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イーグルスファンコミュの古川 中学時代に踏切内の女性救助で表彰も

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野球7日予告先発野球

<交流戦>

 巨人鍬原拓也−楽天岸孝之(東京ドーム=午後時計18時)



野球谷繁氏、楽天・茂木の一ゴロに「今の楽天打線を象徴している」野球


5日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−楽天戦』で解説を務めた谷繁元信氏が、

楽天・茂木栄五郎の本塁打を放った次の打席に苦言を呈した。

3回の第2打席に第3号2ランを放った茂木だが、6回一死走者なしの第3打席は初球のカーブに

一ゴロに倒れた。

これに谷繁氏は「ホームランを打った次の打席に、カーブを無理矢理打ってファーストゴロ。

打つ必要がないですよ。カーブを狙って振ってファーストゴロなら仕方がない。

でもあの打ち方は待っていないです」とチクリ。

「これが今の楽天打線を象徴している気がしますね。もっとじっくり攻めるべきだと思います」。

この日は巨人に勝利したが、楽天はチーム打率リーグワーストの.230、166得点と繋がりを欠いている。



野球楽天の未来を担う“5ツール・プレーヤー” 田中和基の勢いが止まらない野球


ぴかぴか(新しい)左右どちらでも本塁打が打てるパンチ力が魅力ぴかぴか(新しい)

走攻守の三拍子が揃う「5ツール・プレーヤー」になりうる可能性を秘めた逸材が、

ついにその本領を発揮しつつある。楽天の田中和基外野手が好調で、「3番・中堅」として抜群の

存在感を見せている。

担当スカウトだった沖原佳典氏が「強肩、俊足、そしてなによりスイッチヒッターで右でも左でも

ホームランが打てることが彼の最大の魅力です」と語った高い素質をいよいよ開花させつつある

田中は、勢いそのままに主力選手の座へと定着を果たすことができるだろうか


西南学院高校、立教大学を経て2016年のドラフト3位で楽天から指名を受けてプロ入りした田中は、

俊足と強肩を武器にルーキーイヤーから代走・守備要員として1軍で出場機会を得る。

この年のハイライトとなったのは5月20日の千葉ロッテ戦。

スタメン出場を果たしてプロ初安打を記録しただけでなく、延長12回に決勝2ランを放ってチームを

勝利に導き、1年目から確かなインパクトを残してみせた。

さらなる活躍が期待された今季は開幕1軍入りを果たしたものの、4打数無安打と結果を残せず

4月5日に2軍降格となってしまう。しかし、5月下旬に1軍に再昇格してからは打撃面で長足の進歩が

みられ、スタメンとして継続的に出場機会を確保。

5月24日からの9試合中8試合でヒットを放ち、守備でも6月1日の試合で大飛球を見事につかんで

併殺を完成させるなど存在感を発揮。

攻守にわたる活躍によって自らの価値を証明し、中堅手のレギュラー定着に向けて突き進んでいる。

5日の巨人戦では「1番・中堅」で4打数2安打の活躍を見せ5月26日から8試合連続安打を継続。

それだけでなく、5月26日から6月1日にかけては5試合で4本塁打を放って長打力も証明。

打順も当初は9番だったが、この大活躍を受けてクリーンアップの一角である3番を任されるように。

徐々に周囲からの信頼も高まっていることをうかがわせており、一気にチームの主軸へと

駆け上がっていきそうな勢いすら感じさせる。


ぴかぴか(新しい)楽天の課題・機動力不足を解消できる俊足の持ち主ぴかぴか(新しい)


入団時に沖原スカウトが「チームの中心になれる」と評したとおり、田中がこのまま主力に定着すれば、

楽天にとっては積年の課題を解消することにもつながってくるだろう。

楽天の盗塁数は昨季がリーグ5位、一昨季と今季がリーグ最下位と、機動力を使えているとは

言いがたい状況だ。

しかし、田中は昨季に限られた出場機会でチーム最多タイの7盗塁(失敗2)を記録しており、

今季はここまでチーム2位タイとなる5つの盗塁を決めて失敗はゼロ。俊足の持ち主であり、

成功率も確実に向上している田中がシーズンを通じてスタメンとして出場すれば、

チーム盗塁数の大幅な増加も見込めるはずだ。

俊足、強肩に加えてパンチ力も兼備していることを改めて示した田中は、沖原スカウトが

「トリプルスリーを目指せる選手」と絶賛した高いポテンシャルを1軍の舞台で証明しつつある。

もちろん、スタメン出場が続くことによって疲労が蓄積し、他球団の研究も進んでいくここからが本人に

とっても正念場となってくる可能性は少なからずあるだろう。

しかし、23歳の若武者がこのままスタメンに定着すれば、走攻守の全てにおいて現在の楽天に

足りないものをもたらしてくれると表現しても決して過言にはならないはずだ。

これまでチームを支えてきた選手が軒並み苦しむ中で、田中は今後も臆することなく

豪快なバッティングを披露し、チームの新時代を担う旗手となることができるだろうか。



野球古川 中学時代に踏切内の女性救助で表彰も野球


<とっておきメモ>


楽天5年目右腕の古川にとって、救助ならお手の物だ。佐賀・武雄北中学2年の時だった。

古川少年は、母ゆかりさんと車に乗車中だった。自宅近くの踏切に差しかかると、踏切内で座り込んで

いた女性が目に入った。

驚く暇もなく、すぐさま車の外に出て、母と2人で協力してその女性を引きずり、踏切の外に出した。

発見から救護までの一連の迅速な行動は地元でも、大きな話題を呼んだ。

武雄警察署長の吉永正警視から感謝状を贈られるとともに、佐賀県教育委員会の川崎俊広教育長

から表彰状を受け取った。

古川は当時のことを「覚えていますよ。とにかく必死でしたね。がむしゃらだった気がします。

早く助けないといけないって話して。とにかくびっくりしましたけど」と振り返る。

心優しき一面を持つ一方で、幼少期から豪快さを兼ね備えていた。

家族だんらんで、すき焼きを囲んでいた際、両親が目を離した隙に生卵3個を飲み干した。3歳でだ。

父雄一さんは「もうびっくりですよ。えーって言った時には遅かったけど、笑いながら『ごくごく』って

飲んでいましたから。本当にあぜんとしましたね」と目を丸くしたというが、

本人は「好きだったんですよね。よく飲んでいた記憶あります」と笑ってみせた。

保育園の卒園式では「ホームランバッターになりたい」と語り、かつては巨人ファンとして、

ゴジラ松井に憧れを抱いていた古川少年。3歳から小学校3年まで水泳を習い、基礎体力を養い、

小学校から中学まで習った8段の腕前の書道で、心を整えてきた。

親戚には競輪選手がいるが、2歳からボール遊びを始めた野球でついにプロとしての第1歩を

踏み出した。

「やっとプロ野球選手になった気がします」。レスキュー古川“隊員”が、チームの連敗を止めてみせた。

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