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ベネチア・ビエンナーレコミュの行ってきました。どうも御助言ありがとうございました。

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無事ベネチアビエンナーレ行ってきました。なんとジャルディー二会場とアルセナーレ会場をほぼ1日で周り、翌日は森村とビルビオラとリーウーハンを午前中の1.5時間で観てサンマルコ空港からパリへ向かう強行軍でした。ホテルはメストレ地区で列車でサンタルチアそしてバポレットで会場に向かいました。20ユーロの48時間バポレットと市バス乗り放題券をサンタルチアで購入しました。市バスはローマ広場からメストレまで出ています。我々は初心者の20名近い団体だったので、一度に乗り切れないことをさけて列車にしましたが少人数の方は市バスがリーズナブルでしょう。
撮って来た写真をサイトにアップしましたのでご覧下さい。
http://web.mac.com/soysaucestudio/iWeb/Site/DDC79EA5-6A1D-11DC-AB51-000A957F956E.html

以下小生日記より

今回は国際企画部門のメイン会場 旧造船所を改造したアルセナーレ会場。Arsenaleはずばり造船所の意とか。なんせここに今回のディレクター Robart Storr氏が選んだ世界各国の100名以上のアーティスト達の作品郡がならぶ。

今年はThink with the sennses- Feel with the mind. Art in the presemt tenseというテーマだが一般的な英語の語法ではsenseseはfeelするものでmindはthinkするものらしい。そこをひっくりかえして「感覚で考え心で感じる」ところに意義があるらしく時代の突破口を見いだそうというconceptのようだ。

そのせいか、結構シリアスな紛争ものや現代社会や国際社会の矛盾や挫折に言及するものが目をひいた。

上記テーマを立証するための展示なのかAresenale会場冒頭にはイタリア未来派や西欧の様々な理想主義的モダニズムのムーブメントを皮肉ったようなLuga Bovori伊/NYの作品、すぐその次がChales Gaines(USA)の今となっては笑えない飛行機がNYらしきジオラマの高層ビルすれすれの上空に飛んでおり、タイマーにより定期的に墜落して大破する仕掛けのあたかも9.11を予言したかのような1997年の「Airplanecrashclock」がある。この作品の周りにはさらに本人による何やら爆煙らしきドローイングが。

その隣にはアルゼンチンの大御所Leon Ferrariの独裁政権下ブラジルに亡命中の1965年のアメリカの戦闘機にキリストが貼付けになった作品など、ARTの感覚による未来を予言する能力の実証例とでも言うような作品が続く。

その他、爆撃されたベイルートの市街の写真や、アフガン〜イラク戦争で死亡したアメリカ人従軍者の情報をインターネットで検索し、3800枚のカードに似顔絵をかき、そのカードをアメリカ合衆国の地図の形に壁にディスプレイした作品など。

この作家Emily-PrinceはSan Francisco在住で1981年生まれ、ドローイングの拙さが逆にことの悲劇性を高めている。何だかGreen Day(http://www.wmg.jp/greenday/)
のAmerican Idiotが聞こえて来そうな感じ。

とにかく、Storr氏は、今回の展示を通じてARTの持つ、感覚で時代を先取りする能力、そして社会にあるいは警笛を鳴らし、次の時代の可能性を示唆する可能性=「ARTの存在意義」のようなものを改めて現前させたかったのだと思う。

そしてその考え方自体極めて典型的な西欧のモダニズムの文脈上のART観であることが2重の意味で今回の企画展の「落ち」だったのではないだろうか?

つまり、もはや自己言及的な自家中毒なのだ!

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