英国公認会計士コミュの東北地方太平洋沖地震への寄付に関して - GIFT AID -

管理人です。

このたびの東北地方太平洋沖地震で被災された方々のために、英国内でもすでに、義援金を送るという行動を起こされた方は少なくないかと思います。

英国大使館には、3月13日、とりあえずRed CrossのJapan Tsunami Appeal枠での寄付を受け付けるページへのリンクを貼ってありましたので、他のチャリティも動いてますが、Red Cross経由がメインになると思います。

http://www.redcross.org.uk/Donate-Now/Make-a-single-donation/Japan-Tsunami-Appeal

3月16日付けで、日本大使館でも寄付を受け付けるとして、口座開設を急いでいるみたいですが、今の段階では小切手での受付のみのようです。

http://www.uk.emb-japan.go.jp/jp/news/23_03_16_donate.html

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ここでなのですが、会計士・会計学生の皆様ですので、Gift Aidという言葉を聞いたことがあるかと思います。

まだTax Paperまで行ってない方に、簡単に説明すると、Gift Aidという制度は、UK内でチャリティ登録している団体に寄付した場合、寄付者がIncome Taxを払っている人であれば、寄付した額が免税になります。その免税という意味は、免税分が寄付者に返ってくるわけではなく、HM Revenue & Customが寄付をもらったチャリティ団体に払い戻すしくみです。

http://www.redcross.org.uk/Donate-Now/Donation-enquiries/Gift-Aid-and-tax-efficient-giving

Red Crossの寄付ページはよくできているので、どれだけの金額が上乗せされるか、目で見ることができます。例えば￡25の寄付をする場合、Gift Aidは28.21％なので、トータルで￡32.05の寄付をしたことになります。

アルバイトでもなんでも、Income Taxを払ってる人は、このBoxをチェックすれば、あとのことはチャリティ側がやります。

日本大使館は、

（注：なお、当館は、英国政府の歳入関税庁により認定を受けた慈善団体（charity）に該当しないため、上記の当館宛てのご寄付は、英国での課税上の特別措置の適用対象外となります。また、義援金のご送金に係る手数料は、右義援金から賄わせていただきます。これらにつき、予めご了承下さい。）

と明記しています。これは、日本大使館に送られてきた寄付は、このGift Aidの対象外になるということです。

実は私が今の職場で携わっているのが、このGift Aidに関するもので、Standing Orderで来る寄付の2%が、なんらかの理由でAuto Reconciliationからはずれてしまうので、それをマニュアルで対処してます。我がチャリティに寄せられてくる寄付のうち、ほんの一部ですが、私一人で年間￡350ｋほどのGift Aidのクレームをできています。28％ってかなりの金額です。

もし周りに、今から、もしくは追加で義援金を送ろうとなさっている方がいらしたら、是非Gift Aidのことを教えてあげてください。寄付する人は、BoxにTickするだけです。なんやわからんから、変にTickするんはやめとこ、じゃなくて、もしIncome Taxを払っている人だったら、堂々とTickを入れてください。

ちなみに、Save the Children のJapan Supportはこちら。
http://www.savethechildren.org.uk/en/japan-earthquake-and-tsunami-appeal.htm?sourcecode=A11038054