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ギルガメッシュの酒場(仮)コミュのサーコート三分作成教室

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遅れに遅れましたが

兼ねてからやるやると言っておいたのに、ちっとも進んでいなかった
サーコートの作成教室を載せておきます。

本人の不徳と致すところで
こんな期日まで何も用意出来なかった事に深くお詫びいたします。

またデジカメの調子が悪く、携帯電話のみの画像となりました。
大変画質が見づらい部分もあると思いますが
質問等を受けてカバーしますのでご了承下さい。

コメント(20)

まずサーコートを作る前に、そもそも「サーコート」ってなんだ?
という簡単な話からさせて頂こうと思います。

サーコートとは、凄く分かりやすくいうと
中世の戦場での敵味方の識別用の衣服、という事になります。

なにしろ中世の戦場では敵も味方も鎧を着ています。
敵だと思って殴りかかったら仲の良いお隣の領主だったとか
そんな話は良くあったようで、そんな同士討ちを避ける為に
生み出されたのが、自分の紋章やら領主の紋章やらを
デカデカと描いたというわけです。

そんなサーコートですが、もう一つ
いや寧ろこっちのが本分なんじゃないかという重要な役割があります。
それは鎧の防暑対策です。

取り合えずここで有名なデザインのサーコートの画像を見てみましょう。
テンプル騎士団のイラストです。

中世好きでなくても彼等の名前やこの衣装を
目にした事がある方は多い思いますが
イラストで彼等がチェンイメイルの上に重ねて着ているのが
サーコートとなります。イラストでも棒線付きで名前がついています。

そうです。彼等十字軍が聖地エルサレムへの遠征に赴いた時に
熱砂の砂漠や荒野を越える時に鎧や兜が日に熱せられ過ぎない様にと
作られたのもまたサーコートの役割なのです。
さてここで私の所有するサーコートを披露しておきましょう。

真ん中から右半分は自分で手作りしたものです。

右二つは記憶を頼りに(漫画も参考にして)作った
なんちゃってテンプルナイト衣装です。
真ん中はデザインに惚れて作った
ナイトオブホスピタラー(聖ヨハネ騎士団及び、赤十字の元祖)のサーコートです。
今はこれが私の所属する中世文化研究団体「AVALON」の
メインの装備品となっています。

余計なものも一個混ざってますが、まあ若気の至りということで
さて、画像を見て鋭い方はお気づきだと思いますが

サーコートのデザインは簡単に言ってしまえば「貫頭衣」です。
なので、布一枚とハサミ一本あればだれでも3分で作れてしまいます。
切る部分も大まかに分ければ
「余計な布地のカット」「頭を出す穴のカット」「裾の股分けのカット」の
以上三つでしかありません。

あとはそのサーコートに画像のように紋章をつけたり
バイアステープを(縁の解れ止め)つければサーコート一丁あがりです。
どうです。簡単そうでしょう?

もしバイアステープをつけるのが面倒であれば、ベルベッドっぽい
解れない生地を買ってくれば良いわけです。
ベルベッドと描くとなにやら高そうですが
似たような布地は1メートル辺り¥600〜1000くらいで買えます。
これをさっきのイラストのように前後に垂らす事を考えて
身長173の自分で頭と膝下までの長さを差っぴいて140cmと仮定しても
長さ3メートルと肩幅の分だけの布地があれば
サーコートには十分間に合います。

ちなみに布地屋さんでは大抵量り売りの布の幅が1メートルですから
肩幅の分を見繕っても長さ3メートルの布を買えば
それだけでサーコートニ着分です。
さて、では実際に三分で作ってみましょう。
まず、好きな色の布地を買ってきて、図2のように肩幅に切ります。

兎に角真っ直ぐ切れれば良いので
折りたたんでマチ針で固定して切っても良いですし
なんならガムテープをまっすぐ貼って、それを目印にして切ってもいいです。

かなり乱暴ですが、面倒くさいと忌憚されるより良いですw
布地屋で解れない布地が分からなければ
店の人に「解れにくい布地を下さい」と言えばOKです。
次に、前後に折り畳み、丁度真ん中の部分に頭の入る穴を作ります。
これは丸くきっても三角にきっても構いません。
ただ、余り大きくしすぎると中に着ているTシャツ等が見えて格好悪くなるので
ちょっとずつ切っていって、頭が入るかどうか試しながら進めると良いでしょう。
ちなみに画像は自分が一番初めに作ったサーコートですが
解れてしまう布地を、縁の折り返しもせずに作ったのでご覧の有様です。

長らく甲冑戦闘に使っていたので鎧の油汚れもあちこち付着していますが
ただ、これはこれでガンプラの汚しみたいで格好良いと思ってますw
それが証拠に、私がサーコートを含めた全身装備を整えると
こんな感じになります。

紋章は気合の手縫いです。
自慢じゃ有りませんが自分の中学時代の家庭科被服は2です。
どんなぶきっちょでもやれば出来ますので、チャレンンジして下さい。
特に男性のかたw
さて、話が脱線しましたが
最後にサーコートの股の部分の前後に
股割用の切れ目を入れて下さい。

はい、これでもう基本の形は完成です。
えー こんなもんでいいの? という声が聞こえてきそうですが
本当にこんなもので良いのです。

以前にも書きましたが、あくまでもサーコートは
アイテムの一つでしかありません。
それと一緒に身に付ける革のベルトやポーチとまとめて
それっぽい雰囲気を作り出すことが重要なのです。
同様にズボンは適当に地味なのを、後はそれっぽいブーツを履きましょう。

で、取り合えず完成したサーコートを着てみます。
まずは中世っぽい太目のベルトを
模様は蔓草の模様でそれっぽい配色のを
適当にジーンズメイトで買って来ました。(¥1000)
裏地処理されて無くてもいいのなら
上野でまったく同じものが¥500でした。

中世のベルトは本当なら先端の部分がもっと長くて
下にビロ〜ンと垂らすのがお洒落なのですが、今回はこれでOKでしょう。
次に小物を吊るします。
土産物屋で狩ったペーパーカッター(¥1200)を
どっかのミリタリー中古屋で買ったバヨネット差し(¥500)に入れて
普段使ってる財布ポーチ(¥1480、兼任なので只?)も付けてみます。

画像では分かりやすいように茶色のTシャツを着ていますが
黒っぽい衣服を身に着ければ一層らしくなると思います。

参考までに究極に中世&ファンタジーっぽくみせる衣装として
クローク(マント)の存在があります。
サーコートと一緒に身に着けるとこんな感じです。
調子に乗ってポーズまで付けてみましたが
まさにシーフ! といった感じが出てると思います。

着こなし方では、騎士にも魔法使いになる事も可能です。
もし機会があれば、クロークの作り方講座もやりたいと思いますので
興味のある方は次回の開催にご期待下さい。
ただし、こちらは型紙とミシンが必須になります。
手縫いで出来ない事も無いですが。
恐らく塗っている時間だけで12時間以上かかると思います。

最後にワンポイントアドバイスとして

サーコートは切った形そのままで着ると
肩のラインの部分がどうしても余った形になって不恰好になりがちです。

なので肩の部分を内側から外側に向かって
ちょっとずつ肩のラインに合わせて縫い合わせていくと
このように衣文掛けにかけても自然と肩のラインが出るようになります。

糸と針があれば左右合わせて十分で出来る作業です。
是非とも最後の処理としてやってみて下さい。
サーコート参考画像

お揃いのを大勢で身に付けるのは相当格好良いです。
是非とも大勢の仲間を作りましょう。

何か質問があればどうぞ

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