミハエル・シューマッハ「メルセデスGP」
９位：1分47秒093／１４エイドリアン・スーティル「フォースインディア」
１０位：1分47秒093／１５ポール・ディ・レスタ「フォースインディア」
〜〜〜〜Q3進出ライン〜〜〜〜
１１位：1分47秒616／１７セルジオ・ロペス「ザウバー」
１２位：1分48秒082／１１ルーベンス・バリチェロ「ウィリアムズ」
１３位：1分48秒270／１２パストール・マルドナード「ウィリアムズ」
１４位：1分48秒634／１８セバスチャン・ブエミ「トロ・ロッソ」
１５位：1分48秒662／９ブルーノ・セナ「ルノー」
１６位：1分49秒862／１９ハイメ・アルグエルスアリ「トロ・ロッソ」
１７位：1分48秒054／１６小林可夢偉「ザウバー」
〜〜〜〜Q2進出ライン〜〜〜〜
１８位：1分49秒835／１０ヴィタリー・ペトロフ「ルノー」
１９位：1分50秒948／２０ヘイキ・コバライネン「ロータス」
２０位：1分51秒012／２１ヤルノ・トゥルーリ「ロータス」
２１位：1分52秒154／２４ティモ・グロック「ヴァージン」
２２位：1分52秒363／２５ジェローム・ダンブロジオ「ヴァージン」
２３位：1分52秒404／２２ダニエル・リカルド「HRT」
２４位：1分52秒810／２３ビタントニオ・リウッツィ「HRT」


【2年連続チャンピオンへ。ベッテルが渾身のアタックで今季11回目のPP】
現地時間の22時から始まった公式予選。当初は雨が降るという予報も出ていたシンガポールのマリーナベイ・ストリートサーキットだが、予選はドライコンディションで行われた。
その中で全ラウンドでトップタイムを記録したのが現在ランキング首位のセバスチャン・ベッテル（レッドブル）。今回はロゴが赤色（スーパーソフト）となるソフト側のタイヤで挑んだ最終Q3でも、1分44秒381で見事今季11回目のポールポジションを獲得した。

★★決勝の見どころ（１）「ベッテルV２の決定条件」★★
早ければ、今夜の決勝レースで2011年のF1ワールドチャンピオンが決まる可能性がある。そのチャンスを握っているのは、2010年の王者ベッテルだ。

ここで気になるのが「ベッテルチャンピオン決定の条件」。現在2位のアロンソ（フェラーリ）に対し116ポイントの差をつけている。このレース終了時点で、2位以下との差が125ポイント以上になればチャンピオン決定となる。
では具体的に誰が何位になれば良いのか？下記にまとめてみた。

＜＜2011ドライバーズランキング＞＞
1位：１セバスチャン・ベッテル「レッドブル」284ポイント
2位：５フェルナンド・アロンソ「フェラーリ」172ポイント（−112）
3位：２マーク・ウェバー「レッドブル」167ポイント（−117）
4位：４ジェンソン・バトン「マクラーレン」167ポイント（−117）
5位：３ルイス・ハミルトン「マクラーレン」158ポイント（−126）

＜＜セバスチャン・ベッテルのチャンピオン決定条件＞＞
■ベッテルが優勝した場合
・アロンソが4位以下
・バトンが3位以下
・ウェバーが3位以下
以上の条件が揃えばチャンピオン決定

■ベッテルが2位の場合
・アロンソが8位以下
・バトンが5位以下
・ウェバーが5位以下
・ハミルトンが3位以下

■ベッテルが3位の場合
・アロンソが9位以下
・バトンが7位以下
・ウェバーが7位以下
・ハミルトンが4位以下

■ベッテルが4位以下の場合
無条件で次回の日本GP以降に持ち越し。


このように、今回のチャンピオン決定条件は、少し難しい状況にある。もしチャンピオンが決められなかったとしても、次回の鈴鹿で、より有利な条件を手に入れることが出来る。
しかし、逆に何らかのミスやアクシデントでリタイヤ等、獲得ポイントが少なくなってしまうと、ライバルたちにも“終盤戦での大逆転のチャンス”を作ってしまうことにもなりかねないので、いつも通り優勝を狙いに行く走りを期待したい。

一方、アロンソ、バトン、ウェバー、ハミルトンのライバル達にとっては、終盤での逆転のために何としても彼の前でチェッカーを受けたい。特にランク5位のハミルトンはベッテルの前でチェッカーを受けれないと2011年のチャンピオン獲得の可能性がなくなってしまう。

毎年、波乱が起きるナイトレース。今回も雨が降る予報が（F1公式サイトの天気予報より）出ているため、何が起こるか全く予想がつかないが、まずはベッテルのV2決定か？それとも鈴鹿へ持ち越しか？チャンピオン争いから目が離せない。


【予選で痛恨のクラッシュ。小林可夢偉は予選17位】
日本GPを目前にしているものの、足踏みのレースが続いている可夢偉。チームも鈴鹿に向けて改良パーツの準備を進めており、今回シンガポールは我慢のレースになりそうだ。しかし、限られたコンディションの中でも、フリー走行3回目では9位タイムを記録し、公式予選もQ1は11位で通過、トップ10入りを目指してQ2に挑んだ。だが、その1回目のタイムアタック中、ターン10でクラッシュを喫してしまい、Q2はノータイム。17位スタートを余儀なくされ、さらにマシンにもダメージを負うことになってしまった。

★★決勝の見どころ（２）「苦しい時こそ我慢の走り。可夢偉の追い上げに期待」★★
後方からの追い上げを余儀なくされた可夢偉だが、今年も最後尾からポイント獲得など、逆境を乗り越えて最高の結果を出すレースを見せている。今回のシンガポールも、市街地コースで滑りやすい路面から、毎年セーフティーカーが出動してレースが混乱する。

今回の可夢偉とザウバーチームは「そのレース中の混乱を上手く利用して、上位に進出できるか？」がポイントになってきそうだ。
このマリーナベイ・ストリートサーキットは、ザウバーのマシンとの相性もあまり良くなく、改良パーツも鈴鹿に照準を置いて製作中のため、全体的に我慢のレースになっていくかもしれないが、そこで我慢して大きなチャンスが来るのを待つ事が出来れば、シーズン前半のようにトップ10に返り咲く可能性も大きくなってくるはずだ。

鈴鹿へ向けて、少しでも良いきっかけを掴むためにも、今回のシンガポールGPは重要なレースになるかもしれない。



いかがだったでしょうか？
チャンピオン争いは、果たしてシンガポールで決まるのか？鈴鹿へ持ち越しか？そして、可夢偉のナイトレースは？

見どころ満載のシンガポールGPナイトレースは、CS放送は20：50〜、地上波放送は23：15〜、それぞれ放送されますので、是非ご覧ください！