Pree のメタパターンの考え方は、``The UML Profile for Framework Architectures'' ISBN 0-201-67518-8 において、`Framework Construction Principle' として受け継がれています。フレームワーク構造の記述に適している、というのがそこでの主張でした。
なお first author の James Coplien は、「C++ プログラミングの筋と定石」の著作がある C++ の手だれで、PLoPD (Pattern Languages of Program Design) シリーズのエディタを務めるなど、ソフトウェアパターンのコミュニティでも指導的な役割を果たしてきた人です。「マルチパラダイムデザイン」も彼の手によるもので、commonality / variability 分析などの優れた提案を行なっています。
今回依頼のメールをくれた second author の Neil Harrison も、PLoPD シリーズのエディタとして活躍しているだけでなく、パターンを書く人・コメントを与える人のための `The Language of Sphepherds' といったパターンを書くなど、パターンについて極めて造詣が深い人です。