ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ホーム > コミュニティ > 学問、研究 > 短歌点 > トピック一覧 > 短歌点726△お題「室」

短歌点コミュの短歌点726△お題「室」

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コミュ内全体

リスさんから「グレープフルーツ」を頂きました。
今回のお題は「室(しつ)」です。
「〜室」と下に室のつく言葉を詠み込んでください。
どうぞよろしくお願いします!


----------------

ルール

1:出題者が、お題を出します。
2:お題は、何でもありで面白そうなもの。
  50題以前に出されたものであれば、既出のお題でもOKです。
3:出題者じゃない人はお題を詠み込んだ短歌を書き込みます。(1人1首のみ)
4:一週間以後、出題者が(独断で)もっとも素晴らしいと思った短歌を1つ選
び、その選出理由を書きこみます。
5:次のお題は、最優秀短歌をつくった人が出すことになります。
 (新トピックの番号は「自分が選ばれたトピック番号+5」)
6:その後は、みんなでワイワイ感想をかわします。

コメント(110)

■産卵の汐満ちたりて仰ぎたる洗顔室の星の瞬き

「洗顔室の星の瞬き」は、(主体が)洗顔室から見た星の瞬きと捉えるのが本来だと思いますが、全体の印象から蟹の目線として鑑賞させて頂きました。
大潮の夜の汐が引いていく瞬間を待って、溢れんばかりの卵をお腹に抱きかかえて集まった沢山の蟹たち。新月の夜なのでしょう、海沿いの建物の窓ガラスには星々が小さく小さく映っています。
蟹と洗顔室との取り合わせが、とんでもなく独創的です。海辺の合宿所のような建物の、昔ながらの共同洗顔所をイメージしました。朝晩、女の子たちで込み合う賑やかな場所。花のように笑う少女たちと、暗い波打ち際で迫りくる産卵のため、ひたすらに身構える蟹たち。
明暗、動静、熱と冷たさ、海と空、いくつもの対照を「星の瞬き」が、優しく祝福するように包み込んでいます。
ひとつひとつの言葉は具象なのに、ある時消えてしまいそうなそしてまたふっと浮かびあがって来るような不思議な感覚に陥りました。

■理科室でビーカー割ったの誰ですか人体模型の正男うつむく

人体模型、怖かったですよね。異空間と思えた理科室でもひときわ異彩を放っていました。夜中に歩き回るとか踊るとか、不気味な話もよく出ました。あっ踊るのは骸骨くんでしたっけ。
こちらでは、そそっかしくて正直な一面がフィーチャーされています。可愛らしい感じがします。
「正男」というのは人体模型に一般的に付く名前ですか。そうであれ、作中のニックネームであれ、昭和を宿した教材らしい愛称です。少し気になるのは、人体模型に「正男」は、もし同名の子がいたら気の毒では…という点でしたが、今の時代なら問題なさそうですね。余談ですが、人体模型の正式名称は「キュンストレーキ」。オランダ語で、「人工の(キュンスト)死体(レーキ)」という意味なんだそうです。こわー!
「理科室でビーカー割ったの誰ですか」は、どうしても一息で読んでしまいます。これは、他の場所でお説教されていることになりませんか。正男くんは昼間は理科室ですよね。ここ一番、「理科室で」のご推敲を。置き換え次第で面白味が断然増すと思います。
■ブラウスの下丁寧に畳まれた羽がある女子更衣室には

体育の着替えって嫌なものでした。数分でって女子には結構きつい。途中、裸になる訳じゃないけどお互いいろいろ分かっちゃいます。水泳の時なんてもう泣きそう、ほとんど責め苦です。(笑)その反動か、忙しく動きながらよくしゃべります。とても賑やかな場所でもありました。
その女子更衣室を、なんと素敵な歌に仕立てられたことか。
「ブラウスの下」が美しく艶やかでぐっと引き込まれます。そこに、ただの羽ではなく「丁寧に畳まれた羽」。テントウムシの後ろ羽を連想しました。模様のある堅い羽の下に、長く広く薄い後ろ羽が、折り紙のように規則的な仕組みで畳まれ格納されているそうです。
女の子たちの羽。いつか飛ぶために、広げ易いように、丁寧に畳まれた羽が生まれた時から一人ひとりの背中に用意されているんだよと歌われています。娘たちはまだそれに気付いていないけれども、人生の長い飛行に耐えるのに十分な強さとしなやかさは今まさに育成中。輝く肌が浮かんでくるようです。
この歌を女の子たちに教えてあげたいな。
■王室を盗聴すればかの王子「君のタンポンになりたい」だって

いやあ驚きました。正直に言うと憂鬱な気分になりました。どういう意図で作られたのか不明です。
これはこれでいいか、という気持ちにもなれません。「座薬」ならなれたかも。(←ひどい。笑)
「タンポン」からは心震える名歌が生まれるかも知れませんね。使う時は一通りの覚悟が要ると思います。
■水銀のような冬蛾を手にのせて畏れるための空室がある

「水銀のような冬蛾」。息を呑む修辞です。冬の低い日差しに深く銀色に輝く鱗粉。滑らかな美しい体表にはいささかの乱れも見せず、独り終焉の刻限を待つかのように動くことのない蛾。その蛾を手の平にのせて畏れるための空室があると詠まれています。
日々のルーティンの合間を縫って、喜怒哀楽では括れない「畏」に向き合うための個室が心の中にある。意識してかどうか、またいつ設えたのかも定かではないけれど確かにそれはあって、自由に出入りできる。「畏れる」とは、この世に生を受けたことへの畏れ、生を与えたことへの畏れ。たとえひと時の入室であっても、個人の基部を支え、畏れを一筋の光に変えてくれる掛替えのない部屋と解釈し、非常に共感しました。
一頭の冬蛾という小さな命に象徴性を持たせ、どこまでも丁寧に忠実に心象を描かれて見事です。
■(日向って思った)ほそぉい隙間から呼びかける声の淡い入室

一瞬の感覚を捉えた個性的な一首。自分には感性不足だと思いますが、ポンコツなりに鑑賞してみます。
「ほそぉい隙間から呼びかける声の淡い入室(日向って思った)」を倒置されたものと読みました。体言の「入室」が強調された形ですが、感動の中心は(日向って思った)でしょう。「呼びかける声の淡い入室」が独特です。初めて拝見したとき、「呼びかける」がこちら側から呼んでいるように取れ、「入室」で方向がスイッチしました。全体を読むと外から主体を呼んでいることが分かります。
閉ざされた部屋に一人でいる。ほそぉい隙間から主体を呼ぶ声がする。その声が届いたことを「淡い入室」と擬人化し、聴覚を視覚の表現に変換しています。遠くからの声なのか(いや隙間の真ん前から呼ぶだろ)、広い部屋にいるのか(体育館独り占めはないよね)、ああそうか声だけの入室、それも優しい声だから「淡い」のかと思いを巡らせました。
その声が日向のような温みを運んでくれたのですね。柔らかく懐かしく全身を包んでくれるような自分を呼ぶ声。大好きな人の声でしょうね。意図されてはいないと思いますが、深夜の勉強部屋に声を掛ける母親のイメージとも重なりました。
以上で拙い講評を終わります。
ご詠草に込められた思いを上手く受信できていないと思いますがどうかご勘弁ください。
とても長くかかってしまい、ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんでした。

選歌に移ります。



十首選

■その檻を越せミドリガメ教室に貼られた「愛」や「愛」を背にして (カニパンさん)


■どの音も遠ざかってく美術室目をそらさないあなたの前で (りなさん)


■教室に入っていけないとおもう梅雨の毛布のあたたかいとこ (とみいえひろこさん)


■教室にはいりしアゲハ教卓にとまりてわれの質問待てり (izumiさん)


■眠らせたままの氷室の思い出に苺シロップかけてよい頃 (一花さん)


■病室の窓ひらかれてのぼりゆく人がふれたのだろうか芒 (ふみまろNEOさん)


■短針と長針の立つ病室に射す夏の陽の熱と点滴 (memoryさん)


■産卵の汐満ちたりて仰ぎたる洗顔室の星の瞬き (テキーラ@「鉄火巻」さん)


■ブラウスの下丁寧に畳まれた羽がある女子更衣室には (リスさん)


■水銀のような冬蛾を手にのせて畏れるための空室がある (山椒さん)

◆次点はこちらの二首です。


どの音も遠ざかってく美術室目をそらさないあなたの前で (りなさん)



病室の窓ひらかれてのぼりゆく人がふれたのだろうか芒 (ふみまろNEOさん)



◆お題「室」の最優秀賞は、山椒さんのこの短歌です。


水銀のような冬蛾を手にのせて畏れるための空室がある



山椒さん、おめでとうございます☆彡 
「言葉を紡ぐ」とはこういうことなのですね。最も胸を打つ作品でした。
次のバトンをどうぞよろしくお願いします。

ご投稿くださった皆様、ありがとうございました。
たくさんの感動をいただきました。

大変長くお待たせしてしまいましたが、この後ワイガヤでおしゃべりして頂けたら嬉しいです。




>>[082]

講評・選歌お疲れ様でした。


山椒さん
最優秀おめでとうございました。
>> きゃろさん
講評、選歌お疲れ様でした。
大変丁寧で細やかな講評は素晴らしい。
楽しませていただきました、とともにたくさんの気づきやヒントをいただけてありがたかったです。

>>山椒さん
最優秀おめでとうございます。
ドラマティックで少し怖い(すみません、虫が苦手なもので…)とても気になるお歌でした。
きゃろさんの読みが素敵で、楽しませていただきました。美しいお歌、ありがとうございました。
>>[85]
ありがとうございます。
大したことも書けないのにダラダラと時間をかける性分、これ一番厄介です。
お付き合い頂き本当にありがとう。
山椒さんのこの歌まで怖いなんて、薊さん、本当に筋金入りの虫嫌いなんですね。実は薊さんのこと、ちゃんと(笑) 頭をかすめました。
いやそれは賛辞かも。それほどの秀歌だと思いますよ。
>>[86]
うわー、素敵な感想!!
(こんなふうに書けたらなあ)
完走祝いもありがとうございます。m(_ _)m

そうか、とみいえさんのは保健室登校!
なるほどね〜〜勘所の毛布を押さえられなかったとは、トホホ。

>とみいえひろこさん、ごめんなさい。
リスさんのでお願いします。


>>[49]
選歌お疲れ様でした。
ご講評ありがとうございます。
そして次点もありがとうございます!
とても嬉しいです。
素敵に読んでくださり、ありがとうございました。
中学生の頃の思い出を詠んだものでした。

一花さんの
眠らせたままの氷室の思い出に苺シロップかけてよい頃
が好きでした。
サ行が耳に心地いい。
>>[89]
お言葉ありがとうございます。
お歌を寄せて頂きありがとうございました。
中学生の頃の思い出ですか。
現役女子が詠んだみたいにとてもフレッシュ!
>>[74]

不快な思いをさせて、ごめんなさい。

ただ、チャールズ皇太子のありのままの短歌を詠んだだけでした。(今年はダイアナ妃の20年ですね)

私は人を傷つけるようなことだけはしたくない、それが私の今まで生きてきた中での大人としての覚悟でした。

もし、きゃろさん以外の人にも不快な思いをさせてしまったのなら、ここにお詫びいたします。申し訳ありませんでした。

m(_ _)m

でも、私はここからも私なりのやり方で短歌を詠んでいきたいと思っています。(だって短歌が好きだもん!)

皆さん、もし私の短歌とか講評で嫌な思いをしたならば、すぐ言って下さいね。

すぐ反省します!

(言葉は、いや短歌は難しい〜〜。)

選歌講評おつかれさまでした。
選歌をせかすようなこと言ってすいませんでした。
俺の歌は・・やはり訳わからなかったか。。まあ自分でもよく分かってないんでw
最近意味不明な歌ばかり作っている。

お気に入りはリスさんの歌です。
野郎には絶対詠めない思春期の歌ですね。
きゃろさん、講評と最優秀をありがとうございました。
きゃろさんの評によって、ぼんやりしていたピントがよく見えるようになり喜んでおります。
それぞれの歌の気づきを教えていただき、こんな風に読めるようになりたいです。

よいと思いましたのは

病室の窓ひらかれてのぼりゆく人がふれたのだろうか芒

産卵の汐満ちたりて仰ぎたる洗顔室の星の瞬き

ブラウスの下丁寧に畳まれた羽がある女子更衣室には

でした。

ユッコさん、薊さん、リスさん、ありがとうございましたー。
>>[91]

書き込みありがとうございます。
丁寧にお気持ちを書いて頂き納得しました。
ご講評などを拝読して、ご聡明で温厚、誠実なお人柄は存じ上げております。ご投稿歌には悪意のないことは分かっていました。

しかし、初めてお名前を見る方、既知の方、親しい方、どちらのお歌も、ニュートラルな視点で読みたいと思っていますので、あのようなきつい感想になり、失礼致しました。

なぜ憂鬱になったかですが、あの歌にはこん竹showさんの、読者に示したい思いが入っていないと感じたからです。単に情報を知りたければ短歌という詩ではなくともNETや週刊誌で勝手に読みますし、また、読者を笑わせたい意図ならもっと捨て身でかかって欲しいって思ったんですね。短歌日記としてお手元に置かれる分には何の問題もないですが。いや、これ当たり前です。すみません。

短歌をこれからもご自分なりのやり方で詠んでいきたいというお言葉に力付けられました。
そりゃ勿論そうです。よかった!!
お互い精進しましょう。
これからもどうかよろしくお願いします。
>>[92]

全く選歌を先にすべきでした。
ご配慮頂き、ご厄介をかけて申し訳ありませんでした。

お歌、自分でもよく分かってないんですか?!
本当に??
それは、読む側は分かるの無理だなあ。(笑)

はい、リスさんの歌いいですよね。
■教室におきわすれてたバタイユをとどけてくれたのは土星人

私はこの「土星人」を同級生と読みました。
普通、異星人なら「火星人」もしくは「金星人」あたりがポピュラーかな?と思います。が、あえての「土星人」。土星の輪っかのようなヘアスタイルでもあるのか? まぁ、理由はわかりませんが「土星人」というあだ名の同級生。ちょっといじめられっ子かな? ポツンとひとり離れた場所にいるような子。言葉も交わしたことがないような…。そんな同級生が忘れ物を届けてくれた、しかも日頃自分がバタイユを読んでいるのを知っていてくれたんだ…みたいな驚きも読み込まれているのかな?と感じました。違ってたかも…ですが。
■王室を盗聴すればかの王子「君のタンポンになりたい」だって

このお歌、驚きも不快も憂鬱も感じません。
チャールズさんのニュースを聞いた当時は「うぎゃ!」と思いました。
あんなニュースを短歌に詠まれるなんてすごいな。まさにダイアナさんの思い出なんたらかんたらの時に、ひねりを効かせたタイムリーで皮肉も含まれていて、面白い、やられたな、と感じました。
これ、選者さんのおっしゃるように「座薬」にしたら出典がぼやけすぎて、果たして意味が通じるのかな?かえって品性が下がるんじゃないかと思いました。失礼。
きゃろさん
お疲れさまです。

ありがとうございました!
室にはいろいろなものが
こもっていましたね♪

あの、私、「しつ」の音で詠まなかったです。。もしも、困らせていたら申し訳ありません。

山椒さんおめでとうございます。
"水銀のような冬蛾"
ぞくりとしました。
>>[78]
講評と選歌お疲れさまでした
10選に入れて頂いてありがとうございました(*´∇`*)

皆さん仰ってますが山椒さんの歌凄かったです
手の上に重みを感じるくらいの歌でした

リスさんコメントありがとうございました(*´∇`*)

リスさんの歌は変拍子が表現に繋がってていつも
いいなーって思うのですが、今回もそうでした

今回、面白い歌がたくさんあって楽しかったです
ではまたー
>>[97]
そうですね。土星人は席の離れた同級生。
接点のない二人がバタイユをきっかけに…みたいなイメージはあります。
>>[101]

そう? 良かった。
で、なんだよ、そのハンドル(笑
>>[93]
あの読みで良かったのかどうか、山椒さんのお気持ちに寄り添えたのかどうか不安ですが、あのお歌は紛れもなく名歌です。
読む人それぞれの心の深いところに染み入るお歌だと思います。
「海」のお題、良いですね。楽しみです。

ありがとうございました。
>>[97]
仰るように「同級生」は、私も候補としてあったのですが、名前が名前だけに(笑)確信が持てませんでした。素晴らしい洞察力ですね。
みやまさんがこの歌に込められた思いが分かって良かったです!
>>[98]
私は、チャールズさんのニュースは知りませんでした。もしかしたら英国発でリアルに噂になっているのか?とちらっと思いましたが、調べるまではしませんでした。
「創作」として拝受した結果が件の感想でした。

薊さんの印象を書いていただいてありがとうございました。

>>[99]

「しつ」と読み方を限定するのはルール違反ではと、トピック途中で思うようになり、大変失礼しました。お心を騒がせてしまってごめんなさい。

お歌には可憐さと心意気がきらきら光っていました。
ありがとうございました。
>>[104]
素人の勝手な読みです。
読み手の力量で短歌って変わってきますから。
私の読みはつまらないです。
リアルな宇宙人が、扇風機の前で喉に手を当てながら発するような声で(…って、表現が古すぎるな^^;)ワタシハドセイジンダ!キミ、コレヲワスレタダロ?と届けてくれる方がずっと楽しいですね^^
>>[105]
大変失礼をいたしました。
たぶん、出典をご存じなかったのでしょう、と思いました。
その場合、いきなりあのお歌ならのけぞりますよね(笑
>>[100]

リスさんのハードボイルドな感じって感想、かっこいいです。そうですねー!
「愛」や「愛」に背を向けて、水槽の壁を懸命によじ登ろうとしているミドリガメは確かに私にも見えました。

はい、面白い歌、魅了される歌をたくさんいただきました。

山椒さんの歌、手の重みまで感じるってこれも凄い一言。

ありがとうございました。

>>[103]

充分すぎるほど寄り添っていただきました。ありがとうございました。


一花さん、カニパンさん、励みになりますー。

ログインすると、残り74件のコメントが見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

短歌点 更新情報

短歌点のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング

mixiチケット決済