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分子進化の中立説コミュの遺伝的浮動

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分子進化の中立説の基本的なアイデアの一つである遺伝的浮動とはどのようなものか、考えてみることにしましょう。

コメント(1)

遺伝的浮動の概念を、模式図でイメージしてみましょう。

・左の図、右の図共に縦軸に世代を数字で表しています。
・左の図の○の中の数字は、遺伝子(又は分子)を表しています。
・遺伝子(又は分子)は個体と共に存在します。
・個体が子孫を残すことによって、その個体が持つ遺伝子も次世代に引き継がれます。
・ここでは、自然選択圧は考慮しません。
・世代0の時、6の遺伝子でスタートすることとします。
・集団に維持される遺伝子は、6つのまま変わらないものとします。
・子孫の残し方は、遺伝子型に依存しません。

図の世代0の時、1と4の遺伝子は、次の世代に引き継がれませんでした。この遺伝子を持った個体が、子孫を残すことができなかったからです。遺伝子は、個体なしには次世代に引き継がれることはありませんので、一度途絶えた遺伝子は、2度と復活することはありません。2と3の遺伝子は2つずつ、5と6の遺伝子は1個体ずつ次世代に伝わりました。世代6で、全ての遺伝子型は3だけになりました。これを集団分子遺伝学的な「固定」と言います。

固定に至った遺伝子3に注目して、この系図をつくると右の図のようになります。世代0にさかのぼると、1つの共通祖先の遺伝子にたどり着くことができます。

このように、子孫の残し方にばらつきがあり、たまたま運良く子孫を残せたものだけが次世代を構成する進化機構の原動力を、遺伝的浮動といいます。

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