ミュージシャンとしてもゆーきゃんのステージは毎回好評を博し、共演したクラムボン、Caravan、向井秀徳、曽我部恵一、トクマルシューゴ、前野健太といったアーティスト達からも賞賛を受ける。 ゆーきゃんの囁くような歌声は、その透明度と小ささの故に、かえってひとの耳を惹きつけてやまない。京都大学西部講堂で彼のライヴを観たくるりの岸田繁は、心を揺さぶられるあまり直々にリリースを打診、主宰するNOISE McCARTNEY RECORDからバンド「ゆーきゃんwith his best friends」名義で「sang」リリースした程。 ソロ作品としては7年ぶりのリリースとなる今作はSAKANAの初期作品のプロデューサーやDATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENのライブDSD録音エンジニアとしても知られる音楽評論家の高橋健太郎氏の旧宅にて、取り壊しの数日前にひっそりと録音された(#1-#5)。キーボードにエマーソン北村、ベースに田代貴之(ex.渚にて)、コーラスに見汐麻衣(埋火)、そしてギターには高橋健太郎自身も参加。さらにアートワークはゆーきゃんにとって10年来の友人でもある京都在住の画家・足田メロウが手掛けている。