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短歌点コミュの短歌点737△お題「変」

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お題「今」からバトンを受け取りました。

今回のお題は「変」です(2回目)。
漢字で詠み込んでください。

うまれ変わりめぐり遭うことあるとしてわたしはあなたがわかるだろうか(阿部久美)

お待ちしています☆


ルール

1:出題者が、お題を出します。
2:お題は、何でもありで面白そうなもの。
  50題以前に出されたものであれば、既出のお題でもOKです。
3:出題者じゃない人はお題を詠み込んだ短歌を書き込みます。(1人1首のみ)
4:一週間以後、出題者が(独断で)もっとも素晴らしいと思った短歌を1つ選
び、その選出理由を書きこみます。
5:次のお題は、最優秀短歌をつくった人が出すことになります。
 (新トピックの番号は「自分が選ばれたトピック番号+5」)
6:その後は、みんなでワイワイ感想をかわします。

コメント(44)




この紅は赤過ぎますか変でしょか 千本鳥居あの赤にも似て



二月尽奥歯きりきりジギタリス変わらなきゃねとほーっと息吐く
ひとしきり如雨露のみづを浴びてのち寄生せし花の変化たのしむ
春の日溜まりが続いていくように変身できるあなたの隣
わかるけどわかりたくないけど変わる吐息ゆびきり花篝 ゆめ

*花篝(はなかがり)
信号が変わるあいだに目をつむる 深呼吸してひらいたら空
日にちの感覚がぜんぜんだめでした。すみません!
3/22(木)いっぱいまででお願いします。

(こちらで書くのも何ですが、リスさん、@貴さん、いろいろとお任せしっぱなしですみません。ありがとうございます!)
亡くなった友は笑うか大人へと変わっていったぼくの姿を
しめきります。
すこしお待ちください。
>>[17]

先にバトンをお渡しします。

1等賞は山椒さん

ふさあかしあ生まれ変わりを信じずに春がくるたび寄りそっている

こちらでお願いします。
※「これまでのお題一覧」を埋めてゆくため
次は今回の番号「+5」の番号ではなく、「782」でお願いします。
とみいえひろこさん、選歌おつかれさまでした。
速やかな引継ぎに自分も感化されました(。・ω・)ノ

山椒さん、最優秀おめでとうございますぴかぴか(新しい)
とみいえさんの選出理由より先に拙文を載せるわけにはゆきませんので、簡略ですみませんが、ひとまずの祝辞とさせていただきます。

取り急ぎ。
>>[24]
ひええ、すみません。そしていろいろとありがとうございます。
わたしのほうは先に書いてくださってぜんぜんかまわないですよ。

何日もプリントアウトした紙をちらちら眺めているんですが、なかなか頭の切り替えができなくて、
数日中にコメント書き込みたいなあと思っています。
@貴さん、これからもゆるゆるとよろしくお願いします。
>>[2]

正確に拗ねるとほめてもらえちゃう変なエンタメですよ 短歌は

そうなのかも、とも思わされた歌。「正確に拗ねる」のが「いい短歌」とされるのは、〈今は〉そうなのかもしれないし、ちょっと前やちょっと先にはまた違う感じなのかもしれません。
この歌を一番はじめに読んで、自分がなんとなくもってしまっている、これはいい歌だなあなどと感じるときの規範の怪しさを思いました。そういう規範を自分で崩したり確かめたりしていくことの楽しさも。
この歌の説得力は技術的な面からきているのだと思います。一字あけが上手だったり、「正確に拗ねると」のねじれや、でもぱっと伝わるところ、誰かが喋っている感じの描き方に徹したところなど。
>>[3]

柔らかな吐息感じて振り向けば変わらずそこに椿の憂鬱

「吐息」がベタ過ぎる印象を受けました。しかし、ゆっくり読んでいくと下句がとても素敵。また、状況がとてもよくわかります。「振り向けば」でちょっと揺らぐ時間や記憶があることが分かり、「変わらずそこに」ということがキモだということも伝わってきます。全体的に描写が的確過ぎる感じがしたのですが、こちらが「読み慣れた」からなのかもしれません。この作者の俳句を読んでみたい、などと(無責任にも)思いました。
>>[5]

この紅は赤過ぎますか変でしょか 千本鳥居あの赤にも似て

ここに確かにいるのに、なんとなく自分がここに〈居づらい〉、どこか繊細でふるえている感覚が伝わってきました。「紅」「赤」を繰り返し用いることで伝わってくるのは焦りやせっぱつまった感じでしょうか。「千本鳥居」でこの歌のイメージがぴしっと決まります。「変でしょか」あたりで、歌の調子をととのえすぎている気がします。「変でしょう」とか、「この紅じゃ」とか、微妙な表現の違いによっても歌のつよさみたいなものが変わりそうです。
(読み手の好みで書いているところも多いです)
>>[6]

二月尽奥歯きりきりジギタリス変わらなきゃねとほーっと息吐く

ジギタリスを薬だとして読んだのですが、けっこう扱いが難しい薬なんですね。上句にこのジギタリスに象徴されるようなきりきり感じが詰め込まれています。なんとなく読後にユーモアやほっとする感じがあるのは、上句の詰め込み感と下句のやわらかさのバランスからかと思います。上句のような、理屈でなく音やリズムでつくっていくようなスタイルでぐいぐい行くのもいいなと思いました。
>>[7]

ひとしきり如雨露のみづを浴びてのち寄生せし花の変化たのしむ

「たのしむ」が余計だったように思います。「寄生せし」、まさにうごめくような、普段知っている花とは違う一面を見たような、不思議な気分になりました。「変化」は「へんげ」と読みたいです。「如雨露」という字面や「浴びてのち」という丁寧な言い回しが、花のなまっぽさをよく引き立てています。
>>[12]

変態をとげるアゲハよまだ濡れている前髪をふぞろいに切り

「まだ濡れている」の句またがりは、この歌については合わないように感じます。流麗な印象なので正攻法なリズムが似合いそうです。いろいろ読めますが、「アゲハ」と呼ばれている少女が、自分の意志で自分の前髪に鋏を入れている場面を思い浮かべました。赤い着物を着ていそう&映画のシーンをそのまま歌にしたみたい。
>>[14]

春の日溜まりが続いていくように変身できるあなたの隣

「日溜まりが」「続いていくように」と飛び石をわたるような、まさに続いていくような体感とともに読み進められるのが楽しいです。音もなんだかあたたかく、「あなたの隣」が大切であたたかくいとおしいものなのだということの実感に、心落ち着きました。
>>[15]

わかるけどわかりたくないけど変わる吐息ゆびきり花篝 ゆめ  *花篝(はなかがり)

音を精巧につくりこんでいて、読み手を引き込み読ませます。この世界に流れている風景がよく見えるような感覚になりました。透明な感じを、感じとることができます。「ゆめ」に向かってだんだんつくりこみ過ぎかなあ、「吐息」でやっぱりわたしは引っかかってしまう、と、思いました。ただ、この微妙になされた調整については、読むほうの好みやタイミングによって評価が揺れそうです。
>>[16]

信号が変わるあいだに目をつむる 深呼吸してひらいたら空

潔い心象風景だなあと思いました。なんとなく人は、信号待ちをしていて信号が切り替わるときは上を向くものですね。誰もがきっと思い当たる身体の記憶を引き出しつつ、この歌の個性や意思をナチュラルにのせていくところが技術力だと思います。助詞の「に」もはまっています。
>>[17]

ふさあかしあ生まれ変わりを信じずに春がくるたび寄りそっている

「ふさあかしあ」。わたしたちがミモザと呼んでいるのがフサアカシアなのですね。ひらがながぴったりで、心に風景が残りました。「信じずに」に言葉や声にしようがない意思がこもっています。歌のよじれが素敵だと感じてしまうのは、そういう〈言葉にならなさ〉を感じるからかと納得しました。「くるたび」の裏に〈いつか来なくなる春〉なども感じられ、心の機能の複雑さや生きている感覚を味わいました。
>>[18]

変声期前のソプラノ明晰夢のなかで君だけが僕を咎める

夢のなかの歌。とても気になりますね。「君」を僕は信じているみたい。「君」しか「咎め」てくれる人がいない、といった思いなどをここに感じました。手に入らないからこそ、戻れないからこそ大切に思えることがあったり、なんだかよく分からないものを大切にしてしまっていたり。解答を歌に書いていないのがいいと思いました。読み手がこの気になる感覚に長く浸っていられるため。
>>[20]

亡くなった友は笑うか大人へと変わっていったぼくの姿を

直球で、あとからじんとくる歌ですね。
ヘアドネーションのために髪をとてもきれいに伸ばしていた知り合いの人がいました。ああ、誰かのためになら、自分の髪も大切にできるかもしれないなあと思ったことがあります(恋人などのためではたぶんだめで、遠くの誰かのためならできそう)。自分では自分のことをよく分からんもので、亡くなった友をほのかに思いつつならば、自分の人生を愛おしんで生きることができるような気もします。たぶんきっと「友」は「ぼく」を笑わないはずで、葛藤を抱えながら生きるぼくの眩しさがじわっと見えてくる歌だと思いました。
お気に入り
かわいい
柔らかな吐息感じて振り向けば変わらずそこに椿の憂鬱(ユッコさん)

春の日溜まりが続いていくように変身できるあなたの隣(ちなさん)

亡くなった友は笑うか大人へと変わっていったぼくの姿を(きじまっちさん)

でした。
ありがとうございました!
>>[32]
選歌お疲れさまでした。
ご講評ありがとうございます。
また、お気に入りに入れていただき嬉しいです(^^)
とみいえさんの講評で拙歌が好きになりました。
重箱の隅をつつくようで申し訳ないのですが、「ちなさん」で笑ってしまいました(笑)

山椒さん、最優秀おめでとうございます!
ふかあかしあ、素敵な言葉。

お気に入りは石@AYAさんのお歌でした!
連投すみませんあせあせ(飛び散る汗)

すみません、「ふさあかしあ」でした。
とみいえさんのことを笑えない(笑)あせあせ(飛び散る汗)
>>[39]

ああ!すみません!打ち間違いです。

>とみいえさんの講評で拙歌が好きになりました。
すごく嬉しいです。
お気に入り

柔らかな吐息感じて振り向けば変わらずそこに椿の憂鬱(ユッコさん)

春の日溜まりが続いていくように変身できるあなたの隣(りなさん)

亡くなった友は笑うか大人へと変わっていったぼくの姿を(きじまっちさん)


りなさんのお名前を打ち間違えておりました。
もう一回挙げておきます。
すみません。。
>>[042]

講評お疲れ様でした。
お気に入りに入れていただいて、ありがとうございます。

あらためまして。
とみいえひろこさんお疲れさまでした。


そして、山椒さん最優秀おめでとうございますぴかぴか(新しい)

■ふさあかしあ生まれ変わりを信じずに春がくるたび寄りそっている

フサアカシア。ミモザの別名なんですね。
早春に香り高い黄色の花を咲かすフサアカシアですが、その一輪(のように見える一塊)はよく見るとひとつひとつの小花が集まって形成されたもの。枝々に沢山ついたそれらの花穂が樹を覆うように花開く様は、どこか排他的で強い仲間意識を思わせます。何だろう。今あるこの生に執着する、生あるものがゆえの弱さと儚さのようなものが窺えて、ああこれは作中主体が自分たち人間の泡沫の生をフサアカシアの姿に重ねているんだな、と浸りました。「ふさあかしあ」とひらがなに開いたことで、何か呪文のような詠唱性のある響きを得たように思います。その詠唱性ゆえ繰り返しこのフレーズが頭の中を流れて、皮肉にも(?)輪廻転生のような効力を持った歌となりました。儚くも確かに今ここにあるこの生に対して、あるいは死後のことに対して、寂しいとか怖いとか、結論を言わず読み手に委ねたのが良かったと思います。



あらためまして、山椒さん最優秀おめでとうざいましたぴかぴか(新しい)


お気に入りは後ほど。

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