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PBM『Ster Squall』コミュの[スケジュールとオープニング]

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[スケジュールとオープニング]
1月20日までキャラクター募集し、30日に第一回テイル発送
以下第二回が2月15日、第三回が2月28日、第四回が3月15日、第五回が3月30日仕上がり予定、テイル発送後4日後がアクト〆切日となります。


Side-A 大地防衛軍と月の抗争
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今まで形式上でしかなかったはずだが、今回に限っては少し、時間がかかった。
仕事前にはいつもしていることで、時にわずらわしいとすら思う作業のはずなのだが。


蛍のように光る、緑色の月。
流星はまだちらほらと、いつものような少数の報告しかなく
不穏な空気というにはまだ無駄に国民の不安を煽るだけというのは承知の上。

私は立場上、最悪の事態を想定すると
おそらく近々過去に例を見ないシャイアとの大規模戦闘の幕開けとなるでしょう。
観測されているだけでも月に終結しつつある勢力約4万。
私を始め全力で防衛軍が迎え撃つ所存ですが、万が一の時は後を頼みます。

いってきます。さようなら。



宛名を書いた封筒に入れ封をする。
届けたいわけではない。しかし、書かないわけにはいかない。
事務室の外に設置された、赤い郵便ポストを模した箱に投函する。
箱の横にあまり大きくない字でこう書いてあった。
遺書入れ。

重い玄関の扉を開ける。
冷たい夜風が舞い込んできた。
上を見上げる。雲の少ない穏やかな夜だ。
夜に出撃命令があることは珍しい。が、行かないわけにもいかない。
アトリア・フォーマルハウトは軽く帽子を直して、防衛軍第38基地を後にした。
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Side-B 楽園と呼ばれし平和の影
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天文部の観測に寄ると、今日はとてもとってもキレイな流星が1つ落ちてくるそうです。
しかも学園のかなり近くで見られるそうです。
世界中の支援の元に立てられた、世界最高峰のレベルにして、絶対の勉学の保障を謳うこの学園ですから、それこそ月の民が来る事なんてなくって、流星が近くに落ちてくることなんてめったにめったにないことなので、どきどきです!

もうすぐ秋の学園祭もあるそうです。
今から楽しみで寝付けません。寝付けないついでに、流星を見てから寝ようかなぁ。

日記がヨダレでぐっちょぐちょになっている。
机に突っ伏したまま寝てしまっているルームメイト…ミルファ・クシーの背中に毛布をかけてやり、開いていた窓を閉めた。
「あらあら、また散らかってる」
その辺に転がっていた筆記用具をまとめ、腕時計やペンダントもまとめてトレーにおいてやる。
それほど広くない部屋に二段ベットと、机が窓の前に1つ、ドア横に1つ。後はクローゼットしかない寮の1室だ、ちょっとした部屋の散らかりも寝起きの朝には地雷と化すからだ。
「ふぅん、あの方が来るなら、ご挨拶しておかないと。後準備もいるかしら」
よいしょ、と音もなく上に扉を持ち上げる。
「おやすみなさい、いつもベットで寝なくて助かるわ」
ぼんやりと体に光を灯しながら、ルームメイトは秘密の地下室へと姿を消した。
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Side-C 巨人との衝突と月の民の探し物
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追い詰められていた。
町全体が廃墟と化したようにボロボロの区画。
外ならばまだよかった。だが、狭い室内で窓もない。
天井が木が腐ってミシミシしているが、そこに穴を開けて突破というわけにもいかない。
巨人の少年は必死で辺りを見回す。なんでもいい。武器になりそうなもの、逃げ道になりそうなもの。つーか何もない。
ただ1つの扉は一応閉めて置いたものの、それだけだ。
もう足音で防衛軍の連中が何人か来たのがわかっている。

おなかもすいた。2日くらい何も食べてない。
寒い。拾い集めたぶかぶかの半袖シャツ。ぶかぶかだから腹に端を巻きあげて多少暖かいくらいだ。
ゆっくりと扉が開いた。誰もいないがいるのはわかってる。
「おとなしくしてくれっと弾の無駄がなくていいんだがなぁ」
ゆっくりと一人出てきた。
サングラスをかけた男だ。
やたらトゲトゲしたように見える。
「?前に、どこかで会ったか…?」
「そりゃあ会ったかもしれんし、そうでもないかもな」
追い追われる身ならそうかもしれない。所詮ヒトなんて覚える前に会わなくなるもんだ。
「ま、いいか」
サングラスの男が銃を構えた。
もう駄目だろう。

轟音。

メシメシと砕かれる音がやけに他人事のように聞こえる。
ってか俺じゃないし。
砕かれたのは天井だった。何かが落ちてきたのだ。
すかさず防衛軍員が雪崩こみ落下物に銃を向ける。
「あ、いたいた。私貴方の敵じゃないから。ちょっと見てて」
月の民だ。間近で見るのは初めてになる。
彼女は防衛軍を制し、俺のほうへ向き直った。
「え、防衛軍の敵じゃないなら…」
「用があるのは貴方」
月の民は懐から小さな箱のようなものを取り出すと、こちらに向かってきた。
「く、来るな。」
斥力発動。手を月の民にかざす。
「あなたのその傷じゃあ、能力は発動しないわ。ほら、毒がどんどん回って気持ち悪くなるでしょう」
かざした手が震える。本当だ、あちこち擦り傷はあるが、どこかに破傷風でも持っていたのか。
冷静に考えれば今来た月の民のまやかしだろうが、防衛軍はあえて何も言わなかった。
箱を俺の頭にかざす。
ピッ
カタカタカタ

「あー、CCDEE。特に重要要素なし。じゃ、もういっかな。防衛軍さん、後よろしく頼みますわ。」
「お、おう」
我に返ったように防衛軍が銃を構える。
俺の前からどいた月の民などいなかったかのように、俺に銃を向け

撃った。

「あ…あぅ…」

俺への弾痕は外れていた。たぶんわざとだろう。
月の民が腹の辺りを深く切られ、倒れていた。
「囮ごくろうさん。建物内に逃げ込むからダメかと思ったけど、ま、結果オーライだな。」

誰が敵で、誰が味方なのか。さっぱりわからない。
ただ俺は、今この場に生きていることを嬉しいと思った。

コメント(2)

>はたたがみ
わーい(嬉しい顔)了解しました!
おつかれさん
オープニングいいなぁ。
なんとなく、世界のイメージが伝わってきました。

楽しみにしてます^^

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