19日付韓国紙朝鮮日報によると、北朝鮮の工作員組織が９９年２月、北朝鮮国籍を取得した日本人脱北女性と家族を中国でつかまえ、北朝鮮に送り返していたと報じた。この組織は０１年までの３年間に、脱北者や支援者約４０人を中国から北朝鮮に送還していたとされる。
同紙によると、工作員組織のメンバーの男（３５）が昨年末、韓国当局に逮捕され、供述した。連れ戻されたといわれる女性は６１歳とされ、６０年代末に北朝鮮男性と結婚し北朝鮮に移り住んだという。いわゆる「日本人妻」のひとりとみられ、９８年の夫の死後、娘らと中国に渡り、日本に戻ろうとしたという。
同組織は北朝鮮公安当局から「女性が日本に戻れば国の恥になる。逮捕、送還しろ」と命令され、９９年２月下旬、中国東北部・黒竜江省に身を隠していた女性と家族をつかまえたとされる。
この際、女性は中国公安当局に逮捕されたと思ったのか、「私は日本人です。助けてください」と哀願したという。
朝日新聞などが相次いで同紙の内容を伝えた。
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いかんともコメントのしようがない。冷戦時にはこの手の話はいくらでもあったのかもしれないが、いまや限られた国だけの悲劇と言える。国内感情がまた動きそうな気配だ。
同紙によると、工作員組織のメンバーの男（３５）が昨年末、韓国当局に逮捕され、供述した。連れ戻されたといわれる女性は６１歳とされ、６０年代末に北朝鮮男性と結婚し北朝鮮に移り住んだという。いわゆる「日本人妻」のひとりとみられ、９８年の夫の死後、娘らと中国に渡り、日本に戻ろうとしたという。
同組織は北朝鮮公安当局から「女性が日本に戻れば国の恥になる。逮捕、送還しろ」と命令され、９９年２月下旬、中国東北部・黒竜江省に身を隠していた女性と家族をつかまえたとされる。
この際、女性は中国公安当局に逮捕されたと思ったのか、「私は日本人です。助けてください」と哀願したという。
朝日新聞などが相次いで同紙の内容を伝えた。
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